記事一覧

【初心者向け】ワイヤレス・イヤホンとスマホの通信〜猿でもワカルし、ワカルと楽しい!Bluetoothコーデックのまとめ

この記事を書いた人
カーミー
社畜ブロガー

雑記ブログ『Studio Kamix』管理人の社畜ブロガー「カーミー」です。無意識に良い人を演じますが、ゲスで小狡いスケベ野郎が内に潜んでます。写真・音楽・ガジェット・物書きが好きという無節操が未だ止まらないアラフィフ男子です。プロフィール

こんにちは、イヤホン大好き

Studio Kamix(スタジオ・カミックス)のカーミーです。

 

ワイヤレス・イヤホンのBluetoothコーデックについてまとめました。

この記事ではワイヤレス・イヤホンのBluetoothコーデックについておおまかなところを押さえることができます。

この記事で分かること

この記事を最後まで読んで頂くと・・・、

ワイヤレス・イヤホンの仕様で書かれている「aptX対応」とか「SBC、AAC、aptXの全てに対応」「LDAC完全対応」みたいなすごそうなんだけど、よく分からない・・・?

と云った仕様の意味がほぼ分かる様になり、ワイヤレス・イヤホンやスマホを買う時の基準を持てる様になります。

注意

とにかく初心者の方にわかりやすくをモットーに解説しますので、ガチの難しい知識をご所望の方は申し訳ありませんが他を当たってください。

Bluetoothコーデックとは?

さて、まずはBletoothコーデックとは何なのか?

出来るだけ簡単に云うと・・・

「Bluetoothで音楽のやりとりをするためのデータの圧縮技術」です。

Bluetoothコーデック解説

(例えば)

スマホとワイヤレス・イヤホンで音楽を聴く場合、

スマホからイヤホンへ音楽のデータを渡すことになります。

その時に、出来るだけ「早く」渡すために

音楽データを「小さく圧縮」して、

その後またデータを「戻す」のがコーデックの役割です。

Bluetoothコーデック解説

スマホで小さくしたデータを無線規格のBluetoothを通じてワイヤレス・イヤホンに送り、

今度はイヤホン側で受け取ったデータをコーデックを利用して、

音として聴ける様にデータを戻します。

 

その結果、イヤホンから音が出る

と云う仕組みですね。

音が出るまでの流れ
  1. スマホでコーデックを使って圧縮
  2. Bluetoothを通じてイヤホンに圧縮したデータを送る
  3. イヤホンでデータを受け取る
  4. イヤホン側でコーデックをつかって元に戻す
  5. イヤホン側で音として再生する

Bluetoothコーデックには種類がある?

コーデックが何をしてるのか?

が分かったところで、次はコーデックに種類があるのはなぜか?

 

そう、コーデックには色んな種類があります。

なぜか?

いちばんの理由は「進化している」から。

コーデックも日進月歩でより良いものに進化して新しいものが作り出されています。

結果、種類が増えていく、というわけですね。

コーデックの用途やスマホやイヤホンに応じて、音質に特化したものやサイズを小さくすることに特化したもの等色々あるわけですね。

Bluetoothコーデックが違うと何が変わる?

さて、コーデックには種類があることが分かりました。

では種類が変わると一体何が変わるの?

と云うことですが、

大きくは音の「遅延(音の遅れ)」「音質」の二つです。

遅延

遅延は文字通り「音の遅れ」のこと。

音楽を楽しむだけなら遅延を感じることはないでしょう。

ただし、動画やゲームになると映像と音声とのシンクロが大事になります。

ミュージックビデオなら歌手の「口元の動き」と流れてくる歌がずれていると興醒めしますよね。

シューティングゲームとかなら画面の動きと効果音がずれるとプレイしづらいでしょう。

なのでコーデックによっては遅延に弱いコーデック、強いコーデックが出てきます。

音質

そしてやはり「音質」にも差が出ます。

データを出来るだけ小さく圧縮すれば、データが軽くなるのでイヤホン側での受け取りが早く、前述の遅延が少なくなります。

ただし、その分音質を犠牲にするかもしれません。(※コーデックによる)

コーデックによっては音質を出来るだけ落とさず、なおかつ軽くするという次世代の画期的なコーデックも出てきています。

何が変わるのか?まとめ

このようにコーデックによって「音の遅延」と「音質」の二つが変わるわけです。

それぞれのコーデックの特性を「遅延」と「音質」の面からまとめるとこの様な分布図になります。

Bluetoothコーデック比較

Bluetoothコーデックの基本を押さえよう!

色々な種類のコーデックの基本中の「キ」をまずは押さえましょう。

現在、基本となっているコーデックは以下の3つだと言えます。

基本となるBluetoothコーデック

SBC  AAC  aptX

<各コーデックの仕様>

SBCAACaptX
遅延170〜270ms90〜150ms60〜80ms
サンプリング周波数48kHz/16bit48kHz/16bit48kHz/16bit
スマホ標準コーデック主にiPhone,iPadで採用

一部Androidで採用

Androidで採用

SBC

SBCコーデックは全てのワイヤレス・イヤホンに搭載されている基本コーデックです。

いわゆる「業界標準コーデック」です。

これに対応できてないとお話にならないと云うコーデックですね。

AAC

AACコーデックはAppleのiOSを搭載したiPhone、iPadで使われているコーデックです。

(Android端末はAndroid8.0以降でAACに対応している様です。)

逆にiPad、iPhoneはAACSBCしか対応していません。

ワイヤレスイヤホンに革命を起こしたApple AirPodsシリーズも当然「AACコーデック」と云うわけですね。

AACは業界標準のSBCと比較して「音質が良い」と云うのが定説になっています。

aptX

現在のAndroidスマホの標準コーデックである「aptX」はアメリカの半導体メーカーであるクアルコム社が開発したコーデック。

SBC、AACよりも「高音質・低遅延」だとうたわれている高性能コーデック。

基本の3つのコーデックの中ではもっとも優れた性能のコーデックと云えるでしょう。

ただし、iPhone、iPad、AirPodsは当然のことながら対応してません。

(MacはOSと設定次第で使えます。)

進んだBluetoothコーデックはどんなの?

基本の3つを押さえたら、さらにその他の進んだコーデックについても知っておきましょう。

前述のアメリカの半導体メーカー・クアルコム社が開発しているaptXコーデック・シリーズ。

こちらの進化系コーデックに以下の3つがあります。

aptX-HD

aptX-HDは「HD」がついているくらいなのでaptXの上位バージョン。

簡単に云うと「ハイレゾ音源」が扱えるコーデックです。

音質が飛躍的に上がりますが、当然のことながらスマホ側もaptX-HDに対応してないといけないです。

さらに聴く音源もハイレゾでないと意味がないです。

現状であれば「Amazon Music Unlimited HD」や「TIDAL」とかになるでしょうか?

ハイレゾ音源は正直、別次元の音になります。

少し先の未来のスマホやイヤホンは全て全てハイレゾ対応になるでしょうね。

もちろん楽曲も全てハイレゾでリリースされることになるでしょう。

そんな「未来が先取りできる」コーデックです。

参考:ハイレゾのイヤホンSIMGOT EK-3について書いた記事

aptX-LL

aptXを「超・低遅延」にしたのが「aptX-LL」

LLは「Low Latency = 低遅延」の頭文字だそうです。

とにかく「低遅延」に特化していて数あるコーデックの中でも最高ランクの「低遅延」を実現している。

本気でゲームをやっていたり音ゲーなんかをやられている場合はこのコーデックが最適かもしれません。

aptX-Adaptive

通信状況や音楽の再生状況にあわせて品質を変化させながら最高の状態に合わせてくれるという魔法のコーデックがaptX-Adaptive。

「Adaptive = 適応させる」という意から状況に合わせて最高の再生をしてくれるという優れもの。

最大で「ハイレゾ級の音質」を実現しつつ

「低遅延」も実現すると云う夢の様なコーデック。

ただし、まだまだ普及してないのでスマホ、イヤホンともに実装されていくのはこれからになるでしょう。

自分の使ってるBluetoothコーデックは何?

ところで、自分の使っているコーデックは何なのでしょうか?

AppleのiPhone/iPadでAirPodsシリーズを使っている人なら間違いなく

「AAC」です。

Androidスマホを使っている人なら

「AptX」シリーズが多いでしょう。

SONY XperiaやWalkmanの新しいやつを使ってる方は「LDAC」にも対応しているんじゃないでしょうか?

ハイレゾ音源を聴ける準備ができてる!ってことですね。

 

ワイヤレス・イヤホン側もそれぞれ対応しているコーデックが違いますので、取説や仕様を確認してみてどのコーデックを使っているのか?

知っておくと良いですね。

いくらイヤホン側が優れたコーデックに対応していても、スマホがそのコーデックに対応してなければ、お互いに対応している下位クラスのコーデックで通信することになります。

Bluetoothコーデック 上位互換

分かりやすい例で云えば、

AppleのAirPodsをアンドロイドスマホにつなげて再生した場合・・・・・、

コーデックは「SBC」を使うはずです。(Android8.0以降であればAAC)

なぜならAirPodsとAndroidスマホが共通して対応しているコーデックが「SBC」(一部AAC対応)だから。

この例を理解しているとコーデックに対する理解がすすむと思います。

ハイレゾ音源が聴けるBluetoothコーデックは?

ハイレゾが聴けるコーデックはそんなにたくさんありません。

ハイレゾの音源自体がまだまだ普及していないのでこれから期待の次世代規格ですよね。

現状では前述の

米クアルコム社の

aptxHD

SONYの

LDAC

でしょうか?

 

もちろんどちらもスマホとイヤホン(或いはヘッドホン)両方このコーデックに対応してないといけません。

 

そして、もちろん音源もハイレゾ音源。

ハイレゾ音源がスマホでワイヤレスで聴けるって素晴らしいですね。

ただし、スマホとワイヤレス・イヤホンがaptX HDかLDACに共通して対応していて音源もハイレゾでなくてはいけません。

環境を揃えるのがけっこう大変ですが、

その音質は段違いです。

VHSビデオからDVDになったくらい・・・?

HD映像から4K映像に変わったくらい・・・?

のインパクトはありますので、ぜひお試し下さい。

これからのBluetoothコーデックは?

コーデックは様々なメーカーから独自のものも出てきている。

高音質・低遅延を目指しつつ、各社が覇権争いをしてイニシアチブを取ろうとしている様子がうかがえる。

代表的なものはこちら

SONY の LDAC

SONYが開発した非常に高音質のハイレゾ規格。

SONYのXperiaやWalkmanは当然対応してるでしょうね。徐々にシェアを伸ばしているみたいです。

Androidでも対応しているものは少なくない様です。

Samsung の Scalable CODEC

GalaxyスマホとワイヤレスイヤホンのGalaxy Budsが対応している様ですね。

GalaxyスマホとGalaxy Budsであればかなりの高音質・低遅延が実現される様です。

「Galaxy好き」なら嬉しいですね。

HUAWEI の HWA

Huawei製のスマホやワイヤレスイヤホンが対応している様ですね。

音質ではSONYのLDACに及ばないものの低遅延能力は高いみたいですね。

HUAWEIのハードは普及価格帯のものも多いので、安く実現するとありがたいですね。

次世代コーデック LC3

さらに新しい次世代コーデックも開発されているらしいです。

「LC3」

SBCの倍の能力らしいです。

>>LC3の記事

 

各メーカーがしのぎを削って群雄割拠の状態なのでまだまだ改良されて、もっともっと良くなっていきそうですね。

ずばりワイヤレスイヤホンを選ぶ時はどうしたら良い?

ここまで読み進めてもらえたら、大まかにBluetoothコーデックについて分かってもらえたのではないだろうか?

大事なことは、

自分の使っているスマホとワイヤレスイヤホンが対応しているコーデックが何なのか?

というのを理解しておくこと。

 

それからイヤホンやスマホを新しく買うときは対応コーデックをチェックしておいて、自分の使っているものがそのコーデックに対応しているかどうか?

は事前にチェックしておきたいですね。

「最新の〇〇コーデック搭載!」

と云う宣伝文句につられて買ったものの

自分のスマホやイヤホンはそのコーデックに全く対応してなかった・・・。

なんて事になると悲しいですからね(笑)

コーデックを知るとイヤホン・ヘッドホン選びは楽しくなる

いかがでしたでしょうか?

Bluetoothコーデックのことを理解すると色々と世界がひろがりませんか?

僕はBluetoothコーデックのことを知ってもともと好きなイヤホン・ヘッドホンがますます好きになりました。

 

最後に、個人的に思う事ですが、

僕はApple信者なのでAppleのこれからのコーデックはどうするのか?

と云うのが、とても気になります。

正直、コーデックの世界が少し分かると「Appleはその分野で遅れている」と感じます。

 

それはAppleもよく分かっているはず。

なので、おそらく周到に用意をされていて、

そのウチ、Apple独自の高音質・低遅延コーデックを出してくるのでは・・・?

と予測しています。

 

おそらくApple Musicもハイレゾ対応の準備をしてるはずなので・・・、

Apple Music HDみたいなやつと一緒にリリースでしょうか?(笑)

そのリリースとともに新コーデックを搭載した新iPhoneや新AirPodsもリリースするんでしょうね。

そう考えるとワクワクします。

 

まだまだテクノロジーは進歩しそうで楽しみですね。

ワイヤレスイヤホンに関する記事です。よければ合わせて読んでみて下さい。
防水防塵規格 IPXX【覚えとくと役に立つ!】スマホやカメラ精密機器の『防水/防塵』性能規格【IPXXコード】の読み取り方と簡単な覚え方 earphoneイヤホン使うなら「インナーイヤー(インイヤー)型」と「カナル型」の違いを知っておかねば!!〜誰も教えてくれなかった見分け方。
COUMI TWS-834A 【レビュー】格安ワイヤレス・イヤホンCOUMI TWS-834A〜最近少数派のインイヤー型で自分の耳に合わせるイコライジング・アプリが意外にグー。 Tribit FlyBuds3 【レビュー】Tribit ワイヤレスイヤホン FlyBuds3〜格安なのに高音質!おまけにモバイルバッテリー機能も備えたニクイやつ。 TaoTronics SoundLiberty97 (TT-BH097) 【レビュー】格安スタンダードなワイヤレス・イヤホンの決定版『SoundLiberty97(TT-BH097)』はデビュー機にもセカンド機にも最適! ausounds-au-flex-anc 【レビュー】ネック・バンド式はワイヤレス・イヤホンの最適解かも!AUSOUNDS『AU-Flex ANC』はノイキャン・外音取込・ハイレゾ対応『無敵』の全部入り! 低音カットの耳に優しい「ソフト・ノイキャン」と外音取込機能搭載の格安ワイヤレス・イヤホンCOUMI『ANC-860』〜この機能では最安クラス? イヤホン&ヘッドホン アマチュア・ミュージシャンの端くれ!『イヤホン大好きカーミー』が2020年にレビューしたイヤホン&ヘッドホンたちをまとめました! 【レビュー】『AirPodsProをスルーした諸君!我々の勝利だ!』ノイキャン&外音取込機能搭載の格安ワイヤレス・イヤホンTaoTronics SoundLiberty94(TT-BH-094)降臨 earphone イヤホン使うなら「インナーイヤー(インイヤー)型」と「カナル型」の違いを知っておかねば!!〜誰も教えてくれなかった見分け方。 XROUND VERSA 台湾メーカーXROUNDさんの本気が詰まったミドルクラス・ワイヤレスイヤホン「VERSA」は『意外な実力者的クラスメイトの様なサウンド』 TaoTronics TT-BH092 コンパクト・スマートな「インナーイヤー型」Bluetoothイヤホン『SoundLiberty92』がアップデートしてくれた僕のランニング中のMUSICライフ! SIMGOT EK-3 イヤモニ型イヤホン 【レビュー】『誰よりも聴き込んだはずのあの一曲』 の意外な一面を聴かせてくれる 魔法のケーブル・イヤホン SIMGOT EK3 ストラト・ギターでぶん殴られる様な音楽体験♫〜「ハイレゾ(Hi-Res)」なめてました・・・申し訳ございません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA