こんにちは、
スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。
(➡︎プロフィールはこちら)
この記事はEdifierさんのANC搭載ワイヤレスイヤホン、
「NeoBuds Pro」のレビュー記事です。
製品の全体感として、とにかく高性能の全部入り、
メーカーさんのこだわりがビシビシ伝わってくる
異次元コスパな製品でした。
- ワイヤレスでハイレゾ対応
- 高品質サウンド
- かなり効くアクティブノイズキャンセリング
- 専用アプリがかなり使える
- 見た目と考えられた付属品など
目 次
NeoBuds Pro開封〜動画レビュー
今回も開封〜の動画作成しています。
ナレーションも入れてますので、
ぜひブログと併用して参考になさって下さい。
NeoBuds Proパッケージ・付属品
パッケージから圧倒されます。
未来感ある、洗練されたパッケージが期待を高めてくれます。
パッケージ
これだけ凝ったパッケージは珍しい。
パッケージにもかなりこだわっているのが伝わってきます。
専用の手提げ紙袋もついていてます。
パッケージの中身は二重底になっていますが、
二重底を開けるためのタブがついていたりして
パッケージを開ける側のコトをよく考えてくれているのが伝わってきます。
パッケージ一つ取ってみても、
こだわった「モノづくり」をしているワケですから、
当然、製品自体も同じ様にこだわってくれているハズですよね。
付属品
付属品の一覧です。
- USB-C充電ケーブル
- 取扱説明書(日本語含む17言語国際版)
- 専用ポーチ
- シリコン製イヤーチップ×7ペア
中でも、イヤーピースは箱を開けた時、
色とりどりのイヤーピースが目に飛び込んできて
カラフルで綺麗だな〜と感心しました。
また、サイズによって色を分けると云う
この画期的なアイデアは素晴らしいですね。
同色だと、どれとどれがペアなのか?
分からなくなったりするんですが、
色がついているので、その心配はありません!
手間もコストもかかると思うのですが、
ユーザーに対する思いやりとこだわりの強さが伝わってきます。
ケース
ケースがこれまた圧巻でした。
少し、SFチックな近未来デザインが秀逸です。
そして、なんと・・・・
ケースを開けた時に赤いLEDがライン状に光ります。
思わず「うおっ!」と声が出てしまいました。
「かっちょえ〜〜。」
後ろ側にUSB Type-Cの充電用インターフェイスがあります。
ケースサイズ感は小さいと云う感じはなく、
普通サイズでした。
専用ポーチ
専用のポーチが付属しています。
つくりがとてもしっかりしている専用のポーチで
こちらも手を抜いてない感が伝わってきます。
内側のスウェード調の布が使われていて
NeoBuds Proを保護してくれるので持ち運びに安心ですね。
▼収納するとこんな感じです。
Edifierさんのオレンジのタグがカッコ良いですね。
NeoBuds Proファーストインプレッション
いよいよ使用感をレビューします。
まずは、見た目から。
見た目
パッケージから期待は高まっていましたが、
ケースのLED演出に圧倒され、
付属品のデザインにも感心して
さらに、本体のデザインも未来的で
いわゆるAirPodsの様な画一的なデザインではなく
独自性があるので他社のイヤホンとは
一線を引くコトに成功しています。
とにかく「未来っぽい」デザインなので
ブレードランナーとかスターウォーズ的な世界観を
個人的には感じて、とても気に入りました。

写真はウチの高校生のガジェット大好き息子に協力してもらいました。
装着感
装着感は良い意味で「気にならない」です。
イヤーピースのハマり具合も良くて快適でした。
落ちるコトは一度もなく、心配なさそうです。
エクササイズ利用してみましたが、ジムでのトレーニングは快適でまったく支障はありませんでした。「走る」とカナル型なのでやや振動による擦れ音が入りますが、それほど気になりません。むしろカナル型なのにランニング中にここまで良い音で聴けるのは良いですね。
イヤホンタイプ「インイヤー」or「カナル」
NeoBuds Proは「カナル型」イヤホン!
イヤーパッドは必ず自分の耳に合ったモノを選んでください。
イヤーパッドが自分の耳に合っていないとイヤホンの本領を発揮できません。
非常にもったいないので、必ず全てのサイズのイヤーパッドを試して「自分に合ったモノ」を使って下さい。
ちなみに僕は全種類を試してみて、
結局、最初についていたイヤーパッドを選びました。
「カナル型・インイヤー型がよく分からない!」と云う、そんな方のために説明用記事を書いたので是非読んでもらいたい。
イヤホン使うなら「インナーイヤー(インイヤー)型」と「カナル型」の違いを知っておかねば!!〜誰も教えてくれなかった見分け方。
サウンド・クオリティ
注目のサウンドですが、
イヤホンを耳に装着した時に最初に流れるアナウンスを
聴いた時に「うおっ!」となりました。
つまり、かなり高品質のサウンドが出来そうです。
音楽を流してみてしばらく評価してみました。
全体感としては簡単に云うと
「非常にバランスの良い高品質サウンド」
です。
特筆すべきは・・・、
どの音域もしっかりと!
かなりしっかりと出ているバランスですね。
低音域・中音域・高音域、全ての音域が
それぞれしっかりと出ているので
迫力ある骨太い音でありながら
音の繊細な部分も表現されていて
とても贅沢なサウンドが再現されいます。
音源によっては、
今まで聴こえづらかった音が強調されて
聴こえ始めたり、新鮮な印象を受けました。
「イヤホンあるある」ではありますが、
「かなり聴き込んだはずの音楽の表情が変わった・・・・」
ってやつが、このイヤホンでも味わえました。
僕がイヤホンの評価の際に用いている、もう何千回と聴いた曲を
今回も何曲か聴いたのですが、
音と音の間に埋れていたわずかな音が輪郭をともなって聴こえ始めて
驚きました。
ちょっとマニアックな話ですが、
音楽をつくると時の録音エンジニアやミックス・エンジニアの方々は楽曲に使われている音を、つぶれない様に、消えない様にと苦心して録音・ミックス作業をされています。
なので、エンジニアの方が苦労して組み立てているであろう細部の音が聴こえてくるイヤホンは貴重ですね。エンジニアさんが苦労してミックスした小さな音が聴こえてくるとめちゃ嬉しいし、聴いてて心地よいですね。
僕も録音やミックスをやっている端くれですが、このNeoBuds Proの性能は非常にありがたいです。
<各音域の印象は次の通り>
各音域 | 印象 |
低音 | 芯のあるしっかりとした低音 |
中音 | 抜けが良くて、音の輪郭がハッキリしている |
高音 | 鳴り過ぎず、中音域とあいまって解像度が高い |
NeoBuds Proの基本仕様
基本的な仕様を表にまとめています。
重量
|
本体 | 5.4g(単体) |
ケース | 58g | |
再生時間
|
本体 | 6時間(ANC使用で5時間) |
ケース込 | 18時間(ANC使用で15時間) | |
防水/防塵 | IP54(イヤホン本体のみ) | |
イヤホンタイプ | カナル型 | |
ノイキャン | アクティブノイズキャンセリング | |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 | |
Bluetoothコーデック | SBC/AAC/LHDC/(LDAC予定) | |
充電端子 | USB Type-C | |
充電容量
|
本体 | 40mAh |
ケース | 500mAh | |
充電時間 | 1時間 |
重さは片方で「5.4g」
軽いです!
つけていても気にならない重さですね。
ちなみにAirPods Proと同じ重さですね。
本体も非常に軽いです。
ちなみにAirPods Proは45,6gなので
ほぼ一緒ですね。
Bluetoothコーデック
NeoBuds Proは「ハイレゾ対応」のワイヤレスイヤホンです。
そのため、Bluetoothのコーデックも
ハイレゾ対応のコーデックを搭載しています。
ひとつは、
「LHDC」
「Low latency and High-Definition audio Codec」の頭文字をとって「LHDC」
台湾の半導体メーカーSavitechが開発したBluetooth用オーディオコーデックで、ファーウェイによる独自コーデック「HWA」のベースにもなってるみたいですね。
数少ないハイレゾ対応のコーデックの中ではもっとも普及が早そうなコーデックの一つですね。
そして、同じくハイレゾ・コーデックの
「LDAC」
がアップデートで搭載される予定です。
「LDAC」はSONYが開発したハイレゾ・コーデックなのでウォークマンやXPERIAでも搭載してるものが多いので良いですね。アップデートが待ち遠しいです。
「LHDC」と「LDAC」を両方搭載なんて夢の様です。
その他のコーデックとしては標準の「SBC」と「AAC」を搭載しているので
どんなスマホや再生機でも問題なく使用できるハズ。
2020年9月時点で『最強のBluetoothコーデックの布陣』だといっても過言ではないと思います。
知るとイヤホンがさらに楽しい!
Bluetoothコーデックに関してはこちら↓
このレビューはEdifierさんに製品を提供して頂いて書いております。
NeoBuds Pro防塵・防水性能
NeoBuds Proの防水性能は
「IP54」
防塵性能
IP5X
|
有害な影響が発生するほどの粉塵が内部に入らない |
通常、ワイヤレスイヤホンで防塵性能を
記載していないケースが多いですが、
NeoBuds Proは上から2番目の「IP5X」と云う性能。
安心感がありますね。
防水性能
IPX4
|
あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない |
日常使いでは問題なさそうです。
ランニングとジムで使用しましたが全く問題なし。
必要十分と思われる。
※簡単・役立つ「防水・防塵性能の読み取り方」はこちら↓
ハイレゾ対応(Hi-Rez)
そして、
ワイヤレス・イヤホンでの「ハイレゾ」対応。
前述のハイレゾBluetoothコーデックを搭載したことで
ハイレゾ音源がワイヤレス・イヤホンで聴ける様になります。
ただ・・・・、
残念ながら僕の環境で「LHDC」に
対応している再生機がない・・・・
お恥ずかしい・・・。
次のスマホはハイレゾ対応にしたいな・・・と思ってます。
あと、この機会にDAP(デジタル・オーディオ・プレイヤー)を買おうかな・・・?
と目論んでいます。
取り急ぎ、「LDAC」への対応を見込んで
SONYのウォークマンを狙っています。
LDAC搭載でAndroidも搭載しているので
NeoBuds Proのアプリも使えるのではないか?と踏んでいます。
ハイレゾの音質はとにかくケタ違いに音がよくなりますが、再生機(スマホやDAP、パソコン)とイヤホン・ヘッドホン、そして音源の3つが全てハイレゾでないといけませんのでご注意を。
<参考記事>
NeoBuds Proのアクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)
ノイキャンについては、
結論から云うと「とてもよく効きます」
おそらくApple AirPodsやゼンハイザーのMomentumシリーズあたりと
同等クラスの「ノイキャンの効き具合」ではないか?
と云う手応えです。
ANCモード
ノイキャンのモードは3種類ありますので
用途に応じて使い分けができます。

※画像はMakuake内のNeoBuds Pro商品紹介ページのものです。
「高ノイキャン」
「-42db」と云う圧倒的な数字ですが、
たしかに、よく効きます!
「静寂がほしい!」「集中したい!」
という方向けのモードです。
ガッツリ、ノイキャンがかかりますので集中できます。
ちなみに僕はこのモードすごく気に入っていてよく使ってます。

※画像はMakuake内のNeoBuds Pro商品紹介ページのものです。
「低ノイキャン」
ノイキャンが少し苦手、
長時間ノイキャンを続けるとストレス
といった方向けのモードです。
ノイキャンが軽くかかる印象ですね。

※画像はMakuake内のNeoBuds Pro商品紹介ページのものです。
「アンビエント(外音取り込み)モード」
アンビエント(外音取り込みモード)も非常に優秀です。
このモードであれば、
イヤホンをつけたままでも自然に会話ができます。
家でイヤホンをつけたまま奥さんと会話していると
イヤホン付けてるのを忘れてたほどでした(笑)
ノイキャンまとめ
NeoBuds Proのノイキャンは非常に優秀です。
僕の経験値からいくとAirPodsなどの3万円クラスの
イヤホンと同等のノイキャン性能ではないかと思われます。
それを考えるとコスパは非常に高いですね。
ノイキャンの切り替えは本体とアプリから操作できます。
本体側ではより細かい操作ができるのでおすすめです。
NeoBuds Proの操作性
操作性は「普通」でした。
本体は「2回タップ」と「3回タップ」での操作となります。
アプリでタップの感度を変えることも可能ですが、
感度を高くしても
何回か?操作しないといけない場面があり、
感度自体は今ひとつでした。
ANCのオン・オフなどは左イヤホンをタッチして操作するので
しっかりと覚えておいた方が良いでしょう。
操作コマンド一覧
操作コマンドは左右合わせて6つです。

※画像はMakuake内のNeoBuds Pro商品紹介ページのものです。
なんと、
専用アプリから割り当てるコマンドを選べます。
これは画期的で良いですね。
NeoBuds Pro専用アプリ
専用アプリがiPhone用・Android用とあります。
この専用アプリは色々と便利に使えるので
スマホにインストールしておいた方が良いでしょう。
特に、操作系・イコライザー系は
かなり様々なコトができるのでアプリの存在価値が大きいです。
なので、インストールは必須ですね。
電池残量・ANC操作
アプリをインストールして立ち上げると
電池残量が確認できる画面が表示されます。
本体とケース、両方の電池残量が表示されるので
わかりやすいですね。
イコライザー
イコライザーで好みの音にチューニングできます。
カスタマイズした設定を記憶できるので
好みのパターンをいくつか作って
楽曲やメディアに応じて使い分けできそうですね。
外部からイコライザー設定の取り込みもできる様で、
カスタマイズで楽しみがかなり広がりそうですね。
ゲームモード
ゲームモードがあります。
僕は反射神経が必要なゲームはしてないので
試していませんが、
ゲームをよくする人にとっては
良いモードかもしれませんね。
各種設定
タップの感度設定や本体のタップ設定など
様々な設定がここから操作可能です。
アプリまとめ
イヤホンのアプリって、
一旦入れるけど、その後二度と使いませんでした。
って云うモノが正直多いです。
でも、このNeoBuds Proのアプリはすでにかなり使ってまして
必須アプリとなってしまいました。
本体とアプリがストレスなく連携してくれるので
とても使いやすいです。
以下よりダウンロードできます。
頑張ってもらいたかったところ
たくさんの機能をこれでもか?
と搭載したNeoBuds Proですので
これ以上は望み過ぎの様な気もしますが、
あえて頑張ってもらいたい・・・としたら
以下の3つでしょうか。
脱着による再生停止はない
「イヤホンを外したら再生が止まる」
という機能はNeoBuds Proにはありません。
この機能は地味に助かる機能なので欲しいな・・・
と欲しがってしまいました。
次回作に期待したいですね。
ワイヤレス充電には対応していない
NeoBuds Proのケースはワイヤレス充電に対応してません。
僕はだいたい有線充電なので問題ないのですが、
けっこうワイヤレス充電したい方は多いみたいなので
これも次回作に期待したいですね。
本体のタップ操作性
イヤホン本体の操作を何度もする場面が
結構ありました。
タッチする場所とタップ間隔などにもよると思うのですが、
もう少しコントロールしやすくなると嬉しい。
これも次回作に期待ですね。
メーカーさんについて
メーカーさんである「Edifier(エディファイア)」さんは
「A Passion for Sound(音への情熱)」をブランドコンセプトに、音に強いこだわりを持った音楽愛好家たちによって1996年に創られたブランド
1996年から25年の歴史あるメーカーさんなんですね。
そして、
オーディオテストから生産ライン、組み立て、パッケージングに至るまで、すべて自社工場で賄う。
と云う徹底ぶりで、製品へのこだわりが垣間見えます。
NeoBuds Proを体験してみた後だと、よく分かります。
北米、南米、ヨーロッパ、中東、アジア太平洋地域にてサービスを展開し、70カ国以上の販売拠点、世界中のオーディオ愛好家に最高の音楽体験を提供しています。
世界でオーディオファンのニーズに応えているグローバルメーカーさんですね。
生産国は「中国」と明記されていましたので
メーカーさん自体も中国のメーカーさんだと思われます。
モノづくりへのこだわりが非常に強いメーカーさんだと
今回、NeoBuds Proを使わせてもらってスゴく感じました。
NeoBuds Proレビューまとめ
一通り評価してみたので表にまとめてみた。
と云う高評価になりました。
お値段は
一般販売価格13,999円(税込・送料無料)ですが、
現在はMakuakeさんで26%オフで取り扱いがあります。
この性能に、このサウンドで約一万円!
これはかなりコスパ高いです。ってか激高ですね。
僕自身、たくさんのイヤホンを使ってきましたが、
サウンドおよび性能的にも抜群の上位ですし、
異次元クラスのコストパフォーマンスです。
これは値段が安過ぎないか・・・?
って、ちょっと心配になるくらい・・・(笑)
現状でコスパだけでいうとNeoBuds Proに勝る機種は
正直思い当たりません。
少し大袈裟かもしれませんが、
これからのワイヤレス・イヤホンの常識を
塗り替えたのではないか?
と思わせる製品でした。
>ハイレゾ・ワイヤレス体験をしたい方
>AirPodsなどの高級ワイヤレス・イヤホンを検討している方
>しっかりしたノイキャン性能がほしい方
▼2020/09/05現在は、Makuakeさんから購入できます。