こんにちは、
スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。
(➡︎プロフィールはこちら)
僕は市民ランナーですが、
最近、雨季(梅雨)に走る事が増え
いわゆるシャワーランに一時期はまってしまい、
「雨の日に走る喜び」を知ってしまいました。
ついには雨の中でトレッキングや登山するのもアリだな!
となったものの、さすがにシャワー登山もな・・・ってので
雨を凌げるレインウェア(カッパ)が必要!という事に発展。
「それなら普段着としても着られるウィンドブレイカーが良い」
となりmont-bellのレインウェア・アウター
「レイントレッカー」を購入しました。
この記事では僕が使ってみたmont-bellレイントレッカーについて
くわしくレビューしていきますので参考にして下さい。
▼製品
目 次
モンベル・レイントレッカーのメリットデメリット
モンベル・レイントレッカーのメリットデメリットをまとめました。
- 防水・防湿
- GORE-TEX
- 薄い・軽い
- 普段着としてもOK
- クールなデザイン
- やや高め
- –
- –
- –
- –
モンベル・レイントレッカーの開封
直接mont-bellショップで「袋なし」で買いましたので
パッケージはありません。
パッケージフリーが地球にも優しいんです。
パッケージで気分が上がるのは、確かにあるのですが、これからの時代は「サスティナブル」「エシカル」がキーワードになります。
「過剰な包装」を控えたmont-bellさんの起業姿勢がしっかりと感じられます。
モンベル・レイントレッカーの見た目
見た目はとてもシンプルなデザインで
カラーも「黒」を選びましたので
クールでスタイリッシュな印象です。
▼背中側
デザインもとても気に入っています。
左胸に「mont-bell(モンベル)」のロゴが入ってますね。
袖部分にもマークが入っています。
モンベル・レイントレッカーの性能・仕様
素材は「GORE-TEX(ゴアテックス)」を使用しています。
あの「防水性」と「透湿性」を兼ね備えた魔法の素材ですね。
GORE-TEX(ゴアテックス)にも2種類あるらしく、
「黒」と「白」に分かれていますが、
レイントレッカーに使われているGORE-TEXは「白」の方で、
ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス(防水仕様)
と言われるモノです。
GORE-TEX(ゴアテックス)の「黒」に比較して防水性ではやや劣る様ですが、
その分、軽さや柔らかさなどの快適性にステ振りしてるという事ですね。
重さ・大きさ
重さは「188g」ととても軽いです。
▼専用ポーチに入れると「約200g」
畳んで付属のポーチに収めると「7×7×13cm」という
コンパクトさを発揮します。
バックパックの中に入れても負担にならないサイズと重さです。
トレランとかでも持ち運べますし、
マラソンでも大きめのウェストポーチなら収まりそうです。
感触
触った感じはシャカシャカ・ワシャワシャといった風で
いわゆるウィンドブレイカー的な感じですが、
GORE-TEX(ゴアテックス)のせいか
ほんの少しだけざらついた様な独特な手触りもあり
触った感触としては個人的に心地よくて気に入っています。
モンベル・レイントレッカーの収納・ポケット
ポケットは両サイドに一つずつです。
全て止水ジッパーで防水の性能を持っています。
そして、細かいですが、ジッパーの一番上の部分は
水が侵入しにくい様に布で覆われています。
こんな小さなところまで、制作工程が増えて大変なはずなのに、細かいところにこだわって作られているのはスゴいですね。
片方のポケットに収納用のポーチが入っていました。
モンベル・レイントレッカーのファスナー/ジップアップ
ファスナー/ジップアップは止水ジッパーになっていて
水が侵入しない仕様になっています。
「止水ジッパー」は雨天の使用には必須ですね。
ジッパーの上をビシッと閉じてくれているので
ジッパーの金具の噛み合わせの間を、水が侵入するのを防いでくれます。
これがないと、いくらGOA-TEXの素材を使っても
ジッパー部分からの浸水で濡れてしまいますもんね。
モンベル・レイントレッカーの縫製
mont-bellレインとレッカーの縫製は驚くほどしっかりしていました。
mont-bell専門店のスタッフさんに教えてもらったのですが、
縫製の部分からの浸水を防ぐために
縫製部分を内側からテーピング的に保護しています。
これ、分かるでしょうか?
▼もう一枚
縫製箇所が内側からしっかりと保護されていますよね。
「激アツ」でした。すごい。
そして、そもそもこの製品は雨の侵入を防ぐために出来るだけ
縫製箇所を作らなくて済む様なつくりをしているそうです。
縫い目が少なければ、当然雨の侵入も防ぎやすくなりますよね。
レインウェア(カッパ)の作りとしてはとても合理的です。
モンベル・レイントレッカーを使ってみた
実際に雨天でのランニングにウェインウェア(カッパ)的に
使ってみたレビューをまとめました。
通気性・透湿性
通気性というのは特に感じませんが、
密閉されているはずなのに、
水分がこもっている感が少ない感じは確かにあります。
さすがに夏場は蒸れますが、内部の湿気が外へ出ている感じはありますね。
さすがはGORE-TEX(ゴアテックス)ですね。
液体である雨は通さず、気体である湿気は通すという
画期的な仕組みによるものですよね。
テクノロジーってすごい!
いわゆるレインウェア(カッパ)の場合、
ものすごく湿気がこもるのと、暑くなってベトベトするのですが、
それが圧倒的に少ないのが印象的でした。
めっちゃ優秀なフィットを実現する「フード」
地味に感動したのが「フード」部分でした。
「トライアクスルフード」という名前のフードです。
三か所で頭部の閉まり具合をコントロールできます。
とにかく、フィット感が良くて自分の頭に合わせた
フードのセッティングを3つの調整部分が実現してくれます。
これによって、
頭を雨から防いでくれて
目元の露出を最低限に抑えながら視野を確保できます。
動画で見てもらうととても分かりやすいですね。
▼動画
本当によく考えて作られています。
袖部分
袖部分にも「ベルクロ」がついてますので
調整して袖からの浸水も防ぐことができます。
走っている時に袖がバタバタしないのと
雨の侵入も防げますので快適性が高かったです。
裾部分
裾に関しては体にフィットさせるための調整ループがついています。
左右にニ箇所ついてますので
ここを調整すればコントロールできます。
ここをしっかりとフィットさせておくと
とても動きやすかったです。
雨の時は特に良いですね。
さらに、裾の長さにも工夫がされています。
下の写真のように
後ろ側が若干長くなっているので
雨の中を「前進」していくのに適したデザインとなっています。
やはり、よく考えられていますね。
モンベル・レイントレッカーのお手入れメンテナンス
購入の際にmont-bell(モンベル)の店員さんに
メンテナンスについても教えてもらいました。
基本的にGORE-TEX(ゴアテックス)は元々、
目に見えないほどの小さな穴が「水」を防いだり
「水蒸気」を出したりしています。
なので、その小さな「目」が目詰まりを起こさない様に
「まめに洗ってほしい」という事でした。
皮脂や泥汚れなどで撥水効果が薄れてしまうのが
最も避けたい事態なのだそうです。
なので、生地のダメージを気にして洗わないよりは
使うたびに洗濯したほうが良いという事でした。
その他のお手入れのポイントをまとめています。
- 洗濯の際はネットに入れて
- 専用の中性洗剤を使うと尚よし
- 洗濯後の熱処理で撥水性が復活
お手入れの際はmont-bell(モンベル)さんの専用ページを参考にしてみて下さい。くわしく書いてくれていて分かりやすいです。
補修について
また、GORE-TEX(ゴアテックス)の補修キットなどもありますが、
修理のサービスもあります。
万が一破けてしまった場合とかは、
mont-bell(モンベル)さんに修理に出すと良さそうですね。
比較的安価で対応してくれる様です。
▼mont-bell(モンベル)カスタマーサービス
安くはないギアなので長く使いたいですもんね。
モンベル・レインウェア(カッパ)の比較
mont-bell(モンベル)の製品(モンベル・レインウェア/カッパ)で
GORE-TEX(ゴアテックス)を使用した
防水透湿ウェアを比較対象でまとめています。
商品名 |
ストームクルーザー |
トレントフライヤー |
レインダンサー |
ピーク ドライシェル | レイントレッカー | バーサライト |
価格(税込) |
¥22,880 |
¥25,080 |
¥18,480 |
¥26,180 |
¥15,950 |
¥16,060 |
重量 |
254g |
194g |
335g |
185g |
188g |
134g |
素材 GORE-TEX(ゴアテックス) |
ゴアテックス ファブリクス3レイヤー |
ゴアテックス パックライトプラス |
ゴアテックス ファブリクス3レイヤー |
ゴアテックス シェイクドライ |
ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス 2レイヤー |
ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス |
素材厚み |
20デニール |
12デニール |
50デニール |
— |
20デニール |
10デニール |
耐水圧 |
50,000mm以上 |
50,000mm以上 |
50,000mm以上 |
50,000mm以上 |
30,000mm以上 |
30,000mm以上 |
透湿性(g/m²・24hrs(JIS L-1099B-1法)) |
35,000g/m² |
44,000g/m² |
25,000g/m² |
80,000g/m² |
43,000g/m² |
43,000g/m² |
選ぶ時にはやはり、値段と耐水性と透湿性、
そして素材の厚みや重さなんかが気になると思います。
それらを加味すると決める時に結構悩めます。
要素が5つあると、あちらを立てればこちらが立たずで・・・、
ループにはまってしまうんですよね(笑)
悩まれる方はmont-bellのスタッフさんに相談すると良いですよ!僕もそうしました(笑)
僕の場合はトレラン気味で使いたいのと
普段着としても使いたかったので
どちらかと言うと「透湿性」を重視しました。
トレランの場合、雨も気になりますが、
汗をかいた内部もかなり気になります。
それと値段も1.5万円くらいに抑えたかったのもあったので
最終的に「レイントレッカー」に決まりました。
ウィンドブレイカーとしても使えますので
普段でもばっちり使えそうなんですよね。
普段着の衣類にあまりお金を使いたくない僕としては
ありがたいんですよね。
よくある質問Q&A
よくある質問をまとめました。
- 雨の日以外も使えますか?
- 透湿性が高く防風性も高いので、雨の日以外でも、ウィンドブレイカーや普段着として使えます。
- トレッキングでも使えますか?
- トレッキング向きに作られていて、木や枝などの植物との接触などにも、ある程度耐えられる様です。
- 防水性を第一に考えたい場合に向いてますか?
- 防水性を第一にする場合は、より防水ランクの高い製品を選んだ方が良いです。
モンベル・レイントレッカーのスペック
主な仕様をまとめています。
素材 | ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス(防水仕様) [表:20デニール・ナイロン・リップストップ] 耐水圧30,000mm以上、透湿性43,000g/m²・24hrs (JIS L-1099B-1法)(参考値) |
平均重量 | 188g |
カラー | ブラック(BK)、ブルー(CNBL)、イエロー(MST)、ダークグリーン(PIGN) |
サイズ | S、M、L、XL |
特徴 | ジッパー付きポケット2個(腰2)/K-mono CUT/トライアクスルフード/ロールアップフード/アクアテクト®ジッパー/運動性を高める独自のパターン/浸水を防ぐ接着加工(袖・裾)/ アルパインカフ/裾の調整機能/スマートソーイング/スタッフバック付き/ ネームタグ付き |
収納サイズ | 7×7×13cm |
メーカーさんについて
言わずと知れた著名登山用品メーカー「mont-bell(モンベル)」さん。
1975年に日本人クライマーである辰野勇(Isamu Tatsuno)さんが
大阪で創業された登山用品メーカーさんですね。
登山やアウトドアを愛するスタッフが企画・開発した
「高品質」な製品と「比較的求めやすい価格」
そして、「機能を最優先にしたデザイン」
が魅力だと個人的には思っています。
登山用品はとても高い印象がありますが、
mont-bell(モンベル)の製品は安くはないものの
同じレベルの他メーカーの製品と比べると
比較的抑えられている点が利用者にとってもありがたいですね。
それでいて、機能は妥協する事なくしっかりと作り込まれている、
ユーザの事を考えた誠実な姿勢が伝わってくる
メーカーさんです。
僕はいつもmont-bell(モンベル)の直営店で購入しています。
なぜかというと・・・、
スタッフさんが優秀だからです。
製品選びで悩んでいると、親切に分かりやすく説明してくれます。
このレイントレッカーを購入する際も
同社の類似品と比較してかなり迷ったのですが、
スタッフさんのおかげで良い選択ができて
とても満足しました。
一人では辿り着けなかった結論です。
ネットでの買い物では味わえない満足感が、
そこにはありました。
なので、直営店でスタッフさんに教えてもらいながら
購入する事を強くおすすめします。
まとめ
結果的に、mont-bell(モンベル)レイントレッカーは
大満足の逸品でした。
お値段は一万円台後半と、
ウィンドブレイカーやレインジャケットとしては
安くはない価格ですが、
素材や機能などについて知ると・・・、
あら不思議!
このお値段が安く感じられる様になりました(笑)
それも直営店でスタッフさんに色々と教えてもらって
自分でも調べた結果だと思います。
レイントレッカーに詰まった素材の秘密や機能が分かってくると
この製法、この素材、これをこの値段で作るのって
めっちゃ大変だな・・・・と感じます。
機能や素材を知ると、使い方やお手入れも変わって来ます。
mont-bell(モンベル)の製品って、
それも込みでユーザに教えてくれている様に感じます。
mont-bell(モンベル)のコンセプトって
「Function is Beauty(機能は美しい)」
らしいですが、僕はこの言葉がとても好きです。
美を求めて美しくなるのではなくて、
機能を求めると必然的に美しくなるワケです。
レイントレッカーも「Function is Beauty」な製品でした。
▼製品