こんにちは、
スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。
(➡︎プロフィールはこちら)
この記事は「Androidスマホ&タブレット」を
「一眼レフ(コンデジ・デジカメ)のモニター」にする!
という記事です。
一眼レフ(コンデジ・デジカメ)カメラの液晶画面が小さいので
「スマホをカメラのモニターとして使いたい!」
って思ったコトないですか?
僕はめちゃくちゃあります。
特に撮影した写真をその場で確認する時に
大きい画面で確認したいな・・・・
ってコトが多いんですよね。
やってみると意外と簡単にできました。
Androidスマホ
一眼レフ用モニター化計画
なんとか成功!
うーーん、
悪くない・・・
見やすくはなるねー。
(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。) pic.twitter.com/WykBdLoZMx— カーミー@Studio-Kamix(都市計画でおウチを追われ中) (@StudioKamix) July 25, 2021
MacBook ProやiPad、或いは大型モニターと接続して
撮影結果を見ながら撮影することもありますが、
屋外とか、動きながらの撮影になると
向いてません。
手持ちのスマホやタブレットで手軽に
撮影結果の確認ができると
ピンボケなどの場合も素早く撮り直しができますよね。
この記事では
そんな便利な環境を実現する方法をご紹介します。
Androidスマホを「一眼レフカメラのモニター」にする方法
具体的には、
一眼レフ(コンデジ・デジカメ)の外部出力(主にHDMI)を
ビデオキャプチャーを経由して
Androidスマホにブチこむ!
という至ってシンプルな方法です。
そのままではスマホ・タブレット側で映像を受け取れませんので
間にビデオ・キャプチャーをはさみます。
ビデオキャプチャーからスマホのUSB端子につなぐ!
という寸法ですね。
これで、スマホに映像を届けられますので
あとは、スマホ側で信号を受け取るアプリをいれてやれば
スマホの画面にカメラの映像がそのまま映し出されます。
原理的には非常に簡単です。
Androidスマホの一眼レフモニター化に必要なモノ
必要なものは
以下の6点です。
- デジタル・カメラ(HDMIによる映像出力搭載)
- Androidスマホ(今回はUSB Type-C端子搭載)
- ビデオ・キャプチャー
- HDMIケーブル
- USBケーブル必要に応じて
- アプリ
一眼レフ(コンデジ・デジカメ)とスマホがあれば
あとは、
キャプチャーとケーブルがあればいけるので
割と安価に実現可能です。
キャプチャーは1000〜2000円程度で十分なモノが
たくさん売られていますので
自分に合ったモノを探してみて下さい。
カメラ側のHDMI出力は「ミニHDMI」が多いと思います。
スマホ側もUSB Type Cが多いと思います。
自分の環境に合ったケーブルまたはアダプタをご用意下さい。
USBに関する基礎知識はこちら▼

Androidスマホのカメラ・モニター化をしてみた!
さっそくやってみましょう。
今回の機材の構成はこんな感じでした。
まずはAndroidスマホにアプリをダウンロードしておいて下さい。
ダウンロードが完了したら
続いては機材のセットアップです。
必要なモノが揃っていれば、
接続は簡単なのでサクサクっとつないでしまいましょう
繋ぎ終わったら
準備は完了です。
それでは、
アプリを立ち上げてみましょう。
▲上の画面が表示されたら
右上の「CONNECTED」を押すと
画面が表示されます。
うまくいけば、カメラ側のモニターに映し出されるモノが
スマホに映し出されます。
いつも見てるカメラの撮影画面が映れば成功です。
うまく行かない場合は接続をよく確認して
繋ぎ直したり、アプリを再起動させて
など色々とやってみて下さい。
動作が不安定な時があって
僕も色々試していると映像が出力されるコトが
何度かありました。
Androidスマホの一眼レフ・モニター化にあると良いモノ
カメラの上にモニターがついていると
より撮影時にも使いやすいです。
(少し重くはなりますが)
その場合は以下のパーツがあれば
あっさりマウントできます。
持っているとのちのち便利なパーツなので
この機会に買っておくのも一つですね。
予算に応じていろいろあるので
物色してみて下さい。
▲僕の場合、
持っていたスマホホルダーを
カメラシュー用アダプタに取り付けて
使っています。
Androidスマホの一眼レフ・モニター化の良い点
カメラについているモニター画面よりも
大きな画面で見られるので撮影結果が確認しやすい!
もう圧倒的にこれにつきます。
ピンボケの場合なんかも撮り直しがすぐできるので
撮影が終わって家で現像している時に
「ギャーーーーーッ、ピンボケしとるや〜〜ん」
みたいなコトがなくなります。
僕はできれば7〜9インチくらいの
タブレットでやりたいな〜と思っています。
Androidスマホの一眼レフ・モニター化の欠点
最大の欠点は、
なんといっても「画角」が歪むコトです。
▲幅が短くなっているのが分かる
画角が変わってしまう
つまりは、画面の比率が変わってしまっているコトですね。
画面に映された映像はひしゃげて見えてしまいますので
そこは、圧倒的に残念ポイントです(泣)
画質低下
あと、表示画質も低下しています。
表示画素数が落ちているのか?
色も若干再現性が落ちているように思います。
なので、画質には期待しない方が良いですね。
ソフトウェアの処理の問題だと思いますので
アプリがバージョンアップしたり
新たな専用アプリが出れば解消されるのでは?
と期待しています。
このFPV Viewerというアプリは
元々はドローンのカメラから出る映像を
ドローンからスマホに直接受け取って
表示させるためのアプリらしいので
カメラのモニターとして使うためのアプリではないんですよね。
新しいアプリ開発に期待したいと思います。
UVCという規格
ビデオキャプチャーからスマホへはUSB Type-Cを
使って映像の信号を送っています。
ここでは「UVC」と云うUSBで映像を伝送する技術が使われています。
従来のUSBでは映像は送れなかったのですが、
UVC技術がそれを実現しています。
とても便利なテクノロジーなので
今後は「HDMI」も「UVC」を使ったUSB接続に
変わっていくのではないかと想像します。
少し前にSONYさんから
HDMI端子を搭載したAndroidスマホ「Xperia Pro」が
発売されましたが、
べらぼうに高くて買えません。
でも「UVC」経由ならUSB Type-CのAndroidスマホであれば
映像の伝達ができちゃうんだから、お手軽ですよね。
これからに注目です。
USBに関する基礎知識はこちら▼

USB-C→スマホを試してみたいと思う
今回はHDMI出力を利用しましたが、
僕の愛機「α7III【ILCE7-M3】」はUSB Type-Cも
搭載しているのでビデオキャプチャーを使わずに
USB Type-C同士でつないでみたいと思います。
まとめ
安価にスマホをカメラのモニターとして使えますが、
現段階のアプリでは映像の再現性が今一つです。
その内、専用アプリが出てくれば
かなり期待できそうです。
「大きな画面で色鮮やかに見たい!」と云う方は
現状では専用のモニターが良いですね。
こういうやつ
やはり専用のモノが優れているとは思います。
とは云え、手持ちの機材でやってみたい!
と云う僕みたいな方は
簡単に、実現できますので
ぜひ、チャレンジしてみてもらいたいです。











