ずっと気になっていた無印良品さんの「空気でできたソファ」がやっと手に入ったので早速試してみました。
実際に使ってみて色々と誤解をしていた部分もあったり、使ってみないと分からない事も多い製品でした。
なので、この記事では「空気でできたソファ」の実体験に基づく真実をまとめていますので是非読んでみて下さい。
目 次
入手困難
「空気でできたソファ」は人気商品らしいのですが、店頭には置いてなくて、店員さんに尋ねてみるとキャンセル待ちならできるとの事だったのでダメ元で申し込んだところ、2週間くらいで連絡がありました。
店員さん曰く在庫がとにかく無いのだけれど、どうも一旦生産中止になっているらしいです。
「こんなに人気があるのになぜ?」と尋ねると「そうですよね、こういうケースは改良して新しいのが出るパターンが多いですね。」との事でした。
なるほど!人気商品だし、良くないところを修正してもっと出そうって事なのかもしれないですね。
メリットデメリット
空気でできたソファのメリット・デメリットをまとめました。
- 軽い・手軽に移動
- 座り心地良し
- コスパ良い
- 洗える
- 最初はゴム臭い
- 徐々に空気は抜ける(長い期間で)
- 最初のセットアップはまあまあ大変

空気でできたソファの開封
パッケージは結構大きめの段ボールです。

でも、ソファのパッケージと考えると小さいもんですよね。
キャンセル待ちの製品だったせいか?テープで留められていて一度使った感が否めませんが、品薄なのでこの際どうでも良いわと不問にしました。
中身はシンプル構成です。

本体と空気入れとマニュアルの3点セットですね。

空気でできたソファの見た目
本体を見ていきます。

しぼんでいる状態ですが、ソファのガワであることは分かりますね。

ファスナーがいくつもついています。

ここでなんでこんなにファスナーあるのかな?となりました。

中には空気で膨らますパーツが納まっています。

空気入れのポンプはおもちゃみたいなプラスティック製でした。

まあ、空気が入れば良いのでチープでも問題はありません。
セットアップは大変
さあ、セットアップします。
と言っても「空気入れるだけだろ!1分で終わるでしょ」と思っていた僕は、この後、考えが甘かった事に気づきます。
一番目立っていた「A」と書かれた空気パーツに空気をシュコシュコ入れ終わってもソファ全体の形が見えてこないのです。

あれ?となってマニュアルをよく見直してみると「ABCD」それぞれのパーツに空気を入れよ!となっているのに気づきました。おまけに「C」は左右の肘掛けの部分でC1とC2があるので空気を入れるパーツは合計5個あるわけだ。

え?一発で終わるんじゃないのか・・・と落胆したものの、仕方ないので確認しながらあと4つのパーツにも順番に空気を入れていく。

一個のパーツに空気を入れると、当然その都度、空気の口をしっかりと閉じてからファスナーを閉めないといけない。
入るだけ入れてやろう!と張り切って空気を入れすぎると、ファスナーが閉まらなくなってしまうので、後で空気を抜いて調整しないといけない。
空気を抜くとシューっと抜け過ぎてしまい、またシュコシュコと入れる羽目に・・・。
なんて事を5回繰り返すので気がつくとすぐに20〜30分くらい経過していた(汗)
でもなんとか完成した。

思ってたよりも、かなり道のりが険しかった。これはかなり想定外だった。
空気でできたソファの座り心地
さてさて、肝心の座り心地はいかに・・・?
無印良品さんの店頭でも試し座りをしていたのですが、家であらためて座るとまた雰囲気が異なる。

「空気」で支えられるのでちょっと柔らかいかな・・・?と思いつつ座ってみると、想像してるよりも反発がある。
結構しっかり目に空気を入れたのでパツンパツンになっていて硬めに仕上がった様です。

座面には専用のクッションが空気パーツの上に入っているので座り心地は悪くありません。
左右の肘置き部分と頭の部分が体全体を覆ってくれる感じなので、包まれた感が強くて良いです。
とてもリラックスして座れて、第一印象は最高でした。
その後・・・あれ?となったのが・・・、
ゴムの臭い
なんか臭うぞ?クンクンクン・・・座っていると「ゴム」系の臭いが鼻をつきました。
ウチの奥さんも座って早々、怪訝な顔で「臭い・・・・」と。
奥さんは味覚と匂いにとても敏感なので「これはマイナスポイント!」とクレーム言われました。
確かに臭うのと、まあまあきついのでこれは天気の良い休みの日にでも外干ししてゴムの臭いの軽減を試してみたいと思います。
まあ、時間と共に解決されると思います。
バラして洗える
マニュアルをよくよく見ていると中の空気を入れるパーツは5つがそれぞれ出せる様です。
さらに、座面のクッションも出せる様で、空気を抜いて全てのパーツを出せばソファの表面部分は洗える様ですね。
これは良いですね。その内汚れたとしても手軽に洗えそうなので長く清潔に使えそうです。
空気が抜ける心配
「空気でできたソファ」なので空気が抜けるのでは?という心配がありました。
使い始めて1週間ほどですが、今のところ空気の抜けは感じられません。
ただ、ネット上の記事などを見ていると、やはり時間と共に抜けていく様ですね。
まあ、空気が抜けたら足せば良いので大きな問題ではなさそうですね。
ペットの心配
ウチは猫を飼っているので猫が爪を立てて破けて穴が開きやしないか?と心配をしてたのですが、その心配はしなくてよさそうです。
今のところ猫は「空気でできたソファ」に全く関心がないのと、もし爪を立てたとしても表面生地もしっかりしているのと中の空気を入れるパーツも厚みがあるので、少々の事では破けそうにありません。
よほど爪が尖っていて、しつこくアタックされたら分かりませんが、そうでもなければ大丈夫そうなので安心しました。
ヨギボーとかも選択肢として考えていたのですが、猫に爪を立てられたらひとたまりもないな・・・と考え、あきらめたので「空気でできたソファ」にして正解でした。
手軽に移動可能
あと、利点として移動が楽という事です。本来のソファであれば一人掛けとはいえ運ぶのはそこそこ大変ですが、「空気でできたソファ」は一人であっさり運べますんで良いですね。
部屋の移動はもちろんベランダなんかに持っていって日向ぼっこなんて事も気軽にできます。
アウトドアへ連れていくのも簡単ですね。スペースさえ確保できれば車で運ぶのは簡単ですもんね。
そう考えると「空気でできたソファ」を持って色々試したいなぁと思えたのでした。
スペック・仕様
空気でできたソファのスペックをまとめました。
品名 | 空気でできたソファ |
使用時サイズ | 約幅95cm×奥行95cm×高さ72.5cm |
たたんだ状態サイズ | 約幅75cm×奥行40cm×厚み10cm |
梱包サイズ | 約幅80cm×奥行46cm×高さ15cm |
座面高 | 27cm |
重量 | 4.9kg |
カラー | イエロー/グレー/グリーン |
原産国・地域 | 中国 |
仕様・混率 | ポリエステル100% |
部材ごとの素材・構造 | ウレタンフォーム、PVC |
洗濯可否・方法 | 可・水洗い |
布の素材混率 | ポリエステル100% |
まとめ
まだ1週間ほどの使用ですが、現在の満足度はかなり高いです。
お部屋にも馴染んでくれてとても気に入っています。

座り心地に関しても十分心地よくてリラックスできました。ただ、家に元々ある普通のソファにふいに座ると・・・、「あ、やっぱり空気じゃないソファの方がやっぱ体のホールド感が良い」となりました。
さすがに座り比べすると負けますね。反発度合いというか包み込み度合いというかが異なります。
まあ空気ですからね、ある程度で満足しないといけないと思います。
ですが、総合的にとても品質の高い製品で満足度も高かったです。さらに、持ち運びが楽なので色んなシーンで柔軟に楽しめそうなのがこの製品の良いところだと思います。
一万円を切る価格もコスパ良いですね。ヨギボーとかと比較すると随分お財布には優しいですもんね。
▼2024/04/08追記
ふと「空気でできたソファ」を Amazonで検索してみたら出てきたので、リンクを追加しました。
しかし、価格が上がってる?「¥19,800」になってますね。改良して値段が上がったのでしょうか?
品薄になっていたのは価格改定のせいでしょうかね?
