スマホ全盛時代のミニマル財布の需要は高まっています。
コンパクトで使いやすさを求める傾向が強いですが、小さいとやや使いにくいという矛盾がどうしても発生します。
スマートウォレット「Zenlet 3」はそんな矛盾した願いを叶えてくれる文字通りスマートなお財布です。
この記事では、Zenlet 3をしばらく使ってみた感想をまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
目 次
メリット・デメリット
メリットデメリットをまとめてみました。
- コンパクト&軽量
- 耐久性/耐摩耗性が高い
- カード(クレカ)がすぐに取り出せる
- クールなデザイン
- ICカード収納用パネル搭載
- お札・小銭の収納は非推奨(Zenlet 3)
このレビューはメーカーさんに製品をご提供頂き、Studio Kamix(スタジオ・カミックス)の「メーカーさんに忖度しない」レビュー・ポリシーにご同意いただいて制作しております。m(>o<)m
Zenlet 3開封
それでは開封していきます。

パッケージは必要十分な白とグレーのちょっと変わったパッケージでした。
小さい文字で控えめに製品名が入っていてとてもクールですね。

丸みを帯びていて紙製の様なザラっとした触感が特徴的です。
帯をとってパカッと開けると本体が登場します。

シンプル&クールなパッケージで製品への期待が高まりますね。
付属品はありませんが、本体内部にカード状のマニュアルが入っています。

Zenlet 3の見た目
それでは本体を見ていきます。

シンプルなデザイン、真ん中にエンボス加工で「ZENLET」さんのロゴが入っています。
反対側にはロゴマークのみが印刷されています。

角は丸く仕上げられていますので出し入れもスムーズにできそうです。

光沢があって仕上がりが美しいですね。
表面には耐久性と摩耗製の両方に優れた「Gorilla Glass (ゴリラガラス)」が使われています。

側面もシンプルな仕上げになっています。
とにかく見た目はシンプルで美しい整った薄い箱といった印象ですね。

重さは「64g」と軽量です。
素材には「超精密一体型アルミニウム合金」が使われているそうです。軽いはずですね。
Zenlet 3のセットアップ・使用方法
それでは早速使って行きます。

上部の「Press Red Area」という赤い部分を押すとZenlet 3を開ける事ができます。
(このシールは剥いで使います。)
▼開いた状態

力を加える事でパカっと開いた状態に広がります。
▼反対側はこういう状態

▼最初に入っている3枚のマニュアルカードを外した状態

全面のロゴが入ったパネルは外れる様になっています。

ここにはICカードなどカードを一枚入れられる様になっています。
交通系ICカードや非接触系のカード類を入れるのに適したスペースになっています。

ホームキーや車のキー、会社の出退勤用のカードがある方はここに入れておくとかざすだけで使える様になるわけですね。
さらに、このパネルはオプションのパネルと交換できる様になっています。
オプション・パネル
Zenlet 3には、たくさんのオプション・パネルが用意されています。
好みで色んなパネルに変えられるのが良いですね。
今回は3つのオプションパネルをご提供いただいたので試してみました。
「革製パネル」と「MagSafeパネル」「本革製名刺ケース」の3種類です。

(右から付属の純正パネル、MagSafeパネル、革製パネル、本革名刺パネル)
それぞれ特徴があるので後述したいと思います。
Zenlet 3の使ってみた
だいたい使い方がわかったので実際に使って行きます。
まずはカード類を入れてみます。

メーカーさんのHPでは8枚収納で紹介されています。
色々試してみるとカードの厚みによりますが、クレカ程度のものであれば6〜7枚までは入りそうでした。
厚みのあるカードが混ざると8枚は厳しいみたいですね。

開けた時に自動でカードがスラリと並ぶのは取り出しやすくて最高に良いです。

斜めにスライドした上で、カードが取りやすい様に並んでくれるのが秀逸ですね。

ついでお札と小銭が入るかどうか?試してみました。

基本的にZenlet 3とZenlet 3 Plusは専用のお札と小銭の専用スペースはないのですが、お札は数枚なら楽勝で入りました。
ただ、小銭はお札一緒に入れるとなると3〜4枚程度が限界の様でした。
やはりカードの下に何かを収納する様には作られていない様なので、お札などを入れると開いた時のカードの並びが崩れたりしますので、そこは割り切った方が良さそうですね。
実際に開け閉めなどを行なっている動画を作りましたので参考にご覧ください。
▼Zenlet 3参考動画
Zenlet 3シリーズの違い
僕はミニマルにまとめたかったので今回Zenlet 3シリーズの4種類の中から最もシンプルな「Zenlet 3」を選びました。
▼シリーズの違い


Zenlet 3は4種類あるので、購入前に自分の用途に合わせて選びましょう。
Zenlet 3に収納したもの
僕は今回「Zenlet 3」を使って、最小限のミニマル構成にしたかったので色々と試した結果、以下のものを入れて使うことにしました。
- クレカ2枚
- 運転免許証
- お札3枚
- 小銭3枚
- ICカード(パネル内収納)
これくらいの中身があれば大抵の事には対応できる上に、コンパクトにまとめてくれるので嬉しいですね。

続いてオプションを試してみました。
革製パネル
革製パネルは触った時の質感が良いです。

純正パネルと同じく一枚カードを収納できるので、もっとも使いやすそうなオプションパネルでした。

純正パネルと同じくカードを一枚収納できます。
普段使いにはこれが一番よさそうです。
MagSafeパネル
iPhoneユーザであればMagSafeに対応しているこのパネルは嬉しいですね。
「スマホとZenlet 3があれば何も要らない」という状態が作れるのでミニマルで最強状態が作れます。

ただ、パネル内へのカードの収納ができないのが残念です。
その代わりMagSafeに対応してますのでiPhoneに装着する事ができます。

実はスマホを横置きするとスタンドにもなります。

スマホとドッキングしたZenlet 3があれば何も要らなくなるので、究極のミニマル状態に近づけそうですね。
カスタマイズ
使い方は人によっていろいろと工夫で変えられるのでオプションと組み合わせて自分のスタイルをカスタムしたいですね。
僕の場合、革製パネルで前述のカードとお金を収納したスタイルに落ち着きました。
こちらでどんな外出にも対応できそうなので日常はZenlet 3とスマホを持ち歩くミニマルスタイルで行きたいと思います。

コンパクト・スマートでとても心地よく使えています。

この様に、お出かけの際はスマホとZenlet 3をポケットに入れればコトは足りそうですね。
清々しいくらいミニマルですっきりとします。まさにスマートなスタイルをつくれますね。
支払い時
やはりなんと言っても支払い時にカードをスマートに取り出せるのが、とても便利でした。
とにかくアクセスが早いですね。
従来の財布だとカードを出すのに少し手間取るのですが、Zenlet 3は開けて取るという2アクションで終わります。
支払い時にとてもスマートですね。
従来の財布と比較
僕が使っている従来の財布と比較してみました。

僕はもともとミニマリストに憧れがあるのでmont-bellさんのトレール・ワレットというかなり小さい財布を使っていました。
▼こういうやつ
入れている内容も異なるの一概に比較はできませんが、厚みもこの財布よりも随分とコンパクトになります。

財布に入れる中身も厳選して減らしているので、当たり前と言えば当たり前ですがよりミニマリストに近付く選択肢なので、その点はとても気に入りました。

メーカー
ZENLETさんは台湾のメーカーさんの様ですね。
スマホアクセサリーなどを中心に様々な製品を手掛けているメーカーさんの様です。
「シンプルで高品質」である事を追求されているらしく、製品づくりの理念に「禅」を取り入れてるのだとか。
確かにZenlet 3もとてもシンプルでこだわり抜いている姿勢が伺えました。
サイトをみてみると気になる製品がたくさんありました。
見ているだけでもワクワクする感じに企業の先進性を感じます。
Zenlet 3のスペック
Zenlet 3のスペックをまとめました。
モデル | サイズ | 重量 | 材質 | 製造地 |
---|---|---|---|---|
Zenlet 3 | 67 × 95 × 11.5 mm | 60 g | アルミ合金、ステンレス鋼、Gorilla Glass、PCプラスチック | 台湾 |
Zenlet 3 Plus | 67 × 95 × 13.5 mm | 75 g | アルミ合金、ステンレス鋼、Gorilla Glass、PCプラスチック | 台湾 |
Zenlet 3 Pro | 67 × 95 × 20 mm | 100 g | アルミ合金、ステンレス鋼、Gorilla Glass、PCプラスチック | 台湾 |
Zenlet 3 Pro Max | 67 × 95 × 22 mm | 115 g | アルミ合金、ステンレス鋼、Gorilla Glass、PCプラスチック | 台湾 |
Zenlet 3のよくある質問Q&A
Zenlet 3のよくある質問Q&Aをまとめました。
- お札や小銭はどのモデルでも収納できますか?
- Zenlet 3 ProまたはZenlet 3 Pro Maxは専用の収納スペースを有していますが、Zenlet 3とZenlet 3 Plusにはお札や小銭の収納スペースはありません。
- カードの収納枚数は何枚ですか?
- Zenlet 3で「8枚」収納可能になっていますが、カードの厚みによっては6〜7枚にもなります。
- スキミング防止機能は備わっていますか?
- ウォレット本体内部はスキミング防止機能によって保護されていますが、パネル内部はカードのNFC機能などを活かすためにスキミング防止機能はありませんので、お間違えのないように。
まとめ
しばらく使ってみた感想としては、まったく新しいタイプの正に「スマート・ウォレット」という印象を持ちました。
一見すると財布には見えず、SSDなどの外部記憶装置にも見えます(笑)
そのコンパクトさは正にスマート・ウォレットでミニマリストの方は一度体験したくなるのは間違いなさそうですね。
僕は第一印象の「スマート・ウォレット」という名前からカードにお札に小銭が全て収納できるのだろうと思い込んでいたのですが、モデルによってはカードのみが推奨されている様なので、そこは全てのタイプにお札と小銭が収納できる様にしてもらいたいな・・・と感じました。
次回作に期待したいですね。
いずれにしても意欲的な分野だと思いますので、これからが楽しみです。
オプションが多くて自分好みにカスタマイズできるのも楽しいです。
財布の未来の形、スマート・ウォレット「Zenletシリーズ」気になる方は一度手にとってみる価値はあるでしょう。