Apple Watchを筆頭にずいぶん現代の日常生活に浸透したスマートウォッチですが、価格面で手が出にくいことも否めません。
しかし、一万円を楽に下回る価格帯で、見た目も良くて、機能も十分に備えてるスマートウォッチがあるとしたらどうだろうか?
「HAYLOU Solar Pro(ハイロー・ソーラープロ)」はそんな都合の良い欲望を叶えてくれるかもしれないスマートウォッチです。
約3週間ほどじっくり使った実体験をもとにレビューを書きましたので、HAYLOU Solar Proが気になっている方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
目 次
HAYLOU Solar Proのメリット・デメリット
HAYLOU Solar Pro(ハイロー・ソーラープロ)のメリットデメリットをまとめてみました。
- 一万を切る高コスパ
- 多機能
- 丸型大型液晶搭載
- 高解像度&高輝度液晶
- ベルトがややチープ
- クラウン&ボタンの操作感がイマイチ
このレビューはメーカーさんに製品をご提供頂き、Studio Kamix(スタジオ・カミックス)の「メーカーさんに忖度しない」レビュー・ポリシーにご同意いただいて制作しております。m(>o<)m
HAYLOU Solar Proの開封
それではHAYLOU Solar Pro(ハイロー・ソーラープロ)を開封していきます。
パッケージは必要十分なシンプル・ベーシック・スタイルでした。
パッケージにコストをかけすぎずシンプルに仕上げているのが伺えました。
付属品一式
付属品は至ってシンプルな構成です。
- 本体
- マニュアル
- 専用充電ケーブル(USB Type-A)
HAYLOU Solar Proの見た目
それではHAYLOU Solar Pro(ハイロー・ソーラープロ)の本体を見ていきます。
裏面にはセンサー類と充電ポートが配置されています。
右サイドにはクラウンとボタンが二つ。
左サイドには特に何も配置されていません。
丸型の画面部分はアルミのベゼルで囲われています。緑のベゼルがカッコ良いですね。
ちょっとRolexっぽい印象もありますね。
ベルトはシリコン製で、とてもシンプルなデザインです。
金具側はこんな感じ。
ベルトはちょっとチープな感じが否めなかったですが、カジュアルな服装に合わせるのなら違和感なくいけそうでした。
HAYLOU Solar Proのセットアップ・使用方法
HAYLOU Solar Pro(ハイロー・ソーラープロ)のセットアップには専用アプリが必要になります。
▼HAYLOU Solar Pro専用アプリ
今回は手持ちのiPhoneで試させてもらいました。
▼手順
専用アプリをスマホにインストールしたら本体を起動しましょう。
まずはユーザー登録を促されるのでユーザー登録しましょう。身長や体重などの情報も聞かれるので入力して行きます。
続いて本体とBluetoothでペアリングです。アプリの指示に従ってペアリングしましょう。
以上で設定完了です。アプリからさまざまな設定ができます。
設定はごくごく簡単で、難しい事はありません。
HAYLOU Solar Proの使ってみた
HAYLOU Solar Pro(ハイロー・ソーラープロ)を約3週間使ってみた感想をまとめましたので参考に読んでみて下さい。
画面
まず、画面に関してですが、丸型大型液晶はとても見やすくて、その点は大変満足しました。
1.43インチの有機ELディスプレイは発色も良く輝度も高いですね。
解像度も「466×466ppi」とかなり細かいので当然ながら表示も美しく仕上がっています。
解像度が高いのでウォッチフェイスによっては印刷されてるかの様に見える場合もあるほどでした。
画面を更新する頻度をあらわすリフレッシュノートも公開されていて「60Hz」という事でした。こちらはやや非力に感じましたがこのお値段であれば十分な数値だと思います。
輝度も十分高いのですが、さすがに昼間の直射日光のもとではキツさを感じました。
▼曇天の屋外での画面の見え方
操作面
操作は画面のタップ&スワイプにくわえてクラウンと上下二つのボタンで行います。
まずは画面の操作ですが、
- 上から下へスワイプすると「設定メニュー」
- 下から上へスワイプすると「通知」
- 右から左(左から右)すると「天気や健康系メニュー」
動画で見ると分かりやすいです。
▼参考動画
物理インターフェイスの操作は以下となります。
- 真ん中のクラウンを押すと「各種機能のメニュー」
- 下ボタンを押すと「スポーツメニュー」
- 上ボタンは「戻る」
動画で見ると分かりやすいです。
▼参考動画
クラウンはスポーツメニューの選択時などに回すと上下のフリックと同じ作用が得られます。
クラウンは待機中に回すとウォッチフェイス(盤面)の変更ができます。
操作自体は全く問題なくできるのですが、強いて言うならばクラウンとボタンの「押し心地・回し心地」を頑張ってもらいたかったな・・・個人的に感じました。
クラウンを回した時のコリコリ感とか、ボタンを押した時のポチッと感が心地よいと操作の心地よさは跳ね上がるのでそこを頑張ってもらえると評価は上がりますね。次回作に期待したいところです。
スポーツ
スポーツ機能は「100」を超える機能を持っています。
僕はランニングでスマートウォッチを使うので、HAYLOU Solar Proを使ってランニングを何度もしました。
結果的に不満はなくてランニングに関しては十分な機能を備えているという感想です。
距離や時間、心拍数などランニング中に見たい情報がしっかりと見られるのが大事なのでそこはカバーされてますね。
▼雨の夜ランニング中の撮影
スタートストップ操作も分かりやすくてスムーズで日々ジョギングしている方にもおすすめできそうです。
防水性
HAYLOU Solar Proは「IP68・2気圧」の防水となっています。
「IP68」はIP規格では最高ランクの防水・防塵性能ですのでかなり水には強いです。
雨やシャワー程度は全く問題ないと思われます。
▼「防水IP規格」に関する参考記事
防水/防塵規格「IPXとは?」〜初心者にも分かる!簡単な覚え方!健康
健康機能に関しても全般的に満足のいく性能でした。
健康機能といえば「睡眠」「心拍数」「血中酸素濃度」あたりが気になりますが、HAYLOU Solar Proは3つともしっかりとケアしてくれています。
▼まずは睡眠(アプリ画面)
昨日の睡眠がきちんとログとして残っていました。
入眠から起床まで記録されていて睡眠の「浅さ」「深さ」も分かるようになっていてスコアも評価もしてくれています。
▼続いて心拍数(アプリ画面)
日中は自動で定期的に心拍数をはかってくれて、心拍数の変化を記録してくれています。
▼続いて血中酸素濃度(アプリ画面)
血中酸素濃度も心拍数と同じく自動で定期的に測ってくれています。
コロナの時に重要な指標として取り扱われた「血中酸素濃度」ですが、こうしてログを時折確認することで自分の健康状態の確認や予防行為にもつながると思われるので知っておきたい数値ですね。
通知機能
各種通知機能を備えています。
着信通知はもちろんLINEやSMSの通知なども可能です。
ウォッチ画面に表示されるのとバイブで通知してくれるので着信やメッセージを見逃したくない方には、とてもありがたい機能ですね。
設定はアプリから個別に行えるようになっています。
アプリ
専用アプリ「HAYLOU Fan」はシンプルな構成のアプリで分かりやすいインターフェイスでした。
なので直感的に操作すれば目的の機能にたどり着く事が出来たのでアプリのUIはすぐれてますね。
当然ながらアプリのアップデートはあるようなので今後のアップデートに期待できそうですね。
見た目・ファッション性
HAYLOU Solar Proは丸型液晶が印象的ですが、「丸型」液晶は「角形」にくらべて見た目が時計らしくフォーマルでもカジュアルでもマッチしてくれるのでTPOを選ばず使えるのが利点です。
ウォッチフェイス
スマートウォッチにとってウォッチフェイス(盤面)は重要です。
その点、HAYLOU Solar Proはかなり多いウォッチフェイスが用意されていて、なかなか充実していました。
▼僕が一番気に入ったウォッチフェイス
モノクロのレトロ・アナログなデザインのウォッチフェイス(盤面)で真ん中のスケボーをしている少年がアニメーションで動きます。かわいいですよ。
それ以外にも様々なお気に入りウォッチフェイス(盤面)を見つけました。
HAYLOU Solar Proは画面の解像度が高いのでさまざまなウォッチフェイスが美しく再現されるのが嬉しいですね。
スマートウォッチは気分に合わせてウォッチフェイス(盤面)を変えられるのが醍醐味でもあるのでウォッチフェイス(盤面)のデザインが充実しているのは大事なポイントですね。
▼ウォッチフェイス(盤面)を選ぶ画面
充電・電池持ちに関して
HAYLOU Solar Proは300mAhのバッテリーを搭載していて、電池持ちは通常使用で「約7日」となっています。
実際に使っていてかなり長持ちするな・・・という印象でした。僕の使い方でだいたい7日くらいでしたね。
毎日充電の必要なApple Watchと比較すると圧倒的な電池持ちですね。電池持ちの良いAmazfitシリーズと比較すると半分くらいかなという印象でした。
毎日充電する必要がないのは充電器を持ち歩く必要もなくて大変助かりますね。
小旅行であれば満充電しておけば心配なさそうです。
充電器は専用のもので磁石による吸着があります。
ウォッチの裏面に磁力でパチっと留まってくれるので「セットしたはずなのに充電できてない!」という事故はありませんでした。
給電側の端子はUSB Type-Aです。
その他の機能
その他の機能に関してもとても豊富です。タイマーやアラームはもちろん緊急(SOS)機能などいろんな機能がHAYLOU Solar Proには備わっていてメインメニューから利用することができます。
中でも地味に気に入っているのが「電卓」パッと計算したい時に手首のスマートウォッチで計算できるのは便利でした。
画面が大きいHAYLOU Solar Proなら電卓もスムーズに使うことができます。
メーカー
メーカーさんは中国の「Liesheng Electronic」さんの様ですね。
中国のシリコンバレーと言われる深圳(しんせん)と世界の工場・東莞(とうかん)の2つの拠点を持っていて、2015年にXIAOMIさんの出資を受けて設立された企業さんですね。
XIAOMIさんやその他の大手企業の開発や生産を請け負って急成長された様ですね。
「HAYLOU」はそのブランド名で、スマートウォッチをはじめオーディオデバイスやヘルスケア、ゲーミングデバイスなど開発販売している様です。
なかなか開発力と生産力のあるメーカーさんでしっかりとしたバックボーンを持たれている様です。
HAYLOU Solar Proのスペック・仕様
のスペックをまとめました。
サイズ | 55 × 49 ×12mm |
重量 | 45g(バンドを含む) |
バンドサイズ | 22㎜ |
ディスプレイ | 1.43インチ 有機ELディスプレイ |
解像度 | 466×466(60Hz) |
Bluetooth | 5.2 |
バッテリー容量 | 300mAh |
バッテリー持ち | 通常利用で6〜7日(時計モードで最大20日) |
入力 | 5V/500mA |
対応OSバージョン | iOS 11以上, Android 6.0以上 |
本体充電時間 | 約1時間半 |
防水機能 | IP68(2ATM) |
素材 | アルミ合金、PC、シリコン |
生産国 | 中国 |
HAYLOU Solar Proのよくある質問Q&A
HAYLOU Solar Proのよくある質問Q&Aをまとめました。
- Androidでも使えますか?
- 使えます。iOS 11以上, Android 6.0以上のOSに対応しています。
- スマートウォッチを使った事がない人でも扱えますか?
- 使えます。さまざまな機能がふんだんに盛り込まれているので色々と使ってみたい初心者の方にも向いています。
- Solar Proなので太陽光で充電できますか?
- 残念ながらできません。名前のソーラーは太陽をモチーフにデザインした事から名付けられたようです。
- スマホがなくても使えますか?
- 使えません。スマホへの専用アプリのダウンロードおよびインストールと、スマホとのペアリングが必要不可欠です。
まとめ
HAYLOU Solar Proはスマートウォッチで標準となりつつある機能をほぼ網羅していて、なおかつスマートウォッチの重要な要素となる画面性能にこだわった上で、一万円を切った「七千円台」の脅威的なコスパを実現しています。
約3週間ほどいろいろと使ってみた印象としては、スマートウォッチ機能の網羅ぶりに対してのコスパが非常に高い製品だと感じています。
ただ、クラウン&ボタンの操作感やベルトのややチープな点など、小さな気になる点はあるものの、この価格の前にはどれも「贅沢言い過ぎ」になってしまうな・・・と言うのが正直な感想です。
「コスパが良くてスマートウォッチの機能を網羅していれば良い」という方や「初めてのスマートウォッチなのでとりあえずどんなものか?使ってみたい」という方には強くおすすめできる製品でした。
この価格でこの性能を実現しているのは正直すごいですね。一昔前では考えられないなと感心しました。
もはやこの価格なら「悩む時間がもったいないから、すぐ買え!」と言いたくなりますね。
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