ランニング・ジョギング等をしている方で走る事に重点をおきつつも、
日常的な機能も備えたそんなスマートウォッチを探している方に
ピッタリなのが「Amazfit Cheetah(アマズフィット チーター)」です。
同機はAmazfitからリリースされたランニング用スマートウォッチ、
ランナーたちのニーズを満たしてくれるランナーズ・ガジェットになるでしょう。
フルマラソンを10回以上経験している私カーミーが
市民ランナー目線で
「Amazfit Cheetah(アマズフィット チーター)」
を使ってみたので
ラン特化部分を中心にレビューさせてもらいます。
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目 次
Amazfit Cheetahのメリットデメリット
メリット・デメリットをまとめました。
メリット
- ランナー特化
- 日常使い可能
- バッテリー持ち良し
- スポーツ向け素材
- コーチ機能搭載
- 軽い
デメリット
- ビジネス系に向かない
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Amazfit Cheetahの開封
Amazfit Cheetahを開封していきます。
パッケージは白を基調にしたスポーティ・クールでした。
しっかりとしたパッケージで製品の安定感が伺えます。
開けるとさっそく本体が現れます。
付属品
付属品は大変シンプルな構成です。
- 専用充電ケーブル
- マニュアル
専用充電ケーブル
専用充電ケーブルはAmazfitシリーズでおなじみのタイプですね。
専用充電ケーブルはウォッチ側がAmazfit独自のインターフェイス、
電源側はUSB Type-Aとなっています。
本体側は二つの接点があり、
磁石で本体とくっつく様になっているので、
取り回しが良いですね。
Amazfit Cheetahの見た目
さっそく本体を見ていきましょう。
「#BREAKING LIMITS」と綴られた
画面保護シートが妙にそそりますね。
「限界を越えろ!」と・・・これからのランニングライフを
鼓舞されている様で「コレをつけてランニング頑張ろう!」
と否が応でもモチベーションが高まります。
▼シートを剥がした状態
美しい、丸型液晶画面が現れました。
続いて裏側を見ていきましょう。
歌面は各種センサーと充電用の接点が搭載されています。
▼裏面シートを剥がした状態
続いて側面へ
右側面にクラウンとBACKボタンが備わっています。
左側には何もありません。
Amazfit Cheetahがランナーに特化している部分
Amazfit Cheetahはランニングに特化している部分を
レビューしていきます。
ベルト部分
まずはベルトを見ていきます。
ベルトは「リキッドシリコンストラップ」製です。
穴がたくさん空いていますので
通気性もよくてランニングに最適化されています。
留め具類も同じカラーリングで統一されていてクールです。
重量
そして何と言っても重量です。
驚きの「47g」
圧倒的な軽さでランニング中も気になりません。
ベルトを除くと「32g」という脅威的な軽さです。
防水性能
防水性能も「5ATM」となってます。
これは水深50Mの水圧に耐えうる性能です。
ランニング中も汗や雨などで
濡れることは多いのですが、
それくらいの水分であれば全く心配しなくても良さそうです。
高輝度画面
最大1000nitという高輝度を誇る画面性能です。
日中のランニングの際に、
太陽の光で画面がみづらくなりがちですが、
Amazfit Cheetahはしっかりと見えます。
先日ビーチランで使ってみましたが、
しっかりと認識できました。
▼こんな感じ
8月前半の強い直射日光でも
見えなくなる事はありません!
頼もしいですね。
位置情報の性能
位置情報精度も高く、マップのルートも正確です。
業界初のデュアルバンド円偏波GPSアンテナ技術
「MaxTrack™ GPS Technology」によって
2つの衛星で追跡をしてくれるの精度の高いルート記録を
可能にしてくれます。
しかも利用できる衛星測位システムは「6種類」
(アメリカ)BeiDou(中国)Glonass(ロシア)Galileo(欧州)QZSS(日本:みちびき)NavIC(インド)
スマホ不要
ランを極める場合は、
スマホなしの方が身軽になります。
Amazfit Cheetahならスマートウォッチだけでも
ランに出かけられますね。
さらに、Amazfit Cheetahに音楽を入れて
Bluetoothイヤホンを接続する事もできるので
スマホなしで音楽を聴きながらのランも可能です。
僕はiPhoneランナーなのでiPhoneは手放せませんが、単体で走りに出かけられるのは魅力的ですね。
クイックスタートアイコン
Amazfit Cheetah専用の画面には
「クイックスタートアイコン」が搭載されてます。
これを押せばすぐにランをスタートできるわけですね。
さすが、「ランニング」に特化したモデルです。
クラウンとボタン
操作系にもこだわっています。
ランニング中はやはり画面のフリック操作やタップは
振動があるため、しづらいものです。
▼クラウン操作の動画
なので、Amazfit Cheetahは物理クラウンとボタンの
両方を備えています。
これならば走りながらの操作もしやすいですね。
というわけで、
Amazfit Cheetahのランニングに特化している点を
まとめてみました。
やはり専用機は良いですね。
ランニング・モチベーションが爆上がりです。
AIコーチ機能「Zepp Coach ™2.0」
Amazfit CheetahはAIコーチ機能を搭載しています。
設問に答えていくと自分に合ったトレーニングのプランを立てて
提案してくれる様になります。
▼設問画面(参考)
実際に使ってみた感じでは
何もプランが無いよりはAIに立ててもらったプランが
目標や目安になるので、
計画があるとモチベーションは上がって良いですね。
AIコーチ機能をスタートするには
メニューから「Zeppコーチ」を選択します。
▼詳しくは動画で
アプリで見るランニング・データ
スマホ用の専用アプリ「Zepp」にて
ランニングのデータを確認することができます。
ルート・距離・ペース
当たり前ですがルートがログされます。
Amazfit Cheetahはデュアルで位置情報を取得できるので
かなり正確なルートログが表示されます。
そして、距離や走行ペース、心拍数なども表示されます。
ストライド・ケイデンス
ランニングの突っ込んだ情報として
「ストライド(歩幅)」や「ケイデンス(歩数)」等も
集計してくれます。
ランニング中級になってくると気になるのがペースですが、
ペースを形づくるのはストライドやケイデンスになって来ます。
自分のストライドやケイデンスを知り、分析する事で
走り方の改善に繋がるんですよね。
その他にも様々な情報をアプリで表示してくれます。
▼その他の画面
ランニングに必要な情報がたっぷり取れますので
ランナーにとって走力アップには欠かせなくなるでしょう。
Amazfit Cheetahの使い方・セッティング
続いて詳しい使い方・セッティングをレビューしていきます。
使い方は簡単で、最初にアプリをインストールして
Amazfit Cheetah本体と連携させるだけです。
専用アプリ「Zepp」
兎にも角にも専用アプリ「Zepp」は必要です。
このアプリはAmazfitのシリーズを使った事がある人には
お馴染みのアプリですが、
アップデートがずいぶん行われとても使いやすくて優秀な
アプリになっています。
事前にダウンロードしておきましょう。
本体のクラウンを押して起動します。その後「使用言語」を選択します。
専用アプリである「Zepp」をダウンロードしましょう。
本体の画面に表示されるQRコードをアプリのデバイス追加から読み込むと、アプリと本体がペアリングされます。
基本セッティングは以上で完了です。簡単なチュートリアルを消化するとスタンバイ完了です。
接続が完了したら、すぐに使える様になります。
画面をタップ・フリックすれば
あらゆるメニューに簡単にアクセスできます。
▼画面で操作している様子
Amazfit Cheetahで走り出す(出走)
僕はAIコーチ機能を使ってますので出走時は
「Zeppコーチ」を選んでスタートしています。
▼参考画面
これで走り出せます!簡単ですね。
Amazfit Cheetahのその他の機能/気になる点
Amazfit Cheetahの特徴はレビューできたので
続いて、その他の機能面や気になる点についてレビューしていきます。
健康機能
健康機能に関しては今までのAmazfitシリーズ同様に
多くの健康機能を有しています。
Amazfitシリーズの僕のお気に入り機能としては
「ワンタップ測定」機能
心拍数・ストレス・血中酸素濃度を一度に測定してくれます。
その他にも睡眠の計測や「PAI」という
独自の健康指標も計測してくれます。もちろん歩数も。
一通りの健康指標を記録してくれて
アプリで一括管理できる様になっているので
大変便利ですね。
スポーツ(運動)・エクササイズ機能
ランニングはもちろんですが、
Amazfit Cheetahは数々のエクササイズに対応しています。
「え?そんな運動まで?」っていうところまで
押さえてくれています。
電話通知・通話
割とニーズのある機能が
電話の通知やメッセージの通知ですね。
Amazfit Cheetahはそれぞれ対応してますので
ニーズに応じて設定すれば利用可能です。
LINE(ライン)通知・LINE(ライン)返信
日本では圧倒的に利用者の多いLINE(ライン)ですが、
こちらもアプリ側で通知を「ON」にすれば
本体にバイブと液晶画面に通知が入ります。
ただし、iPhoneの場合は内容や発信者は表示されません。
そして、iPhoneでの利用の場合、
返信機能もないようですので、
LINE(ライン)が入った事だけしか分からないですね。
(※Androidの場合は定型返信ができる様です。)
バンド(ベルト)・バンド(ベルト)交換
Amazfit Cheetahはランニング専用のスマートウォッチで、
専用のリキッドシリコン・ベルトが付属していますが、
もちろん好みのモノに変更可能です。
充電に関して
充電時間は0%〜100%の場合「約2時間」です。
100%の充電で標準的な利用であれば
最大約14日間利用可能です。
ハードな利用で最大約7日間
使い方にもよりますが、かなり長持ちの部類です。
▼充電に関する参考表
バッテリー容量 | 440mAh |
充電方法 | マグネット充電式 |
充電時間 | 約2時間 |
電池持ち〜省電力モード | 最大20日 |
電池持ち〜標準的な利用 | 最大14日 |
電池持ち〜ハードな利用 | 最大7日 |
便利機能
その他にも細やかな便利機能がたくさん備わっています。
僕が気に入っているのは「コンパス」機能
▼まずは動画をご覧下さい。
方角はもちろん、気圧や標高も表示されますので
登山やトレッキングの際にも重宝しそうです。
Amazfit Cheetahはこういった小さな便利機能が他にもたくさんあるので、自分に合った便利機能を見つける楽しみもありますね。
Amazfit Cheetah vs Apple Watchとの違い・比較
僕はApple信者でもありますので
普段使用しているApple Watchとも比較しながら使ってみました。
▼僕の使っているApple Watch Series 7
結論から言って、「Apple Watchと比較しても遜色ない」です。
Apple Watchでできる事は大体できるので
不自由さは感じませんでした。
電池の持ちなどを考えるとAmazfit Cheetahの方が
圧倒的に有利ですし、健康・運動機能面でも問題ありません。
Apple Watchにはない円形で見やすいディスプレイも魅力的!
性能全般においてもApple Watchユーザも満足できる仕様だと感じました。
Amazfit Cheetah vs Amazfit Cheetah Proとの違い
Amazfit Cheetahの兄貴分である「Amazfit Cheetah Pro」
との違いを調べてみました。
▼Amazfit Cheetah Pro[公式サイト限定販売]
大きくは以下の6つの様ですね。
- 画面サイズ(1.39インチに対してProは1.45インチ)
- 重量(47gに対してProは43g)
- Proは本体素材にチタンを使用
- 無線接続にBlutoothに加えWLANが利用可能
- ベルトがナイロン製
- マイクとスピーカーを搭載、本体で通話可能
と云う訳で、
大きな違いは「画面サイズ」と「チタン」を使っているトコですね。
そして、ベルトもナイロン製でAmazfit Cheetahとは
見た目がだいぶ異なりスポーツ感というよりは
アウトドア感が漂う仕様になっています。
その他詳しくは下記の比較表をご覧下さい。
▼Amazfit Cheetah vs Amazfit Cheetah Pro比較表
Amazfit Cheetah | Amazfit Cheetah Pro | |
価格 | ¥39,900 | ¥49,900 |
画面 | AMOLED 1.39インチ | AMOLED 1.45インチ |
本体サイズ | 46.7×46.7×11.9mm | 47×47×10.9mm |
重さ | 47g | 43g |
素材 | 繊維強化ポリマー | 繊維強化ポリマー チタン |
バッテリー容量 | 440mAh | 440mAh |
防水性能 | 5ATM | 5ATM |
衛星測位システム | デュアルバンド 6 衛星測位システム | デュアルバンド 6 衛星測位システム |
無線接続 | Bluetooth 5.3 | WLAN 2.4GHz Bluetooth5.0 |
マイク | なし | あり |
スピーカー | なし | あり |
搭載センサー | BioTracker PPG生体センサー 加速度センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 気圧センサー 環境光センサー | BioTracker PPG生体センサー 加速度センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 気圧センサー 環境光センサー |
多少の機能差はありますが、
「機能差 < 価格差」
一万円という価格差を考えると、
機能の違いはほぼありません。
コスパ重視であれば「Amazfit Cheetah」に軍配が上がりますね。
Amazfit Cheetahのスペック
Amazfit Cheetahのスペックをまとめています。
カラー | スピードスターグレー |
画面サイズ | AMOLED 1.39インチ |
解像度/PPI | 454 × 454 / 326ppi |
画面常時表示 | 対応 |
内蔵センサー | BioTracker PPG生体センサー 地磁気センサー 気圧センサー 環境光センサー 加速度センサー ジャイロセンサー |
測位システム | 円偏波GPSアンテナ デュアルバンド&6衛星測位 (GPS、GLONASS、GALILEO、BDS、QZSS、NavIC) |
無線接続 | Bluetooth 5.3 |
防水性能 | 5ATM |
対応OS | Android 7.0 以上、 iOS 12.0 以上 |
対応アプリ | Zepp |
スピーカー | 非搭載 |
内部ストレージ | 約2.3GB |
本体サイズ | 46.7 × 46.7 × 11.9mm |
本体重量 | 32g/47g(バンド含む) |
タッチスクリーン | Panda強化ガラス、指紋防止コーティング |
ボディ素材 | 繊維強化ポリマー |
バンド素材 | リキッドシリコン |
バッテリー容量 | 440 mAh |
バッテリー持続期間 | 省電力モードで最大24日間/ハード使用で最大7日間 |
メーカー
よく間違えられているのを見かけますが、
「Amazfit」はブランド名で
メーカーは「Zepp Health Corporation(ゼップヘルス コーポレーション)」さんです。
ウェアラブルデバイスを中心にグローバルに展開されている中国の企業です。
IDC社が発表している「Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker」によると、
Amazfitは、2021年度の世界の成人向けスマートウォッチ出荷台数で第5位となっているそうです。
2014年以降、全世界でなんと!2億台以上のスマートウェアラブルデバイスを出荷しているとのことなので、
製品の安定感・安心感が確かなものだと感じますね。
また、直近の場合、2022年Q3(第3四半期)でハイレベルOS採用スマートウォッチで「三位」。
日本国内の2022年Q1~Q3でスマートバンドを含まない、スマートウォッチのランキングで、Apple、ガーミンに次ぐ、出荷台数で日本第三位となっています。
▼メーカーさん公式サイト
気になる質問Q&A
気になる質問、Q&Aをまとめてみました。
- ランニングをしない人でも使えますか?
- もちろん使えます。普段使いの機能も充実していますのでランニング機能を使わずともスマートウォッチの恩恵に預かることが可能です。
- フルマラソンでも使えますか?
- フルマラソンでも十分に使えます。バッテリー性能も高いのでスタート時に満充電であればGPS機能をフルに使ってもレース中に充電が切れる心配はありません。
- iPhoneでも使えますか?
- IOSで利用可能です。専用アプリ「ZEPP」をインストールして使います。
- ランニング中にスマホがなくても使えますか?
- ランニング中にスマホがなくてもランニング機能はAmazfit Cheetah単体で動作します。(インターネット通信が必要な機能は除く)なのでAmazfit Cheetahだけで出走できますね。
まとめ
総合的にランナーにはおすすめのスマートウォッチです。
AIコーチ機能などを利用すると普段のトレーニングも
モチベーションが上がります。
さらに、マラソン大会などでもスタートからゴールまで
しっかりと寄り添ってくれるので市民ランナーには
ありがたいですね。
中級〜上級向きにもアプリから
走行ペースや心拍数はもちろん
ケイデンスやストライドも表示してくれるので
自分の走りを分析して強化していきたい人にも
おすすめです。
さらに、普段使いにも十分な機能が
たくさん備わっているので
スマートウォッチ初心者の方にもオススメですね。
「ランニングとスマートウォッチを一緒にはじめたい!」
なんて方にはもってこいですね。
ランニングでの計測開始時はどのような画面でしょうか。
現在はStratos2を使用しています。
ヨドバシ梅田では充電切れで展示されており確認できませんでした。
展示かつ稼働していたT-REXでは10秒カウントダウンで計測開始でしたが、同様でしょうか。
ご教示お願いします。
ご質問、ありがとうございます。
Amazfit Cheetahは多分T-REXと一緒だったと思います。
「運動」から「ランニング」を選んで「GO」ボタンを押して10秒カウント後にランの計測がスタートします。
待機画面の「GO」ボタンからも計測開始できますが、やはり同じく10秒後スタートですね。