こんにちは、
スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。
(➡︎プロフィールはこちら)
小型ジンバル・カメラの新しい形を提示する
「Feiyu Pocket 2S」のレビュー記事です。
既存の枠に囚われない新しい撮影を可能にする
創造的で野心的なジンバル・カメラです。
はじめてFeiyu Pocket 2Sを見た時、衝撃が走りました。
「なんなの?コレ?」ザワザワ・・・とざわめく脳内。
小型のジンバル・カメラってだけでも存在感があるのに
さらにカメラ部分が独立して動かせる?
色々な撮影方法ができそうで
カメラ好きとしてはとてもそそられる製品です。
目 次
Feiyu Pocket2S開封〜撮影動画
まずは動画からご覧下さい。
開封から実際の撮影した映像をまとめています。
Feiyu Pocket2Sの付属品
付属品は以下のようになります。
- カメラ部分のマウントアダプタ
- 本体マウントアダプタ
- 固定用ベルト長短2本(ベルクロ付き)
- 専用布製ポーチ
- USBケーブル(Type A→Type C)
- 両面テープ2つ(マウントパーツ固定用)
- マニュアル類
必要十分なものが揃っていて助かります。
特にマウント系の小物は便利ですね。
▼本体をマウントするパーツです。
中でもカメラ部分をマウントするパーツはいくつかあると
かなり便利そうですね。
▼カメラ部分をマウントするパーツです。
後で買い足して2〜3個持っていたいパーツですね。
Feiyu Pocket2Sの仕様
Feiyu Pocket 2Sの主要な仕様をまとめました。
サイズ |
170mm×42.6mm×30.5mm
|
重量 | 179g |
素材 |
航空アルミニウム合金
|
レンズ | F2.0、130°広角 |
ディズプレイ | 1.3インチ |
有効画素数 | 851万 |
センサー |
1/2.5インチCMOS(ソニー製)
|
ズーム機能 | 4倍 |
電子シャッター速度 | 16〜1/8000秒 |
静止画サイズ | 3840×2160 |
最大動画解像度 | 4K60fps |
LOG撮影 | 可能 |
出力インターフェイス | mini HDMI |
充電インターフェイス | USB Type-C |
バッテリー容量 | 875mAh |
充電時間 | 72分 |
稼働時間 |
180分(1080/30fps)
|
防水性能 | なし |
WiFi | 搭載 |
マイク | 搭載 |
スピーカー | 搭載 |
記録媒体 | Micro SD |
USBに関する基礎知識はこちら▼
[初心者向け]USB端子種類・形状・性能見分け方〜2つのポイント押さえてUSB丸わかり!
このレビューはFeiyuTech Japanさんに製品を提供して頂いて書いております。
重さ
重さは179gなのでスマホ1台分くらいの重量ですね。
iPhone 12 Proが187gなのでそれよりはやや軽いですね。
本体はコンパクトですが、
持った感じではギュッと中身のつまった印象で、
無駄のないつくりになっているコトが伺えます。
手触り
航空アルミニウム合金と云う素材が使われていて
しっとりとして手触りが良いです。
剛性も高そうでかなりしっかりしたつくりです。
高級感がありますね。
撮影センサー
センサーはソニー製。
ミラーレス一眼レフで大人気のαシリーズを擁する
ソニーさんのセンサーならば、かなり期待できそうですね。
特にセンサーの感度、解像度には期待が膨らみます。
インターフェイス
インターフェイスは出力用のHDMIを装備。
そして充電用にUSB Type-Cが備わってます。
その他
マイクは当然のことながらスピーカーも備わってますので
本体で映像を再生して音声の確認も可能です。
最大180分撮影可能が可能と云うコトで、
撮影時間としては十分かと思います。
Feiyu Pocket 2Sの操作
操作はジョグダイヤルとボタン
そして、液晶のタッチパネルで行います。
ジョグダイヤルとボタン
ジョグダイヤルでは基本的にカメラのアングル操作ができます。
「REC」「シャッター」がボタンで操作できます。
シンプルでとっつきやすいインターフェイスです。
タッチパネル
その他の設定や再生などは全てタッチパネルで行います。
画面の外側からスワイプすると各メニューが現れます。
なので、上下左右にメニューが割り当てられています。
タッチパネルに関しては最初、操作に戸惑いましたが、
触っていると慣れてきて直感的に操作が理解できます。
タッチ感度は悪くなくて、ほぼ思った通りに動作してくれます。
液晶画面は1.3インチととても小さいですが、
画面タッチの操作感はGoProよりも良かったです。
本体とカメラが分離
いよいよ本丸です。
本体とカメラを分離してみましょう。
最初だけ、力加減が分からないので躊躇しますが、
ちょっと力を入れると磁石で留まっていたカメラ部分が
あっさりと外れます。
映像で見てもらうとわかりやすいですね。
▼YouTube映像
▲該当部分から再生されます。
磁石
カメラ部分と本体の両方に磁石が備わっていますので
鉄の場所に取り付けることができます。
▼試しに冷蔵庫に付けてみました。
これは便利ですね。
カメラにも本体にも磁石が備わっている
鉄の物さえあれば
放置撮影なんかも簡単にできそうです(笑)
Feiyu Pocket 2Sのジンバル性能
ジンバルカメラとしての性能はかなり高いです。
ものすごく安定した動画を撮影してくれます。
Feiyu Pocket 2Sで撮影
さっそく色んな場面を撮影してみましたので
それぞれレビューしていきたいと思います。
ジョギング・ウォーキング
ジョギングしながらの使用してみました。
普段使っているウェストポーチに
「キャプチャー」と呼ばれるカメラホルダーをつけて
そこにFeiyu Pocket 2Sのカメラ部分をマウントしました。
▲こんな感じでマウント
キャプチャーのマウント部分と
Feiyu Pocket 2Sのカメラマウント用のマグネットパーツをつけて
キャプチャーにつけるコトでかなりしっかりと固定できます。
とても良い感じですね。
この状態でジョギングをしながら撮影をしてみました。
カメラを身体につけているので
走ると振動で少し揺れが出ていますが、
それを差し引くと安定感はさすがです。
▼YouTube映像
▲該当部分から再生されます。
こっちは腕に巻いて
ウォーキングしながら撮影したパターンです。
▼YouTube映像
▲該当部分から再生されます。
こちらはこちらで安定するのですが、
やはり腕を振ると映像がみづらくなります。
なので、ウォーキングの際は
腕をできるだけ動かさないようにしないといけません。
胸にマウントした方がより安定した画像が撮れそうですね。
後で分かったのですが、Feiyu Pocket 2Sにはウォーキングモードとランモードがありますので切り替えておくと、より映像が安定しそうです。
自転車
自転車のハンドル部分にマウントして
走る映像を撮ってみました。
▲こんな感じでマウント
とても安定した映像が撮れます。
やはり乗り物系にはとても強いですね。
この分だとバイクでの撮影にも向いてそうですね。
▼YouTube映像
▲該当部分から再生されます。
このマウント仕方だと段差の衝撃が強い時にカメラ部分が落ちる場合がありますので気をつけましょう。
車
愛車ステップワゴンにつけてドライブしてみました。
ケーブルの長さに限りがあるので
運転席側につけることにしました。
Feiyu Pocket2Sのカメラ部分についているマグネットは
たいへん強いので、
あっさりと安定してくれました。
しばらく走行しましたが、落ちる心配は全くありませんでした。
▼YouTube映像
▲該当部分から再生されます。
ちょっと怖かったのは・・・、
車の窓を閉める時に、上の方を空けとかないと
「ケーブルをはさんでしまう!」コトです。
うっかり窓を閉め過ぎて
「あぶねっ!」となることがありました。
断線したりすると最悪なので車の外につけて使う場合は気をつけたいですね。
ここで思ったのですが、Feiyu Pocket2Sの最大の特徴でもあるこのカメラ・ケーブルがユーザ側で交換可能だといいな・・・・と云う思いつき。
交換可能だと、もしも断線してしまっても安心ですし、オプションで延長ケーブルなどあれば離れたところにカメラを設置できるので色々と使える幅が広がりそうです。
次回作に期待したいですね。
肝心の映像はかなり安定していて見やすいです。
撮った映像を自分で見ながら心地良くてついつい見入ってしまうほどです(笑)
車やバイクでの利用はかなり良さそうですね。
GoProだと何らかのマウントが必要だと思いますが、
Feiyu Pocket 2Sの場合、
車体の好きなところにマグネットでつけられるのがグッドですね。
そして、何より本体側でカメラの角度なんかを変えられるのがグッドです。
GoProには真似できないFeiyu Pocket 2Sならではの芸当ですね。
自動車につけて使用する場合は道路交通法の外部突起規則に係る場合がありますのでご注意下さい。自動車につけてい利用する場合は法令を守って自己責任でご利用ください。
釣り
愛用のショルダーバッグにカメラ部分を
キャプチャーマウントで固定して川釣りをしてみました。
なかなか良い感じで安定して撮れています。
▼YouTube映像
▲該当部分から再生されます。
釣り動画にもかなり使えそうです。
本体をズボンのポケットに入れてましたが、
時折、手元で撮影結果を見るのに便利でした。
いかんせん、防水ではないので水に濡れないよう注意は必要です。
サッカー
テストで足に巻いてサッカートレーニングの撮影をしてみました。
左足にベルトで固定して撮影しています。
▼こんな感じです。
これはFeiyu Pocket 2Sじゃないと
なかなか撮れない映像ですね。
「左足から見る世界はこんな感じに見えるんだ・・・笑」
と感心しました。
▼YouTube映像
▲該当部分から再生されます。
三脚利用
もちろん、三脚利用でも使えるのですが、
やはり本体でアングルを変えられるのが魅力ですね。
なので、トラッキング機能を利用して
動きのある人物映像を撮影したり
カメラのを動かして商品を写すカットの撮影なんかにも
使えそうですね。
ウェブカメラとしても使えるそうです。リモートミーティングの時とかにちょっと良い映像で見せたり、動きのあるものを見せたりする際には活躍しそうですね。
Feiyu Pocket 2Sその他の機能
その他にも特徴が満載のFeiyu Pocket 2Sですが、
主だったものを紹介しておきます。
ズーム
まずは、ズーム機能ですが、なんと「4倍」までズームできます。
操作はどこでするのかな?と思いきや・・・、
液晶画面の左中央にあるアイコンを上下にするコトでズームができます。
なかなかのズーム性能でかなり使えそうですね。
USB利用(Webカメラ・ストレージ)
USB Type CケーブルでMacとつなぐと
以下の様な画面が表示されます。
USBスティックモード
「USBスティック」を選択すると
MacがUSBとして認識して
Feiyu Pocket 2S内のSDカードの内容が見られます。
素早く映像・画像を取り出したい場合は便利ですね。
ケーブルは両方Type CのモノでMacの方もUSB Type-Cインターフェイスでないと、僕の環境では上記の動作はしませんでした。
USBに関する基礎知識はこちら▼
[初心者向け]USB端子種類・形状・性能見分け方〜2つのポイント押さえてUSB丸わかり!
PC CAMモード
「PC CAM」を選択すると
Feiyu Pocket 2SをMacに接続したウェブカメラとして利用できます。
ジョイスティックによる操作はできないので単なるカメラとしての利用しかできない様です。
撮影モード
撮影モードは
「映像」「写真」「スローモーション」「タイムラプス」「パノラマ」
と云った多彩な撮影モードがあります。
その他にも、
ビューティモード → 人物を美しく撮影
トラッキングモード → 人物や対象物を追いかけるモード(フェイストラッキング・オブジェクトトラッキング)
ジンバル制御モード → 上下左右追従のTFモード、左右追従のHFモード、360度あらゆる方向へ追従のAFモード
が備わっていて把握するだけでもなかなか大変ですね(笑)
どれも使いこなしたい機能です。
マウント
GoProマウントベース使用可です。
付属のマウントパーツをGoProで使われているマウントに
つけるコトができるので
GoPro併用ユーザにも嬉しいですね。
僕もGo Pro併用しているので助かってます。
Feiyu Pocket2Sアプリ
Feiyu Pocket 2Sには専用アプリがあり、
アプリからもコントロールが可能です。
ただ、Feiyu Pocket 2Sの場合、
カメラ部分が分離して本体からコントロールができるコトを考えると
アプリよりも本体からの操作の方が良い場面が多いせいもあって
僕はあまり使いませんでした。
場面によっては使い道が出てきそうですね。
Feiyu Pocket2S頑張ってもらいたかったところ
これにつきると思います。
「防水性能」
本当になんでもできるカメラなので防水性能がないコトだけが悔やまれます。
まあ、それだけ防水機能を付け加えるコトが
ハードルが高いのだろうと思うので求め過ぎですね(笑)
別売の専用防水ケースがあるので、どうしても防水で使用したい方はそちらを利用されると良いですね。
メーカーさんであるFeiyu Techさんは2007年に中国は広西省桂林市に設立されたメーカーさんでジンバルやアクションカメラなどを開発・販売されてます。
ジンバル・メーカーとしては世界的に有名ですね。ジンバル界の5本の指には余裕で入ってるんじゃないかな?
僕も以前からよく知っていて、ジンバルを検討したコトのある方は一度は聞いたコトがあると思います。
Feiyu Pocket2Sまとめ
とにかく、やれるコトが非常に多いカメラです。
これ一台あればあらゆる撮影ができるでしょう。
アイデア次第でいろんな撮影ができて
おまけに画質もよくて
ジンバルの性能が高く安定した動画が撮れます。
そして、最大の特徴であるカメラの分離機能を活かせば
さらに撮影の幅がグンと広がります。
これ一本あればとりあえず何でもできちゃう万能カメラ、
と云って過言ではないですね。
しかも小さいのでカバンに常に入れてたとしても
負担になりません。
僕はYouTube配信でも使ってみたいので
今後挑戦してみようと思います。
カメラが分離するのでやりやすそうなんですよね。
Feiyu Pocket 2SはただいまMakuakeさんから購入可能です。
一般販売予定価格45,000円(税込)
が
14%オフの「38,900円(税込)」
となってます。
▼詳しくは以下より
参考
Feiyu Pocket 2Sの商品紹介ページMakuakeさんのHP
さらに詳しい内容も掲載されていますので是非ご覧ください。