こんにちは、
アマチュア・ミュージシャンでもあり、
DTP・録音・ミキシングなんかも大好きな
スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。
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この記事はikko Audioさんのイヤモニ・イヤホン、
「OPAL OH2」のレビュー記事です。
- 高コスパ・イヤモニイヤホン
- 立体的な解像度の高いサウンド
- リケーブル(交換可能)な銀メッキケーブル
- 圧倒的フィット感を実現する9種類のイヤーピース
目 次
OPAL OH2開封〜動画レビュー
今回も開封動画を撮りましたので
ご覧ください。
OPAL OH2パッケージ・付属品
POPなパッケージが印象的な「OPAL OH2」
音楽好きそうな女の子のイラストがかわいいですね。
なんと、このイラスト部分が、
マグネットになっています。
好きなところに貼って使えそうですね。
パッケージ
パッケージは凝ったつくりで
開封時にはテンションが上がりました。
随所にこだわりが見えてきて
「OPAL OH2」に期待が高まります。
付属品
付属品は以下の通りです。
- ケーブル
- イヤーピース
- 専用ケース
- ピンバッジ
- MMCX脱着ツール
- イヤホン穴カバー予備
- マニュアル他
ケース
合皮の専用ケースがついています。
明るい色のカジュアルなデザインのケースは
シーンを選ばず使えそうなので良いですね。
女性にも喜ばれそうなナチュラルな優しいデザインです。
▼イヤホンを収納するとこんな感じ
大事なイヤホンを鞄にしまう際には
ケースが必須です。
OPAL OH2の第一印象
「OPAL OH2」は1万円を切る価格帯のイヤホンです。
正直、あまり期待はしていませんでしたが・・・、
見た目
今回は「グリーン」を選びました。
カラーバリエーションも豊富なので
どちらかと云うとPOPな印象を持っていたのですが、
(▼カラーは5種類)
実際に手に取ってみると
思っていた以上のしっかりとした作りに驚きました。
「作り」が価格帯以上に良いですね。
本体の素材には「メタル」と「ポリカーボネート」が使われてます。
「メタルは高音域」、「ポリカーボネートは中音域」に対して
イヤホン本体の内部で良い影響をもたらしている様で
この二つの素材をハイブリッドで使っているのが
「OPAL OH2」の高品質サウンドの秘密の一つみたいですね。
OPAL OH2はIKKO独自構造のSVAS(Separating Vector Acoustics System)を採用したモデルとなります。
これは前述のメタルとポリカーボネートという2種類の素材を用いて、ドライバーの性能を最大限に生かすために限られたハウジングの三次元音響デザインを行う事で実現した技術ですね。
それからイヤホンの穴が楕円形をしているのが特徴的ですね。
ケーブルをセット
OPAL OH2はリケーブル(ケーブル部分を変えられる)です。
リケーブルの利点はケーブルを変えられる事。有線イヤホンは使い込んでいくと最初にケーブルが痛んできます。最終的には断線ですね。その点、リケーブル可能なイヤホンであればケーブル部分だけ変えてやれば本体をより長く使う事ができるので安心です。またケーブルによる音質の変化を楽しめるのも良いですね。
リケーブルタイプなので、
使う前に本体にケーブルをセットしないといけません。
「MMCX」と云う方式のコネクタなので
比較的簡単に接続する事ができます。
ケーブルのコネクタ部分を本体に押し込むと
「カチッ」とはまります。
ホールドされて外れなくなればOKです。
「MMCX」のコネクタを外す時は、付属の脱着ツールを使います。素手でもとれますがツールを使うとより安全に簡単に外れます。
ケーブル自体は「高純度OFC銀メッキケーブル」
と云うものが採用されている様です。
サウンドの伝達のために良い素材が使われている様ですね。
豊富なイヤーピース
OPAL OH2は豊富なイヤーピースを備えています。
イヤモニであるOPAL OH2の本領を発揮させるためにも
一通りのイヤーピースを試して
自分の耳にもっとも合うものを選んでもらいたいですね。
ここはかなりのこだわりポイントです。
僕も数々のイヤホンを使ってきましたが
これだけのイヤーピースを用意してくれている製品は少ないですね。
「良い音で聴いてほしい」
と云う作り手の熱意が伝わってきました。
聴き手としてもしっかりイヤーピースを選んで応えたいですね。
イヤーピースは「シリコン」が6種類、
「ウレタン」が3種類の合計9種類
この中から自分の耳にフィットするモノを選ぶことになります。
或いは、サードパーティのイヤーピースも良いですね。
装着感
つけ心地も「必要十分」です。
人間工学に基づいた設計がされているらしくて
つけ心地にもこだわりが見られます。
長時間つけていても、気にならないコトを目指して
作られている様ですね。
付けてみるとしっかりとフィットして
頭を振ってもズレるコトがありませんでした。
イヤホンタイプ「インイヤー」or「カナル」
「OPAL OH2」はイヤモニ・イヤホンですが、
分類するならば「インイヤー型」イヤホンの様です。
一瞬「カナル型」では?と思ったのですが、
インイヤータイプでありながら遮音性が高いタイプの様ですね。
本体を耳に引っ掛けて
イヤーピースでしっかり耳穴にフィットさせる
というタイプですね。
イヤーパッドは必ず自分の耳に合ったモノを選んでください。
イヤーパッドが自分の耳に合っていないとイヤホンの本領を発揮できません。
非常にもったいないので、必ず全てのサイズのイヤーパッドを試して「自分に合ったモノ」を使って下さい。
「カナル型・インイヤー型がよく分からない!」と云う、そんな方のために説明用記事を書いたので是非読んでもらいたい。
イヤホン使うなら「インナーイヤー(インイヤー)型」と「カナル型」の違いを知っておかねば!!〜誰も教えてくれなかった見分け方。
サウンド・クオリティ
1万円を切る価格帯から
正直、あまり期待は高くありませんでしたが、
音を出した瞬間、良い意味でいきなり裏切られます。
芯のある硬い立体感のあるサウンドが響きます。
中・高音のハリが素晴らしいですね。
思わず「こんなにも出るのか?」と唸るほどでした。
ボリュームを絞っても、その音のハリは失われず
しっかりと鼓膜に届きます。
高音がシャリシャリと鳴るイヤホンは数々ありますが、
「OPAL OH2」はシャリシャリとは無縁ですね(笑)
ギターサウンドの様な「複数の弦」が同時に
音を奏でる楽器は、
ともすれば音が膨らまずに、
べちゃっと潰れがちですが、
「OPAL OH2」はその辺を解像度高くしっかりと再現してくれるので
ギターサウンドやドラムなどの複雑な音がとても心地よいです。
この値段で、
このサウンドはかなりコスパが高いですね。
<各音域の印象は次の通り>
各音域 | 印象 |
低音 | 芯のあるしっかりとした低音、出し過ぎず必要最低限が好印象 |
中音 | やや抑えめ、全体バランスに貢献しているもののしっかりと聴き取れる |
高音 | ハリがあって解像度が高い、芯のあるサウンド |
基本仕様
主な仕様をまとめています。
項 目 | 仕 様 |
---|---|
ケーブルの特徴 | 脱着式 |
ヘッドホンジャック | 3.5mmジャック |
インピーダンス (Ω) | 32Ω |
コネクター | MMCX(デタッチャブルタイプ) |
ドライバー |
ダイナミックドライバ― |
素材 | メタル・ポリカーボネート |
再生周波数帯域 | 20Hz-20KHz |
ドライバー・ユニット
OPAL OH2のドライバー・ユニットには
「ダイナミック・ドライバー」が採用されています。
低音に強いダイナミック・ドライバーですが、
OPAL OH2は中高音にも圧倒的な強さがあります。
イヤホン本体の素材であるメタルをうまく活用して
高度にチューニングされている事が伺えますね。
▼ドライバー・ユニットって何?
【初心者向け】イヤホン・ヘッドホンの「ドライバー・ユニット」って何?〜知っておくとイヤホンの見方がガラリと変わる基礎知識!
頑張ってもらいたかったところ
大変、コスパの良いOPAL OH2ですが、
レビューなのでイマイチなところも
しっかりと掘り下げたいところ・・・と云う事で、
強いて言えば・・・の部分を探しましたが
ここは・・・と云う弱点が見当たりません。
あえて云うならば、
長所であるサウンドのハリの部分が
本体にメタルを使っている分、金属的な響きで強すぎる、
と云う方は居るのかも・・・と思いました。
サウンドの響きに、「温かみ」や「広がり」
を求めていると、ちょっと物足りないかもしれませんね。
この価格だとかなりの無い物ねだりになるとは思いますが(笑)
このレビューはikko Audioさんに製品をご提供いただいて制作しております。