こんにちは、
スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。
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先日の、とある日のこと、
社畜仕事が忙しくて心の余裕がなく
様々な人々の好き勝手な心ない言い分とマウントの取り合いに振り回され・・・
いたたまれない、ささくれだった気持ちのまま我が家に帰り着いた。
ほうほうの体で「戦さ場」から逃げ帰った気分で我が家の扉を開けると、
しばらくぶりに嗅ぐ懐かしく優しい香りが迎え入れてくれた。
鼻腔で捉えた匂いの情報が一瞬で脳髄へ届くと身体中の細胞が大騒ぎをはじめた。
「シチューだ!」
カレーの影に隠れて少し控えめな料理だけれども、冬のシチューは飛躍的に存在感を増す。
全身の細胞が「おい!シチューだぞ!」と云う伝言ゲームをはじめて、さっきまで社畜家業でささくれだっていたメンタルも驚異的な回復を見せる。
肌寒い季節も手伝ってシチューを口にする時の期待感がますます高まる。
すごい影響力だ!シチュー!
家に入ると慌ててネクタイを外し、シャツを脱いで着替えをして、手を洗ってうがいをして食卓につく。
晩ご飯はシチュー
ヽ(・∀・。)ノヽ(。・∀・)ノ
やったべー pic.twitter.com/F0OHW7yrzl— カーミー@Studio-Kamix (@StudioKamix) November 4, 2020
我が家はシチューの時、必ずガーリックトーストやチーズ系のパンがセットで出される。
パンとシチューの無限ループが食卓で繰り広げられるのだ。
シチューを口に運ぶと忘れかけていた幸福感が訪れる。
北海道民ではないのだけれど、なぜだか冬の北海道、郊外の一軒家、暖かい部屋の中でセーターを着た家族が仲睦まじくシチューを頬張る光景が目に浮かぶのは僕だけではないはず(笑)
寒さと云う「緊張」と、
暖かくて美味しいシチューと云う「緩和」
このコントラストが僕をシチューとパンの無限ループへ誘う。
案の定、無限ループにはまってしまって結局シチューを2回おかわりしてお腹がパンパンに。
この時ばかりは普段気にしているカロリーなんて、もう知らねえっってんだ!
って事で思い残すことがないほどガッツリ頂いて、ものすごい満足感をえられました。
その後、お腹が大変なことになりましたとさ(笑)
小さい子供の時、シチューはそれほどのインパクトがありませんでした。
カレーの劣化版と云うイメージが強くて「しょうがねぇな・・シチューか」
くらいに思っていた。
今思うと本当にシチューには申し訳ないと思う(笑)
すみませんでした。
そんな僕だったので、シチューをご飯にかけて食べたりもしていたくらいだ。
シチューかけご飯は、それはそれで美味しいのだけれどカレーの代わり感は否めなかった。
シチューかけご飯は美味しいのだけれど、違うんだ!
シチューはご飯にかけるために生まれてきたわけじゃない!
ソロで行けるんだ!シチューは!
そして、相棒であるパン(できればガーリックパン)が居れば二人のコンビネーションは、どこまでも走れる犬ぞりと操縦士の様に吹雪の中を走り続ける事ができるのだ。
大人になった今、シチューはカレーとは全く異なるポジションにいる。
シチューでなくては出来ない仕事をしてくれている。
そういう事がよく理解できる様になった。
だからシチューをご飯にかける事はないし、子供にもご飯にかけなさい・・・とは教えなかった。
シチューは単体で成立するんだ。
そして、パンと一緒に食べるとお互いを引き立てあうのだ。
素晴らしいシチュー。
大好きだ。シチュー。
なぜ、僕はシチューの事をブログに書こうと思ったのか?
それは、社畜でボロボロになってやさぐれて帰宅した僕が、シチューの香りで俄然元気になったことを表現したかったから。
シチューの香りにはそういう「力」があった。
やさぐれた心に前を向かせる力。
本当にシチューってすごいなってあらためて思ったから。
色々と好きな食べ物はたくさんあるけれど、
エネルギーがもらえて一瞬で元気にさせてもらえる食べ物は素晴らしいなとあらためて思う。
久しぶりってことや、少し寒くなって久しいってことなんかも手伝ってるんだろうけど兎に角、匂いを嗅いだだけで一瞬で元気になれた。
食べ物の「力」ってすごいな・・・。
と云うわけで
この冬はあと何回シチューが食べられるかな?
さあ、シチューを食べたくなった、そこのあなた。
今夜はシチューにしましょう(笑)