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子どもの頃に「レストラン枝川」で食べた二千五百円のステーキセットにはワインがついていて、子どもだった僕は初めてのワインにむせ返った。

こんにちは、

スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。

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最近、トレーニングで走っている最中に

ハッとよみがえった子供の頃の思い出。

なんてコトのない話なのですが、

鮮明に思い出されたので書いておこうと思います。

 

それは、僕が小学生の時のコトでした。

母方の実家が高知市内から少し西に外れた「伊野町枝川」という場所がありました。

 

時おり、祖母を訪ねて遊びに行ったり

泊まりに行ったりしていました。

 

そして、枝川に行った時に、

「美味しいモノを食べに行こう」となると

必ず行っていた場所が「レストラン枝川」でした。

レストラン ドライブイン

レストラン枝川は国道沿いにあって

枝川の町ではまちがいなく一番大きい立派なレストランでした。

いわゆるドライブイン(もう死語か?w)の様な店構えで

客席はズラっとお店の奥に伸びていて

国道に面した壁は大きなガラス張りになっていて

外の光がよく入って気持ちの良い空間でした。

 

そして、レストラン枝川にいくと必ず

僕の母方のおばあちゃんが

「ステーキを食べなさい」と

半ば強制的にステーキをすすめてくるのが常でした。

ステーキ

ステーキセットは高額だったので最初は遠慮してたけど

おばあちゃんが熱心に勧めてくれるし、

お肉は嫌いではなかったので

言われるがままにレストラン枝川のステーキセット頼むと

まず、最初に食前酒として、グラスワインが出されます。

これは子供にも同様に出されます(笑)

今では考えづらいですね。

ワイン

子供の僕が初めて飲んだワインは衝撃で

ちょっと甘いのに・・・あとからガツンと来る

これは・・・なんだ・・・?

と目を丸くしたのを鮮明に覚えています。

(今もワインは大好物ですが)

初めてワインを飲む幼い僕を

おばあちゃんと母が興味深く見て

「どう?」

と聞いてくるので

「うん・・・・う〜ん・・・美味しい?・・・」

と答えると、

子どもの悩ましい返事に満足したのか?

二人は笑ってました。

 

子供にしては甘くて美味しいのと

アルコールの「ウッ」とくる部分とが

なんとも云えない味だったようですね。

 

ワインと云っても、ちょっと甘めの

アルコールは少なめの

デザートワイン的なワインだったと思うのですが、

お酒を飲んでちょっと高いレストランで

これからステーキを食べる!

って云う行為に文字通り酔いしれるのでした。

ちょっと悪いことしてるみたいな淡い背徳感も

作用していたのかもなぁ(笑)

 

その後、

サラダとスープとご飯、

そして、メインのステーキがジュージューと

例の音を立てながら鉄板の上に乗って現れます。

しかし、もはや味は覚えていないのですが、

普通にゴージャスで美味しかったと記憶しています。

 

最後に小さなアイスクリームとスモールコーヒーが

ついていて、たしか二千五百円。

当時消費税はなかった様な・・・・

しかい、瓶のコーラが70円とかの時代だったので

なかなかの値段だったと思います。

 

だいたい、枝川レストランへ行く時は

母親とおばあちゃんと僕と兄とか、

3、4人でいくコトが多かったので

全員がステーキセットを食べると1万円!

って想像して、

「すげぇ!1万円のご飯か!」と

ひとり心の中で興奮していたのを覚えています。

思えば、そう云うコトも口に出すタイプではなかったんですよね(笑)

 

一回の食事で1万円って・・・、

ばあちゃんお金持ちなんだな・・・・。

って子供心に思っていました。

実際にはそんなお金持ちってわけではなかったと思いますが、

孫のために奮発してくれてたんだろうな・・・。

 

今でこそ、二千五百円のステーキセットは

珍しくないと思いますが、

当時はかなりの高額飯だったはず。

ありがとう、おばあちゃん。

と今になってお礼を云う(笑)

 

そんな、ハイソな体験をさせてくれたレストラン枝川も

その後、時代の流れについていけず閉店。

おそらく売り払われて、

その後は確か、カラオケ屋さんや焼肉屋さんなど

いろいろと業態が変わったあと、

どれもうまくいかなくて、ついには建物も亡くなってしまった。

残念。

 

でも、

僕の心の中には、ありし日の「レストラン枝川」と

おばあちゃん、母、兄、

みんなで食べたステーキセットが今も色あせずに残っている。

ワインでむせ返るコトはなくなってしまった代わりに

お酒を呑みすぎて記憶をなくすコトは増えました(笑)

おわり

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