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[映画]バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/イニャリトゥ監督作品〜脳がおいつかない没入感のワケ

バットマン バードマン

こんばんは、

スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。

(➡︎プロフィールはこちら

 

僕が大好きな映画監督、

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の作品

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

なんとAmazon Prime Videoでみられる様になってた。

さっそく久しぶりに観ました!

2回目でしたが、やはり面白かった。

あっという間に観せられて終わってしまいました。

あ〜面白かった。

やっぱおもろいわ、この映画。

もっともっとたくさんの人に観てもらいたい!

ってことでブログ書きました。

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督・・・名前長っ!

僕が初めて「バードマン」を観たのは、

「バベル」と云うアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の作品を観たから。

何の気なしに観た「バベル」にノックダウン・・・・。

「なんじゃ?この映画?」

「こんなの撮る監督ってどんな頭してんの?」

と衝撃を受けてしまってイニャリトゥ監督に興味津々になって、

同監督の作品を探して次に観た映画が・・・、

この映画、

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」だった。

 

「バベル」も衝撃的だったのだけれど、

「バードマン」でもノックダウン・・・。

2連続KO負け・・・・(笑)

「何ちゅう映画や・・・?」とまたもや衝撃を受ける。

「バベル」の時とは異なる衝撃・・・・。

ワンカメ ビデオカメラ 映画

バードマンのワンカメの臨場感と没入感

冒頭から胸ぐらをつかまれてグイグイと映画の中に引き込まれる。

途中で「なんでこんなに引き込まれるの?」って考えた。

一つ気づいたのはカメラワークがすごいんだよね。

まるで、三人称映画かの様にワン・カメラでズンズンとストーリーが進むのだ。

 

観ていると映画の中にグイグイと引き込まれつつも、

まだかろうじて残ってる頭の冷静な部分で考える・・・、

「あれ?これ?カメラ一台で継ぎ目なしで撮ってない?」

「いや・・・それよりストーリーがどんどん進んで目が離せない・・・あとで考えよう・・・」

みたいな感じですっかり映画に魅了されてしまう。

 

実際カメラワークはワンカメで進むのだけれど、よく見ると途中で編集ポイントをつくっている。

でも、とにかくワンシーンが長くて、まるで透明人間になった自分が映画の中を動いているかの様な錯覚を覚える。

その臨場感というか没入感ぼつにゅうかんというか・・のせいで、物語の進行が異常に早く感じる。

だからワクワクしっぱなしで気づくと映画の最後まで連れていかれるのだ。

迷走 浮遊

バードマンのシンプルゆえに魅力的なストーリー

ストーリーはそれほどとんがったものではない。

だけど、いったいどうなるのだろう?と気になる展開を地味に見せ続ける。

かつて「バードマン」という映画で一世を風靡した老俳優が主人公。

彼はなぜか?超能力が使えて?

物語は彼が楽屋で宙に浮いているところから始まる。

 

「バードマン」という映画の過去の栄光にすがりたくないというコンプレックスを抱えた主人公が苦しむ。

自らが大金を投じてプロデュースする演劇に取り組むのだけれど、

トラブルばかりが続いて主人公は激しく消耗しながらラストに向かって突き進んでいく。

いつの間にか、自己投影してしまって僕も息苦しくなってしまった(笑)

息を呑むようなスピード感で進んでいく物語は、驚きのエンディングを迎えることになる。

ドラムセット

ドラムの音だけで翻弄されるBGM

この映画でもう一つ、僕が特筆したいのが「BGM」

いわゆるサントラだ。

物語の最初のシーンはドラムだけのBGMではじまる。

これがただのドラムではなくて、異様にカッコ良いジャズドラム

と云っても派手なドラムではなく、地味だけど無視できないサウンド。

「ドラムだけなのにこんなにも存在感があるBGMって・・・?」

と映画のノッケから気になってしょうがない・・・。

カメラワークはワンカメ、みたいだし、

BGMは異常に地味なのに存在感があって気になりすぎるし、

物語も主人公の演技も気になって、

とにかく、脳が大騒ぎになる映画だ。

バードマンのサントラBGMの作曲者は?

初めてこの映画を観たあと、

僕が一番最初にしたことはBGMはいったい誰が担当してるのか?ってのを検索すること。

調べるとすぐに出てきた。

「アントニオ・サンチェス」さんと云う、やはりジャズ・ドラマーだ。

それも超絶テクニシャンでそのグルーヴは超一級。

ドラムを聴いてるだけで身体がむずむずして動き出すほど。

ドラムセット

ちょっと話が脱線するけど、僕はテクニックだけのドラマーは好きではない。

テクニックはそこそこでも聴く人の心を揺さぶるグルーヴをつくるドラマーが好きだ。

アントニオ・サンチェスさんはテクニックと心を揺さぶるグルーヴの両方を兼ね備えている。

すげえわ・・・この人・・・。

バードマンのサントラを聴いたけど・・・もう一発でファンになってしまった。

▼バードマンのサントラ

サントラは僕のお気に入りアルバムになってしまった。

ドラム セッション

驚愕のバードマンBGMの秘密

あとで、ネットの記事で知ったんだけれど、

このBGMは2回セッションをしてつくったのだとか・・・。

1回目はサンチェスさんのドラムの前にイニャリトゥ監督が立ち

監督がシーンの説明をしているのに合わせてドラムを即興で叩く。

監督はその音源を元に映画を撮る

その後出来上がったものを元にもう一度サンチェスさんが即興で叩き直したものをレコーディング。

という按配だ。

天才の二人だからなせるワザだ。

すごいとしか言いようがない・・・。

融合

バードマンは映像とストーリーと音楽の融合がすごい!

とにかくこの映画は、

映像とストーリーと音楽の融合っぷりが半端ない!

あとで、知ったのだけれど撮影は

あの『ゼロ・グラビティ』を撮影した

エマニュエル・ルベツキという方なのだとか。

「ゼロ・グラビティ」の映像にも驚かされたけど、その方が撮影担当だと知って納得。

三人の天才によってバードマンは生まれた

つまり・・・、

ストーリー・演出はイニャリトゥ監督が!

BGMはサンチェスさんが!

撮影はルベツキさんが!

という三人の天才がお互いに作用し合って出来ているのだ。

3つのモンスター・エンジンが原動力なわけだからそりゃ最初から最後まで没入感がすごいわけだよね。

 

ハッと気がついたらエンディングまで連れていかれているもんね。

今回は2回目だったけれど1回目とほぼ変わらす、

あっさりと最後まで連れていかれた。

ところどころ忘れてたとこもあったけど新鮮な気持ちのまま。

いや〜面白かった。

路上ドラム

一番好きなシーンを紹介させてほしい!

最後に僕の好きなシーンを紹介したい。

この映画、

好きなシーンがたくさんある。

主人公が多くを過ごし苦悩する楽屋のシーンも好きだ。

主人公がパンツ一丁で雑踏の中を歩く恥ずかしくて身悶えするシーンも好きだ。

主人公の娘と助演の男性俳優が劇場の屋上で恋に落ちる切ないシーンも好きだ。

主人公がバーで批評家と口論するシーンも好きだ。

とにかく好きなシーンがたくさんある。

突如現れるドラマー

その中でももっとも心を揺さぶられたシーンがある。

主人公と助演の男性俳優が二人して劇場を出てバーへ向かうシーンだ。

例のアントニオ・サンチェスの軽妙なドラムがBGM。

まるでそのドラムのリズムに乗っているかの様に二人はバーへの道を歩く。

すると道のりの途中で突如、

路上でドラムセットを叩く黒人ドラマーが現れる

叩いているドラムはもちろんBGMのドラムとシンクロしてる。

ドラマーは一瞬でフレームから見切れてしまう。

何事もなかったかの様に主人公と男性俳優は歩をすすめる。

「えっ・・・・・・?」

となるんだけど突然のことで頭がついていかない・・・。

ドラムのBGMは続いている・・・・、

というシーンだ。

 

「なんてかっこいいのよ!!!!」

と胸ぐらをつかまれた。

まだ「カッコいいっ!」を消化しきれていないのに物語はぐいぐい進む。

この映画はこの「消化不良感」が立て続けに起こり最後まで続く。

そして、終わったあとに後追いで色々と消化していく

と云うとても不思議な感覚を味わせてくれる映画だ。

そう終わった後に、一人頭の中で反芻はんすうする時間が長いんだよね。

そうだ!最後に。

ムービーカメラ

これも後から知った情報だけど、

主演のマイケル・キートンさんは

『バットマン』『バットマンリターンズ』で世界的大スターになった方らしく、

過去にバードマンを演じていたことを

コンプレックスに思っていると云う主役に

キートンさんを起用するって云うのは何とも云えないキャスティング。

或いは彼にしか出来ないのかもしれない。

確かにものすごい感情移入してしまうほどの見事な演技だった。

バードマンのまとめ

そんなめちゃめちゃおすすめの

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」ですが、

今ならAmazon Prime Videoで観られるのでぜひ観てもらってクセになる感じを味わってもらいたい。

アントニオ・サンチェスさんのサウンドトラックもおすすめです。

ちなみにAmazon Music Primeで聴くことができます。

Amazon Music Prime はAmazon Prime会員の特典のひとつです。

 

Amazon Prime未加入の方は30日間無料登録をこの機会に検討した方が良いかも。

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つまり「バードマン」とバードマンのサントラを無料で観て、聴けるってこと。

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他にも映画評ブログ書いてるのでよければ読んで下さい。

 

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