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映画『ブータン 山の教室』〜幸せとは何なのか?便利なコトは良いコトなのか?

こんにちは、

スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。

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久々に映画館で映画を観てきたのでご紹介。

奥さんに勧められて観に行った映画は

「ブータン 山の教室」

文字どおりブータン王国のお話です。

思いがけず、名作に出会えて良かった。

控えめに云って良い映画でした。

でも、映画のつくり自体はとても淡白です。

なので、過度な期待をして観ると人によっては

「物足りない・・・」と感じるかもしれませんので

ご注意を。

『ブータン 山の教室』の舞台は世界一幸福度の高い国「ブータン」

ご存知の方も多いと思いますが、

ブータンは「世界で一番、幸福度が高い」と云われている国。

国土の多くがヒマラヤ山脈を含む山々である。

この映画の主人公が住む首都のティンプーですら、

人口が10万人。

この映画の舞台である「ルナナ村」はなんと

人口54人。

当然電気も通っていない様な場所だ。

しかし、国民の幸福度は世界一と云う国。

ブータンの人の幸せ

僕もブータンの話は昔からよく耳にする機会があって

なんとなくこの国に好感を持っていた。

 

僕が耳にしたことのあるエピソードでこう云うのがある。

ブータンの山深い場所に住んでる人に

「電気は要らないか?」

と聞くと

「夜になったら寝るし、朝になれば起きるので

電気はあまり必要ない・・・、

それに電柱や電線のせいで

渡り鳥が怪我をしてはいけないので要らない」

と答えた・・・・と云う話だ。

このエピソードを聞いた時にも深く考えさせられたものだった。

『ブータン 山の教室』ホームページより引用

『ブータン 山の教室』7日間かけて秘境のルナナ村へ

この映画の主人公は首都ティンプーに暮らす若者で

教員免許をもっているのだけれど

アマチュアミュージシャンでもあり海外に憧れていて

オーストラリアへの移住を考えている人物。

携帯電話を操り、ヘッドフォンで音楽を聴く今時の若者だ。

 

その彼が、国から命じられディンプーからバスと徒歩で7日間もかかる

山奥の村、ルナナ村への赴任を命じられる

と云うストーリーだ。

 

主人公はブータンの若者なのだけれど、

何もかもに恵まれた資本主義社会で暮らす僕たちに重なるのだった。

 

そのまま7日間かけてルナナ村へ辿りついた主人公は

村の人々や自然と触れ合いながら徐々に変わっていく・・・

ここからのストーリーに関しては

ぜひ、映画をみてもらいたい。

『ブータン 山の教室』のテーマは?「幸せ」とは何か?

この映画を観て、

月並みだけどやっぱり考えた・・・。

「幸せ」とはなんだろうか?

「生きる」コトの意味とは?

「知る」コトの意味とは?

便利になるコト

豊かになるコトの意味とは?

などなど。

おそらく正しい答えはないのだろう・・・、

いや、答えは自分で選ぶモノなのだろう。

ちょっと哲学モードに入ってしまった

おっさんでした(笑)

舞台であるルナナ村では「紙」は貴重品?

ルナナ村では「紙」は貴重品である。

お尻を拭くのも葉っぱで拭くのだそうだ。

子供たちが勉強に使う紙も手に入れるのが大変。

なので、映画の中で主人公が火をつける時は

家畜である「ヤク」のフンを乾燥させたモノを

着火剤としてつかう。

するとアッと云う間に火が起こせるのである。

フンのくせに、なんて素晴らしい道具だ。

主人公もその便利さに舌を巻くシーンがあった。

『ブータン 山の教室』〜ヤクのフンとiPhone13

くしくもこのブログを書いている本日、

僕の手元には3年ぶりに買い替える

Apple iPhone13 Proが届くことになっている。

最先端技術がつまったテクノロジーの結晶だ。

僕はアチコチ壊れて不便だったiPhoneXから、

ついに解放されるのだ・・・・・

 

しかし、iPhoneも所詮は「ヤクのフン」と同じ「道具」だ。

そう云う意味では

「ヤクのフン」も「iPhone」も変わらない。

僕はiPhoneXからiPhone13に変える必要があったのだろうか・・・・

と考え込んでしまったのだった・・・・。

 

「過ぎたる便利」と云うモノは

実は「見えないモノ」をたくさん損なっている。

ちょっと真面目ぶって、そんな風に考えた。

iPhoneが出るたびに物欲に踊らされる哀れな僕に対して、

ヤクのフンを集めて嬉々として火をつけ暖をとる主人公。

まるで異なる境遇だけれど、

「どちらが幸せ?」と客観的に考えてみると・・・、

ヤクのフンに軍配が上がる様な気がする(笑)

『ブータン 山の教室』〜幸せは自分で選ぶもの

iPhoneの画面の向こう側にはないモノが

ブータンのルナナ村に住む子どもたちや

毎日、ヤクのために歌を捧げている娘の瞳の中に

ある様な気がしてならない・・・、

と、この映画を観て思った。

 

幸せは自分で選ぶモノだ。

正解はないけれど、

間違いを少なくするためには、

心の声に、よ〜く耳を澄ました方が良いのだろうな。

 

なんだか教訓めいたコトばかり

書いてしまったけれど、

いろいろと考える機会になってよかった。

ぜひ、皆さんにも映画を観てもらって

一緒に考えてもらえたら嬉しいな。

 

最後にこの映画の演者さんの多くは

現地の方らしい・・・・

ぜんぜんスレてなくて自然な演技?・・・

いや、演技と云う概念すらないんじゃないかな?

と思われる素朴で素敵な演技が見られる。

特に子どもたちはめちゃんこかわいくて

叶うのならば自分が教師として赴きたいと思ったくらいだった(笑)


参考
「ブータン 山の教室」「ブータン 山の教室」公式サイト

あと、最後になりましたが、

この映画は高知の老舗映画館

「あたご劇場」で観るコトができました。

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