「食洗機を使いたいけどそもそも自分の家に置けるのか?とか、水栓の分岐とかいろいろ面倒そうで手がでない・・・」
そんな風に食洗機を諦めている人、多いのではないでしょうか?フランス製の超小型食洗機「Bob(ボブ)ル・プチ」なら導入簡単!誰でも狭いキッチンでも導入可能です。
「Bob(ボブ)ル・プチ」はコンパクトな上に、排水と給水に色んな選択肢があるので、環境に合わせて手動給水やバケツ排水などもできるのでさまざまな環境に導入可能なのです。
食洗機がずっと気になっていた方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
この記事では「Bob(ボブ)ル・プチ」の特色と使い方などをみっちり使ってレビューしてます。
このレビューはメーカーさんに製品をご提供頂き、Studio Kamix(スタジオ・カミックス)の「メーカーさんに忖度しない」レビュー・ポリシーにご同意いただいて制作しております。m(>o<)m
目 次
Bob ル・プチのメリット・デメリット
Bob ル・プチのメリット・デメリットをまとめています。
メリット
- コンパクト
- 手動給水可能
- バケツ排水可能
- 低い場所にも置ける
デメリット
- 強制乾燥機能はない
- 少人数用
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Bob ル・プチの開封
さっそく開封していきます。
専用の段ボールにしっかりとした専用発泡スチロールで保護されて届きました。
本体は中で専用のビニールに包まれています。
本体を出して蓋を開けると付属品のボックスなどが現れます。
付属品
付属品ボックスと本体の中に入った付属品を全部出していきます。
結構な量の付属品ですね。
Bob ル・プチは色んな環境に対応するためのパーツも全て含んでいますので、たいていの環境で特別に何か用意する必要がないので助かりますね。
食器ホルダーはご家庭の環境に合わせて組み合わせたりレイアウトを変えたりできる様になっています。
よく考えられて作られているのが伺えます。
本体にセットしてみました。
食器の量に合わせていろいろなパターンで組めます。
Bob ル・プチの見た目/デザイン
続いて本体を見ていきます。
丸みを帯びたオシャレでかわいい見た目は正に「フランス製」という風情でした。
ウチの奥さんの評判もかなり良かったです。
女性にはウケが良いですね。
デザイン
いわゆる日本製の食洗機は「いかにも食洗機です!家電です!」っていう感じのスタイリッシュなものが増えてますが、その路線から一線を画すデザインが素敵ですね。
温かみのあるアナログティックなデザインと愛らしいカラーがキッチンのアクセントになってお世辞抜きで「なんか良い!」と、その佇まいがすっかり気に入ってしまいました。
一人暮らしの方の小さなキッチンでも馴染んでくれそうなとても素敵なデザインですね。
カーミー嫁
ウチの奥さんの評判もかなり良かったです。女性ウケが良いですね。
基本操作インターフェースなど
全面の液晶画面と3つのボタンが主な操作インターフェイスとなります。
センターの右矢印が「決定ボタン」で「左右の○ボタン」が左右の選択ボタンになります。
あとは、中を確認するための窓があります。
給水口は上部に付けられています。
▼給水口
Bob ル・プチのセッティング/設定準備
セッティングが難しくないのがBob ル・プチのポイントの一つです。
環境にあわせた給水と排水さえ考えれば、あとは電源さえ取れれば極端な話、どこにでも設置できます。
我が家は賃貸ですのでキッチンシンクの後ろ側のスペースに置くことにしました。
給水は「手動」で行って排水は「シンクへ流す」事にしました。
手動給水の場合は給水側は何もしなくて良いので、排水ダクトをBob ル・プチに繋げてシンクにはわせるだけでOKです。
気をつけるのは排水のダクトが外れない様にしっかりとしめる事です。
専用の留め具がついていますので、ドライバーでしっかりと締めれば安心ですね。
付属の簡易ドライバーでも留められますのでドライバーがなくても大丈夫です。
▼付属の簡易ドライバー(ロゴ入り)
以上でセッティング終了。あ、電源ケーブルで電源を取りましょう。
我が家の場合はこれでOKです。
給水も行う場合は背面向かって左側の吸水口に付属の専用パイプを取り付けましょう。
Bob ル・プチの使い方
セッティングが終わったらさっそく使っていきます。
使い方も至ってシンプルで簡単です。
洗浄モード
Bob ル・プチの洗浄モードは6種類あります。
用途に応じて選べますね。
カーミー嫁
▼標準コースで運転した場合の動画
比較的簡単に操作できます。
続いては詳しい使い方をレビューしていきます。
使い方
我が家では標準を使っています。
電源を入れると「開始音」が鳴り、液晶が表示されてスタンバイ状態になります。
扉はタッチセンサーで自動的に開きます。
扉が空いたらカゴを出して洗う食器類を入れましょう。
中のカゴは入れたい食器によってレイアウトを変えましょう。
食器を入れたら扉を閉める前に洗剤を入れましょう。
扉を閉めたらコースを選んでスタートボタンを押します。
給水を促されますので給水しましょう。(水道分岐から給水する場合は給水は不要です。)
専用のボトルで3倍ほど入れると満タンになります。
満タンになると「ピュイーン」という音がして教えてくれます。
再度、開始ボタンを押したら洗浄がはじまります。
覗き窓から中を覗いて楽しみましょう。
洗浄が終わると扉が自動で少しだけ開いて、自動乾燥が始まります。
庫内の熱で食器が乾きますのでしばらく待ちましょう。
自然乾燥が終わると「電子音」が流れて教えてくれます。
自然乾燥も終了していますので、扉を大きく開けて食器を取り出せます。
洗浄中の様子
洗浄中の様子は動画をご覧ください。
食器の乾燥具合
乾燥は庫内の熱を利用して半開きの扉から熱を逃しつつ食器類を乾燥させる方式です。
実際に乾燥が終わった食器類を手に取ってみましたが、食器に「熱」が残っていて水分が飛ばされているのが分かります。
最初は「しっかり乾くのかな?」と半信半疑でしたが全然しっかり乾いてました。
食器ではないタッパーなどは熱を蓄えられないので水分が残ります。
この辺は許容範囲ですが、一応知っておいた方が良いですね。
洗浄中は庫内の熱が70度くらいまで上がる様なので、その余熱を利用した自然乾燥は理にかなっていますね。
この乾き具合ならまったく問題ないですね。
排水に関して
排水は洗浄の際に何度か行われます。
ウチの場合はシンクにそのまま流しましたが、特に問題ありませんでした。
Bob ル・プチは低いところにも設置できますが、その際も低いところから高いところへの排水が可能です。
場所によってはシンク下などへの設置をされる場合もあると思いますが、どこでも設置可能ですね。
また、シンクへの排水が難しい場合はバケツなどへの排水も可能です。
音に関して
音はメーカーの発表値が「約43dB」です。そこそこの音がしますが、実際に音を体験すると「換気扇の音くらいかな?」という印象でした。
今まで2台くらいの食洗機を使ってきたウチの奥さんは、
カーミー嫁
との事で、これまで使っていた食洗機と遜色ない音だった様です。
実際にアプリで計測したところだいたい「48dB〜50dB台」でした。
そこそこの音はしますが「許容範囲内!」というのが使ってみた印象です。
アウトドア(車中泊など)での利用
Bob ル・プチは給水と排水さえクリアして電源確保ができればどこでも使えそうです。
例えば今流行りの車中泊などでもポータブル電源などで電気さえ確保すれば運用できそうですね。
試しに手持ちのポータブル電源で試してみました。
結果的にポータブル電源で問題なく運用できましたが、やはり結構電力は消費しました。
でも、「お急ぎコース」とかならポータブルバッテリーで何回か食洗機が使えそうです。
昨今のアウトドアや車中泊ブームにはもってこいではないでしょうか?
食洗機「Bob ル・プチ」はポータブルバッテリーでも稼働しました!
コンパクトで給排水も柔軟なので車中泊利用行けそうです!
「ポータブルバッテリーでもいける!」ので車中泊的な使用でも十分使えそうです。これはアガるわ〜ww
▼実際に使用したポータブルバッテリー
Bob ル・プチを使ってみて感じた事
食洗機はどうしても付きまとう「給水・排水」の問題や「置ける・置けない」の問題があるのでついつい億劫になってしまいがちです。
しかしBob ル・プチはその問題を選べる「給水・排水方式」とその「コンパクトさ」で解決しています。
これが画期的で大きいなと、一人暮らしで機械モノもやや苦手・・・となると食洗機には手が出にくいと思いますが、Bob ル・プチなら気軽に導入して環境に合わせて行けば何とかなります。
ウチの場合も、賃貸でシンクの給水が特殊だったので、まずは「手動給水」で行こうと判断できました。
「ゆくゆく調べてみて給水も自動に変更できそうならしようかな・・・」という軽い気持ちで導入できます。
置き場所に関してもサイズが分かったとしても、実際に置いてみないと分からない事も多いです。
ウチの場合も最初はシンク横に置こうかな?と考えていましたが、料理するスペースがなくなるので結局シンクの奥のテーブルスペースに置く事にしました。
Bob ル・プチであれば、とにかく使う人の環境に合わせて柔軟に対応できるのがとても良いと使ってみて強く感じました。
Bob ル・プチのお手入れ/メンテナンス
Bob ル・プチのお手入れとしては必要なのが庫内の洗浄ですね。
庫内洗浄
ただ、庫内の汚れが溜まる部分は取り外しが可能になっていますので、バラして洗浄するだけでいけそうです。
我が家では食洗機に食器類を入れる前に、食べ残しや油汚れなど大まかな汚れを取り除いていますので、1週間程度使っても汚れは溜まってませんでした。
週一くらいのお手入れで十分そうですね。
ファームウェア・バージョンアップ
Bob ル・プチはWiFiに繋いで内部のファームウェアのバージョンアップが行えます。
この作業により食洗機内部のソフトウェア(ファームウェア)を最新版に変更することができるので、より使いやすくなる事が期待できます。
Bob ル・プチのスペック
Bob ル・プチのスペックをまとめました。
消費電力
消費電力は全般的に低いです。
コースによって消費電力も異なりますが、標準コースで使用した場合の気になる消費電力を計算してみました。
430W/hの電力で標準コース(50分)を30日間、東京電力で使用した場合
→電気代 約396円/月
「1ヶ月で400円足らず」なのでかなりリーズナブルですね。
水の使用量・節水
節水に関しても、いわゆる「手洗い」の「1/5」で済むと言われています。
手洗いが「15L」だとすると「3L」という事で「12L」節水できます。
月間で計算すると「360Lの節水」になるのでかなり大きいですね。
くわしいスペック
カラー | 5種類 |
寸法(cm) | W34 x D49 x H49 |
重量 | 10.9Kg |
電源 | 100V ~ 50/60Hz |
定格消費電力 | 1000W |
定格消費電力 | 430 Wh/コース |
年間電力消費量 | 98 kWh/年 |
排水ホース | 1.5m |
タンク容量 | 約4L |
騒音レベル | 43デシベル |
乾燥方法 | 自動的な自然乾燥 |
標準収納容量 | 3人分 |
保証期間 | 2年 |
生産地 | フランス |
カラー
カラーは5種類!このデザインからだと、どれもかわいくてめちゃ悩みます。
僕はグリーン・ブルー・ブラックでめちゃ悩みました。
メーカー
Bob ル・プチのメーカーさんはフランスの「Daan Tech(ダーン・テック)」さんです。(日本法人:Daan Tech Japan株式会社)
さまざまな家電製品やサービスを設計・製造・販売している企業で2016年に創業されています。
できるだけフランス国内で製造を行い、修理が簡単に行える事を重視しつつ、カラフルで美しいデザインの家電製品を生み出し、フランスの製品を輸出を通じて世界に広めたいと考えておられるのだそう。
特徴として、製品修理が容易な点が「エンドユーザ側での部品交換修理を可能」にしています。
これまでの修理案件の95%はエンドユーザがドライバーとYouTubeのチュートリアル動画で対応できたのだそうです。
この対応方法によって2年という品質保証を実現できているのでしょう。
とても理にかなった合理的な方法ですね。
フランス製の家電は日本では珍しいですが、見た目もフランスっぽくて素敵で、中身も完成されていて気が利いている、そして独自の合理的な修理・補償体制もユニークで合理的で、新しい時代の風を感じるグローバル企業でした。
アフターサービス・補償
アフターサービスはありがたい事に「2年間の品質保証」が付いています。
メーカーさんは日本法人「Daan Tech Japan株式会社」を設立していますので日本国内での対応は日本語で行われるので心配なさそうですね。
また、Bob ル・プチは修理を容易にしてエンドユーザ側で対応できる様にYouTubeのチュートリアル動画を用意しているそうなので、もしもの場合も素早い対応が期待できそうですね。
Bob ル・プチのよくある質問Q&A
よくある質問Q&Aをまとめました。
- 給水は手動で行えますか?
- 行えます。付属の給水器なら3倍ほど入れると満タンになります。
- 手動給水は大変ではないですか?
- そんなに大変ではありません。ただし、あまりに高いところに設置すると給水時に腕をあげないといけないので、やや疲れるかもしれません。
- 床(低いところ)に置けますか?
- 低い場所に設置可能です。低いところか高い位置への排水も可能なので環境に合わせてレイアウト可能です。
- 排水ホースが外れる事はありませんか?
- 専用の留め具がありますので、設置時にしっかりとドライバーで締めておけば、まず外れる心配はありません。
- 故障時の対応はフランスとやりとりするのですか?
- 日本法人があり、日本語で対応してくれるので心配ありません。
まとめ
「Bob ル・プチはかわいい見た目とデザインがとても目を惹きますが、機能的には大丈夫かな?」
正直、最初はかわいい見た目に少し疑念を抱いていましたが、使ってみると機能的に大変優れていて食器洗いという仕事をしっかりとこなしてくれる骨太で意欲的な製品でした。
Bob ル・プチが家に来てからというもの、家族に明らかに「ゆとり」が生まれました。
食洗機は確実に「時間」と「労力」と「水」の節約をしてくれて日々の生活を豊かにしてくれます。
これは、もはや自分と家族への「投資」です。
「投資」すれば確実にそこから先の未来の「時間」と「労力」と「水」を手に入れられ、失うのは「わずかな電気」だけです。
僕の場合は、キッチン仕事を奥さんにほとんどお任せしているのですが、食洗機で奥さんの仕事が減るのはとても嬉しいです。
おかげで、食後にケーキを作ってくれる事もありました。
時間が増えると余裕が生まれるので、その時間でQOLが上がりますね。
ロボット掃除機もそうですが、床掃除をロボットに任せる事で、その他の場所を掃除したり整理整頓したりできるんですよね。
テクノロジーのおかげでQOLはどんどん上がります。
その分、人間はクリエイティブな時間と余裕を持てる様になるのでどんどん取り入れたいですね。
増して、Bob ル・プチは食洗機の宿命でもある「導入のハードル」をかなり下げてくれました。
これは、革命的な製品であり、忙しい現代人、特に若い世代には時間をつくる「投資」としてどんどん使ってもらいたいですね。