「会議やミーティングの議事録作成に取られる時間が惜しい・・・」「打合せやミーティングのログを簡単に取りたい」などお仕事の効率化で「時間」を確保したい・・・と悩む方、多いですよね。
次世代のAIスマート・ボイスレコーダー(ボイレコ)「PLAUD NOTE」があれば、議事録やあらゆるミーティング系のログや文字起こしの効率化が図れます。
「PLAUD NOTE」はワンタッチで録音、スマホと連携してすぐに録音を文字起こし(テキスト化)、要約も実現。OpenAI社のAI「ChatGTP」をはじめAI機能をフルに使って時短効率化をはかってくれます。
さらに薄さ3mmのカードサイズなのでiPhoneの裏に専用ケースでMagSafe脱着ができてクール&スマート、単独でもスマホと連携でもスマートな録音を実現します。
この記事では「PLAUD NOTE」をしばらくの間使ってみた実体験を元にレビューしますので最後まで読んでみて下さい。
目 次
PLAUD NOTEのメリット・デメリット
PLAUD NOTE(プラウドノート)のメリット・デメリットをまとめました。
- 薄さ3mmのカードサイズ
- スマホ経由でも単体でも録音可
- AIによる文字起こし(テキスト化)→内容の要約
- 音声録音専用
- コンパクト&スタイリッシュ
- 価格がややお高い
- AIによる機能は今後のAI性能による
PLAUD NOTEの開封
それでは開封していきましょう。
パッケージは白基調のシンプル・パッケージです。
高級な印刷で触ると盛り上がりがあって期待感が高まります。
▼裏面
良い製品はパッケージもこだわってますもんね。
付属品
PLAUD NOTEは付属品がそこそこあります。
- 本体
- ケース
- MagSafe用専用磁石
- マニュアル
- 専用充電ケーブル
- USB Type-A To C変換
▼専用充電ケーブル
充電ケーブルは専用になっています。給電側はUSB Type-Aですね。
そしてUSB Type-A To C変換プラグもついてるので助かりますね。
▼専用ケース
かなりしっかりとしたケースがついています。
こちらもスタイリッシュですね。
細部までこだわって作られているのが分かります。
iPhoneのMagSafeにつけられる様に設計されています。
▼MagSafe対応リング
MagSafe用専用磁石もついていますのでMagSafe非対応iPhoneやAndroidでもコレがあれば使用できますね。
PLAUD NOTEの見た目
それでは本体を見ていきます。
いかがでしょうか?このスタイリッシュ・デザイン!!
もはや何だか分からなくても、カッコ良いので意味もなく持ちたくなるほど所有欲をくすぐる洗練されたデザインです。
▼裏面
そして、薄い!
「3mm」という薄さを実現していますのでスマホと一緒に持ち歩いても苦になりません。
ケースに入れても「男前」です!
めちゃスタイリッシュですよね。
iPhone(スマホ)に装着すると・・・、
これがスマホについているだけで、ただただ「出来る男感」が上がりそうです(笑)
マイクは上部についています。
インターフェイスはメインの「電源/録音ボタン」と「通常録音/通話録音」の切り替えスイッチだけです。
あとは、背面下部に充電接点があるだけです。
ケースにも充電用の小穴が空いていますので、ケースを装着したまま充電が可能です。
PLAUD NOTEのセッティング/設定
PLAUD NOTEのセッティングは簡単です。
基本的に専用アプリをインストールして本体とBluetoothで接続すればOKです。
▼専用アプリ
インストールしたら、アプリを起動しましょう。
まずはユーザー登録を促されるのでユーザー登録しましょう。
その後メールを利用した認証作業をクリアすると登録完了です。
続いて本体とBluetoothでペアリングです。
本体電源を入れるとアプリ側で認識しますので、アプリ側で「接続する」ボタンを押すだけで完了です。
以上で設定完了です。これで問題なく使える様になりました。
PLAUD NOTEの使い方
セッティングが完了したら、さっそく使ってみましょう。
アプリ録音
専用アプリを立ち上げてアプリ内最下部のマイクのアイコンがついた録音ボタンが「赤く」表示されたら準備OKです。
アプリの録音ボタンを押すと録音開始され、もう一度押すと録音終了でします。
▼録音中の画面
アプリ再生
録音した音声はすぐに再生できます。
メイン画面上部に最新の録音データが表示されるのでタップするとデータが表示されます。
▼メイン画面
再生ボタンを押すと音声の再生が行われます。
単独録音
PLAUD NOTE本体単独でも録音が可能です。
本体の「電源/録音」ボタンを1秒間押すと本体が1度だけ振動して録音が始まります。
この時、LEDインジケーターが赤色に点灯しますので、録音されているのがよく分かります。
録音の終了は同じく、「電源/録音」ボタンを1秒間押します。本体が2度振動して録音を終了します。
実際に録音してみました。
奥さんに協力してもらって二人で夏目漱石氏の「吾輩は猫である」の冒頭を朗読してみました。
▼録音データ
音質はまずまずですね。
文字起こし→転写機能
ここからが普通のボイスレコーダー(ボイレコ)とは違います。
アプリで録音データをタップして開くと、真ん中にある「文字起こし開始」ボタンを押します。すると自動できにAIによるテキスト化とタイムスタンプ処理をしてくれます。
こちらが文字起ことタイムスタンプ処理をしたテキスト・データ
▼テキストデータ(文字起こし結果)
下の「テキストデータ転写結果を見る!!」をタップすると文字起こし結果が見られます。
- 00:00:01
吾輩は猫である。名前はまだない。 - 00:00:03
どこで生まれたか、とんと見当がつかぬ。 - 00:00:07
何でも薄暗いジメジメしたところで、にゃーにゃー泣いていたことだけは記憶している。 - 00:00:15
我輩はここで初めて人間というものを見た。 - 00:00:20
しかも後で聞くと、それは諸星という人間中で一番童惑な種族であったそうだ。 - 00:00:29
この諸星というのは、時々我々を捕まえて見て食うという話である。 - 00:00:39
しかしその当時は何という考えもなかったから、別段恐ろしいとも思わなかった。 - 00:00:47
ただ彼の手のひらに乗せられてすーっと持ち上げられた時、なんだかふわふわした感じがあったばかりである。 - 00:00:58
手のひらの上で少し落ち着いて諸星の顔を見たのが、いわゆる人間というものの見始めであろう。 - 00:01:08
この時、妙なものだと思った感じが今でも残っている。 - 00:01:14
第一、毛を持って装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるでやかんだ。 - 00:01:23
その後、猫にもだいぶあったが、こんな傍には一度も出くわしたことがない。 - 00:01:31
のみならず顔の真ん中があまりに突起している。 - 00:01:37
そうしてその穴の中から時々プープーと煙を吹く。 - 00:01:43
どうも、むせぽくて実に弱った。 - 00:01:48
これが人間の飲む煙草というものであることはようやくこの頃知った。
部分的に修正が必要だけれど、9割以上再現されていて議事録作成などであれば、かなり助かる事は間違いない!
そして、要約機能!
▼要約結果
謎の存在、人間との出会いについての記憶を持つ者の物語
謎
存在
人間
- 🤔 吾輩は猫である。名前はまだない。
- 🤷 どこで生まれたか、とんと見当がつかぬ。
- 😿 何でも薄暗いジメジメしたところで、にゃーにゃー泣いていたことだけは記憶している。
- 👀 我輩はここで初めて人間というものを見た。
- 🤔 それは諸星という人間中で一番童惑な種族であったそうだ。
- 😱 この諸星というのは、時々我々を捕まえて見て食うという話である。
- 🤔 ただ彼の手のひらに乗せられてすーっと持ち上げられた時、なんだかふわふわした感じがあったばかりである。
- 👀 手のひらの上で少し落ち着いて諸星の顔を見たのが、いわゆる人間というものの見始めであろう。
- 🤔 この時、妙なものだと思った感じが今でも残っている。
- 😳 第一、毛を持って装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるでやかんだ。
結構ユニークな感じに要約してくれました(笑)
AI(ChatGPT)による自動要約が行われます。
こちらはAIの性能によるところも大きいですが、現状でもそれなりに要約してくれるので役立つ場面がありそうです。仕事で使う分にはしっかりと目を通して、人間の手で少し手を加えるくらいの感じが良いでしょう。
▼マインドマップ(Mind-map)
マインドマップも自動で作成されます。こちらも役立つ場面は多そうですね。
通話録音
PLAUD NOTEは通話の録音も可能です。
実は「iPhoneは基本的に通話の録音(記録)ができない」様になっています。
iPhoneの場合、国や地域によっては通話の録音が推奨されていない場合もあるので、通話の録音は他の機能やアプリを使わないと出来ない仕様になっている様です。
でもPLAUD NOTEがあれば、そこは解決してくれます。
まず、本体の「通常録音/通話録音」スイッチを「通話録音」にします。
あとは通話の前にアプリか本体から録音をはじめれば通話内容が録音されます。
実際に奥さんと通話録音のテストをしてみました。
▼通話テスト
やはり通話元の方が声は大きいですね。通話先もしっかりと聞き取れて問題ありませんでした。
こちらも試しに文字起こしをしてみました。
▼文字起こし結果
- 00:00:00
もしもし、こちらは参加者Aです。お元気ですか? - 00:00:23
こんにちは、元気です。参加者Bです。声はクリアに聞こえますか? - 00:00:30
はい、声はクリアに聞こえます。音声の品質は問題ありませんね。 - 00:00:37
それは良かったです。通話がスムーズです。通話テストは成功です。 - 00:00:43
了解しました。お疲れ様でした。 - 00:00:47
お疲れ様でした。 - 00:00:53
お疲れ様でした。
楽器録音
PLAUD NOTEは人の声の録音が専門ですが、楽器の録音もできるかな?と気になったので試してみました。
▼クラシックギター演奏を録音
思ったよりは良く撮れました。
ただ、やはり「人の声」用に作られているので楽器録音に向いているというわけではないですね。
サッと楽曲のアイデアなどを撮る程度なら十分に使えそうです。
PLAUD NOTEのランニングコスト
PLAUD NOTEのテキスト作成や要約などの機能はOpenAIさんの「ChatGPT」サービスを利用しています。
Makuakeで購入した場合は月600分間利用できる1年間のメンバーシップがついてますので、しばらく安心して利用できそうです。
▼購入画面
人間が議事録を作成するとあっという間に人件費で数千円になる事を考えると、圧倒的にAIを使う方が安いですね。
600分はテキスト化や要約などのAI処理機能が使えると言う事ですね。
人が「0」から議事録を作成すると人件費がかかります。それを考えると、圧倒的に安いので仕事で使うならバシバシ使って効率を上げたいところですね。
僕も社畜ブロガーなので会社の議事録地獄に陥った経験はあります。正直「こんな不毛な作業要るのかな?」と内心で毒づきながら作っていたものでした(汗
でも、結構読んでる人が居るので議事録って大事ですよね。
しかし、AIの隆盛期に突入した現代では、もはや人のやる仕事ではなくなってしまうでしょう。
PLAUD NOTEのスペック
PLAUD NOTEのスペックをまとめました。
充電
充電は専用ケーブルで2時間でフル充電できます。
▼充電中のPLAUD NOTE
一度の充電で約1ヶ月使用できるそうです。長持ちですね。
さらに最大60日間のスタンバイ状態を保てる様なので、しょっちゅう充電しなくて良いのは助かります。
データ容量
内蔵ストレージが64GBなので480時間分の録音データを保存できます。
2時間の会議なら240回分なので1、2年は軽く持ちそうですね。
詳しいスペック
製品名 | PLAUD NOTE(プラウドノート) |
本体サイズ | 86mm × 54mm × 29mm |
おもさ | 本体:約29g、専用MagSafeケース:約29g |
マイク | 2MENS,1VCS |
音声 | HD品質1536Kbps |
バッテリー容量 | 400mAh |
連続録音時間 | 30時間 |
充電時間 | 2時間 |
充電方法 | マグネティックポート (専用ケーブルつき) |
接続方法 | Bluetooth Wi-Fi |
ストレージ | 64GB |
カラバリ | ブラック シルバー スターライト |
▼カラーバリエーション
メーカー
PLAUD(プラウド)はブランド名で、メーカーは「Nicebuild LLC社」さん。
アメリカで2021年に設立された企業ですね。
まだ歴史は浅いですが「AIオーディオハード/ソフトウェア」という先進的な分野の設計、開発、販売を行うグローバル企業です。
2023年1月、世界最薄級ボイスレコーダー(ボイレコ)「iZYREC」が、Kickstarter、indiegogo、 Makuake などの先行販売にて大成功を収め、Amazonの小売チャネルにおいてトップカテゴリーを獲得しています。
マイクロソフト社などの一流企業とも深い研究開発パートナーシップを築きAIアードウェアという非常に新しい先進分野で業界をリードしている様なので、まさにこれから世界の注目が集まる企業と言えそうです。
よくある質問Q&A
- アプリがなくても使えますか?
- アプリは必要です。本体だけでの録音は可能ですが、再生やデータの書き出しなどは専用アプリが必須です。
- 本体だけでも録音できますか?
- 本体だけでも録音可能です。64GB分の収録が可能です。
- 録音したデータはどこに保存されるのですか?
- 本体内の64GBのストレージに保存されます。スマホの中に保存されるわけではありません。(スマホへデータをエキスポートすることは出来ます。)
- 文字起こし機能は無制限に使えますか?
- 1年間は毎月600分まで利用できます。それ以降はメンバーシップの契約によって利用制限が異なります。
まとめ
PLAUD NOTEを色々と使ってみた感想としては、
「仕事で使える場面がたくさん有ってアイデア次第でいろんな使い方ができそう」という点が大きいですね。
議事録などはもちろんですが、少人数のミーティングや打合せなんかでも記録しておいて、あとで振り返りたい時だけテキスト化して検索するとか、後で確認がしづらい上司との打ち合わせとかにも良いですよね。
ブレインストーミングを仲間とアイデア出しをする時なんかも、いちいち控えずとも後でアイデアをテキスト化すれば済みます。
まさに「アイデア次第で使い方無限大!」という印象を受けました。
AIを使った文字起こし(テキスト化)や要約などの機能は90点〜95点という印象ですが、これはおそらくAIの性能アップと共に解消されるでしょう。
さらに専用アプリのアップデートでのバグフィックスや機能追加にも期待できそうなので、正にこれからまだまだ期待できるガジェットだと感じました。
あと、冒頭にも書きましたが、とにかく見た目がクールでカッコ良い!
iPhoneにつけてると結構な確率で「それなんですか?」って聞かれます。
持つだけでアガるガジェットでもあるのでポジティブになれて良いですね。
これからの時代を賢くクールに駆け抜けていくには、AIと連携の強いツールを味方につけて「時間」を手に入れて行く事が最重要なのでしょう。
気になる価格は公式サイトから購入で「33,000円」です。
(1年間のAIメンバーシップ込み)