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【書評】私とは何か?「個人」から「分人」へ〜最も難解な「自分」というモノが分かる!世界の見え方が変わる良書

個人

この記事を書いた人
カーミー
社畜ブロガー

雑記ブログ『Studio Kamix』管理人の社畜ブロガー「カーミー」です。無意識に良い人を演じますが、ゲスで小狡いスケベ野郎が内に潜んでます。写真・音楽・ガジェット・物書きが好きという無節操が未だ止まらないアラフィフ男子です。プロフィール

こんにちは、

一年に1冊か2冊

「あぶね〜この本に出会わなかったらやばかった・・・。」

と思える本がある・・・・

スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。

(➡︎プロフィールはこちら

 

そんな一冊がこちらの本。

平野啓一郎@hiranokさんの新書、

『私とは何か?「個人」から「分人」へ』

と云うタイトルからして興味深い・・・・。

僕はイケハヤさん@IHyatoメルマガ

「分人という考え方」が紹介されていて、とても興味そそられたのでその日にポチった。

知っているだけで視野が広がる知恵

最初に、例え話をひとつさせてください・・・、

スマホに革新的なアプリを入れると格段に便利になったり楽になったりする事ってないですか?

「もう前には戻れない・・・」みたいな。

たまにそう云うアプリありますよね。

僕はコレと同じことが「知識でも起こる」と思ってます。

つまりその知識を「知っているだけ」で革命的に視野が広がったり考え方が変わったりするという事。

知恵 本 書籍

この本に書かれている「分人」という概念は脳内にインストールするだけで革命を起こしてくれます。

つまり、この本の「分人」という概念を

咀嚼そしゃくして、

理解して、

知識として吸収すれば・・・、

世界が変わる。

・・・と云うとすこし大袈裟と思われるかもしれませんが、

少なくとも僕自身は「世界が変わりました」と断言できます。

この本に出会えて良かったと安堵したほどです。

(できれば、もっと早くに会いたかった。)

「分人」と云う考え方

著者の平野啓一郎さんは小説家で「マチネの終わりに」などの大ヒット小説を書かれた著名な作家さんです。

ただ、僕が平野さんの本を読むのはこの本が初めてとなりました。

大ファンになってしまったのでこれから小説の方も読ませてもらおうと思います。

たのしみです。

そう云えば、この本のコトをツイートしたら平野啓一郎さんご本人がリツイートしてくれました。

感激しました。

さて、平野さんが本の中で教えてくれる「分人」と云う考え方を僕なりに紹介したいと思います。

本の冒頭に「個人」と云う言葉について説明されています。

もう手垢にまみれて何の抵抗もない馴染みすぎた言葉、

「個人」ですが、

個人というのは、もうそれ以上割り切れない「人の最小単位」ですよね。

しかし、本当にそうでしょうか?

個人の中にも様々な自分が居るのではないか?

家族との自分、友人との自分、会社での自分、親との自分、趣味仲間との自分、よそ行きの自分、

などなど、枚挙にいとまがないほど様々な自分が居る。

なのに、それを全て「個人」としてしまうのは乱暴な話だ。

人は相手に合わせてそれぞれの自分が居るはず。

それを「分人」と呼ぶ、

と云うのが「分人の概念」だと僕は捉えました。

人 分人

人は相手によってそれぞれの「分人」を持っている

人には色んな側面があると書かれていました。

 

著者の平野さんは音楽に精通していて特にジャズにお詳しいとか、

でも、学生時代にはハードロックもよく聴かれていて造詣が深いらしい。

僕もハードロック好きなのでとても親近感が湧いた。

 

ある時、ハードロック専門誌の取材だったかな?

・・・でお話をされたところ、お相手の専門家の方が平野さんをハードロックの重鎮であるかの様に表現されたとか。

しかし、それは半分合っていて、半分間違っている。

ハードロック専門誌の方だから自分のできるハードロックの分野の話をしただけであって、それが自分の最も得意とするジャンルというわけではない。

いわば、相手に合わせてサービスした様なものなのだ。

しかし、相手からすると平野さんはハードロックにものすごく詳しい人物、と云う事になるのだ。

ジャズに詳しい平野さんを知る人がその記事を見たら違和感を覚えるのだろう。

というのが、相手によって自分が見せる側面は異なっていくと云う分人の例だ。

違う側面を見せている友人と同じシーンで一緒になると困る?

また、友人との関係を題材にしても説明してくれる。

こんな事はないでしょうか?

小学校からの友人と

高校の時の友人と自分が

たまたま同じシーンに居合わせた時、

妙に居心地の悪い思いをする・・・。

なぜなら小学校の友人が知っている自分と高校の時の友人が知っている自分は異なる・・・・。

同時に二人を相手するときにはどちらの自分で対応すれば良いのか?

相手ごとに変えるのか?

と云う様なことに直面して困ってしまうのだろう。

これにも激しく同意してしまった。

確かにその通りだ。

 

結局、自分と云うものは「相手」によって変わるのだ。

言い換えると相手が自分を作っているのだ。

つまり

「他人によって自分はつくられる。」

と云う圧倒的事実にたどり着くことになる。

ここまで来ると「自分」と云うものに対する今までの考え方が崩壊せざるをえなくなる。

哲学

哲学の基礎として義務教育に組み込んでも良いのでは?

さらにここからは、色々と疑問が湧いてくる・・・・、

例えば、「素の自分」と云う言葉があるけど、

やっぱり「素の自分」と云うのが本当の自分であって素の自分を元にして、分人が作られるのではないの?

とか、

誰と接しても変わらない自分と云うのが理想ではないのか?

とか。

一人の時の自分が本当の自分ではないのか?

とか。

そう云った疑問にもいろいろな側面から答えてくれているので読むほどに「分人」と云う概念が染み渡っていく。

僕はすっかり「分人」と云う概念が気に入ってしまった。

 

しかし、残念なのは自分の周りでこの概念を理解している人が居ないので共通理解としてお話ができない。

当然だけど「僕の分人がさ〜」と話しても通用しない(笑)

こういう哲学的なことって、それこそ個人任せで置き去りにされてる気がする。

義務教育にもっと哲学を取り入れても良いのではないかな?とさえ思ってしまった。

その中にこの「分人」の概念が加わると面白いな・・・。

「分人」と云う概念のインストールが出来ると?

「分人」と云う概念がインストールされると

自分をより客観視できる様になります。

あ、今はこう云う分人になってる。

あ、違う分人に変わった・・・!

なんで変わったんだろ・・・?

みたいな感じで、自分についてより深く考え、捉え、知れる様になります。

自分のことって意外とよくわかってないんですよね。

 

それから自分の成り立ちが他人によるものだということも抵抗なく受け入れられます。

そうすると他人を尊重することもできるし、

より建設的な考え方もできるようになります。

 

なにより視野視座が変わります。

つまりは視える世界がすっかり変わってしまうってことです。

この本は

「世界が変わるトンネルの入り口に立たせてくれる本」

だと言っても過言はない。

是非手に取ってもらいたい名著ですね。

最後に、平野さん、素晴らしい名著をありがとうございました。

それから、メルマガでこの本を紹介してくれたイケハヤさん@IHayatoにも感謝です。

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