現代はスマホで撮影する機会がとても多いですが、撮影品質の向上に欠かせないのがやはりスマホの固定です。
撮影時にグリップで固定するだけでも撮影品質は格段に上がります。
Ulanzi JJ02はスマホ撮影時のスマホホルダーとグリップを一体化していて、かつ伸縮できるのでセルフィー撮影(自撮り棒)にも活躍するという撮影拡張性の高い製品です。
この記事ではUlanzi JJ02を1ヶ月ほど使用してみた実体験をもとにレビューしています。最後まで読んでみて下さい。
目 次
Ulanzi JJ02のメリット・デメリット
Ulanzi JJ02のメリットデメリットをまとめてみました。
- ポータビリティ(携帯性)
- コンパクト・軽量・手軽
- 一台で何役もこなす拡張性
- 高いコスパ
- ややチープ
このレビューはメーカーさんに製品をご提供頂き、Studio Kamix(スタジオ・カミックス)の「メーカーさんに忖度しない」レビュー・ポリシーにご同意いただいて制作しております。m(>o<)m
Ulanzi JJ02の開封
それでは開封していきます。
パッケージは必要十分な黒を貴重にしたシンプル・ベーシック・スタイルでした。
Ulanziさんの製品はコスパが良いと常々思っているのですが、パッケージにコストをかけすぎずシンプルに仕上げている点は個人的に気に入っています。
エコだし、その分コストが下がった方が嬉しいという現実主義なんですよね(笑)
付属品一式
付属品はマニュアルと専用レンチのみでした。
- 本体
- マニュアル
- 専用レンチ
至ってシンプル構成でした。
Ulanzi JJ02の見た目
それでは本体を見ていきます。
折りたたまれた最小状態はたいへんコンパクトです。
これだけ小さければポケットにも納まりそうですね。
▼本体裏面
▼本体の上面
上部にはBluetoothで接続できるシャッターボタンが備えられています。
▼スマホのホールドパーツ
折り畳んだ時にコンパクトになるように工夫されています。
▼本体下部
本体の下部には三脚部が備えられています。
三脚の脚部がグリップも兼ねているのが素晴らしいですね。
▼重量
しかも「116g」という軽さです。
材質はポリアミドと呼ばれるプラスティックの一種ですね。
Ulanzi JJ02のセットアップ・使用方法
セットアップは難しいことは特にありません。
三脚部分は広げるだけですね。
シャッター部分はBluetoothでスマホと接続できます。
シャッターボタンを長押しするとLEDが点滅して接続待ち状態になります。
スマホ側で「Ulanzi」というデバイスが見つかったら選択するだけでペアリング完了です。
一度ペアリングしたら、それ以降は長押しするだけでペアリングされます。
スマホはクランプ部で固定します。クランプ部分は回転しますので、縦にも横にもすることができます。
Ulanzi JJ02の使ってみた
Ulanzi JJ02をしばらくの間使ってみました。
スマホをホールドするクランプはしっかりと固定してくれているので外れることはありませんでした。
安心ですね。
グリップ部分とクランプ部分の間が伸縮します。
さらに角度もつけられますので手元で撮影する時も、好みのスタイルに合わせられるのが良かったです。
スマホだけで撮影するよりも圧倒的に楽です。
伸縮部分を最大に伸ばすとこれくらいになります。
十分な長さですね。
三脚部分を使えば、このまま立てることもできますが、若干不安定です。
カメラグリップとしても使えます。
スマホだけで撮影するよりも圧倒的に安定しますので良いですね。
シャッターボタンも当然そのまま使えますので撮影がより安定します。
▼コールドシュー搭載
クランプ部分にコールドシューがついていますのでアクセサリをつけることができます。
しかもクランプの両側についているので最大2つのアクセサリを追加できます。
▼マイクを拡張したUlanzi ST-27
ライトもつければ暗いところでの本格的な撮影にも使えそうです。
アクセサリシュー(コールドシュー)がついているのはめっちゃありがたいですね。
メーカーさんがこだわって機能を追加してくれているのが伺えます。
メーカー
メーカーである「ULANZI(ウランジ)」さんは
中国のハイテク都市・深圳のメーカーさんで2016年に設立されたスマホ・カメラ用三脚などを中心に扱っているブランドです。
世界100カ国以上で販売されているそうでグローバルな企業さんですね。
また、中国では企業の信用度をスコア化する「阿里巴巴企业诚信体系」というサービスが普及しているらしいですが、そのサービスの評価では「AAA」とランク付けされている企業さんなのでかなり信頼度は高そうです。
Ulanzi JJ02のスペック
Ulanzi JJ02のスペックをまとめました。
材料 | ポリアミド、アルミニウム合金、シリコン |
重量 | 118g ± 5g |
寸法 | 105 × 57 × 31mm ± 5mm |
折りたたみサイズ | 104mm |
高さの調整(未展開時) | 200mm – 385mm |
高さの調整(展開時) | 220mm – 365mm |
電話クランプの幅 | 60 – 85mm |
耐荷重 | 500g |
バッテリー | CR1225/3.0V/48mAh |
制御距離 | ≥10m |
互換性 | iOS、Android、Harmony OS |
Ulanzi JJ02のよくある質問Q&A
のよくある質問Q&Aをまとめました。
- バッテリーはありますか?
- シャッターボタンはボタン電池駆動です。「CR1225」という一般的なボタン電池なので百均などで手軽に手に入れられます。
- スマホを手で持つよりも安定しますか?
- 手持ちのスマホ撮影よりは圧倒的に安定します。シャッターを押す時もブレが少ないですね。
- シャッター部分はどんなスマホでも使えますか?
- iOS/Android/Harmony OSで使えます。
まとめ
Ulanzi JJ02は価格も安いことから、正直なところ大して期待はしていませんでした。
手持ち撮影の時のスマホグリップとセルフィー撮影で使えて持ち運びしやすかったら良いかな・・・くらいに思っていました。
しかし、しばらく使ってみると、スマホホルダー/スマホグリップ/スマホ三脚/セルフィー(自撮り棒)/カメラグリップといった様々な使い方ができてめちゃめちゃ役立つではないですか!
かなり侮っていましたがコレは嬉しい誤算でした。
本格的なプロの機材ではありませんが、一台持っておくといろんな場面で役立ちそうです。
つい先日も山登りに持って行きました。僕はいつもスマホを手持ちしているのですが、グリップとしてつけると持ちやすくて安定するので助かりました。
そして、山頂では自撮り棒でセルフィーを撮影できたのでとても役立ちました。
家ではスタンドにもなるし、マイクやライトを増設すればそこそこ本格的な動画撮影も可能になります。
軽くて持ち運びに便利なのでカバンに入れておくと役立つ場面がいくらでも出てきそうです。