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SIMGOT「EM2」イヤモニ型イヤホン〜アコースティック・ギターを弾く時の「掌がこすれる音」が生めかしく聴こえる

SIMGOT EM2

こんにちは、

スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。

(➡︎プロフィールはこちら

 

この記事は

SIMGOTさんのイヤモニ型イヤホン

「EM2」のレビュー記事です。

「音質重視」の硬派なイヤモニ型イヤホンSIMGOT「EM2」

到着を楽しみにしていた

SIMGOTさんのイヤモニ型イヤホン「EM2」

到着したその日にさっそく試してみた。

 

SIMGOTさんは、中国は深センのメーカーさんらしい。

深センと云えば、中国のハイテク企業が集う産業都市と聞く。

深センの最先端メーカーがつくるオーディオ機器となると

かなり期待出来そう。

早速、いつも試し聴きをする時に聴いている

お馴染みの曲を聴いてみる。

♫♪〜♬〜・・・・

あら・・・?

あららら・・・・?

むむむ・・・・

そう云う事か・・・・。

とりあえずファーストインプレッション

ファーストインプレッションとしては・・・、

簡単に云うと・・・、

「予想を上回る良いサウンド」

むむぅぅ・・・となる。

(月並みな表現ですみません。詳しくは後述します)

そして、このイヤホンは

昨今流行の無線接続やらノイズキャンセリングやらとは無縁の

無骨なケーブル・イヤホンだ。

「音質」に特化してるイヤホンなので

とりあえず、もっとガンガン色々と聴いてみる事にした。


色々と聴きまくってみたことろ・・・、

とりあえず僕の思っていた

「これくらいかな?」

っていう予想ラインのサウンドはあっさり超えていた。

 

「とにかく音楽を良い音で聴きたい!・・・」って時は

僕の現在の手持ち選択肢の中であれば

EM2が最有力候補じゃないか?

ってくらい「優良な音」。

 

今回のレビューを書く際に、

手持ちのイヤホン・ヘッドホンと比較しようかと

思ってたけど、正直手持ちのもので

音質で勝てそうなものはなさそう。

だから、比べてすらいない・・・。

実力はかなりのものだ。

EM2の気になるサウンドの特徴

よくヘッドホンやスピーカーのレビューで

「今まで聴こえてなかった音が聴こえる」

っていう表現があるけど、

まさにアレ。

今まで何度も聴いてたはずの楽曲の

聴こえてなかった音や、

明らかに聴こえ方が変わる部分なんかが出てくるので

ちょっと驚いて思わず「うわ〜〜っ」と声をだしちゃうほど。

SIMGOT EM2

それくらい音源の再現力が高い。

ミックスエンジニアの人や録音エンジニアや

ミュージシャンたちが

こだわって表現したであろう部分を

事もなげに聴かせてくれる能力の高さは素晴らしい!

アコギを弾く掌がネックを擦る音なんかがよく聴こえる

僕が特に気に入ったのが、

アコースティック・ギターの音。

弦の響きだけではなくて、

運指の時に掌がネックを擦る音

弦の上を指が擦る音なんかが

聴こえるのは悶絶するくらい心地よい。

他のイヤホンやヘッドホンでも少しは聴こえるのだけれど

もっと生々しく細部までが聴こえるので

心おどるのだ。

SIMGOT EM2

キレが良くて他の音を殺さない低音

それから、低音。

普通に十分出る。

印象としては出し過ぎず、抑え気味?という感じ。

僕は低音をボーボー出すのは嫌いなので

好みの低音の出し方で気に入ってしまった。

 

そして、もう一つ驚いたのは

低音がしっかり出るのに、低音のキレが良い。

ただ迫力があるだけではなくて

低音の輪郭もきちんと表現してくれているトコだ。

低音がよく出る機材にありがちなのが、

他の音と干渉して殺してしまう点だ。

低音が出過ぎるせいで中音域や高音域の一部を

消したり潰したりしてしまう事が多い。

 

EM2はそれが少なく

低音が中高音と分離して共存しているので

ベースの音やバスドラムの音なんかがクリアで生々しく

演奏者の小さなニュアンスなんかが聴こえてくる。

(ハイレゾ音源の時はさらに明確に)

 

楽器の音を損なわずそのまま表現できてて

それぞれの楽器の生々しさを再現してくれる

嬉しくなってしまうイヤホンだ。

初めてのイヤモニ装着感

イヤモニ型イヤホンは初めてなんだけれど

装着感はかなりしっかり目で

結構耳に突っ込んだ方が音は良かった。

やっぱりイヤモニなんで

本当にしっかりと装着して

しっかりと聴くんだ!という印象。

※イヤーピースは自分に合ったものをきっちり選んで、グイッと押し込んで聴くべし!

SIMGOT EM2音楽に集中する感じなので

やはり演奏時のモニターや

ミックス時のモニターとしてもよさそうだ。

いや、待てよ!

ミックスモニターとしては

音が良過ぎるので向いてないかもしれないな?

 

試しに僕の持ってるモニターヘッドホン

SONYのMDR-CD900STと比較してみたけど

モニター・ヘッドホンから聴こえる音とは全く違う!

明らかに華やか過ぎるし、個性が出過ぎるので

モニターとしては使えそうにない。

音が良過ぎる(笑)

SONY MDR-CD900ST あれこれ悩まず、もうヘッドホンは一生これで良いかもしれない・・・SONYのモニターヘッドホンMDR-CD900ST

 

レコーディングやライヴでつけるには

この華やかなサウンドは良いのではないのかな?

良い音で再現されるので

心地よくプレイができると思う。

実際僕も色んな音源を試していて

ついつい2時間くらい聴いてしまった。

 

あとは、ここぞ!という「良い音で聴きたい場面」だろう。

喩えば、楽しみにしていた大好きなアーティストの

ニューアルバムが出た時の様な

さあ、聴くぞ!

みたいなハレの日には

EM2という選択肢は最高かもしれない。

 

大好きな彼女と初めてのデートの時に

勝負パンツを履いていく様なものだろうか?

ちょっと違うかな・・・?(笑)

初めてのハイレゾ体験はぶったまげ!

あと、ぶったまげたのが・・・、

「ハイレゾ(Hi-Rez)」だ!

このイヤホンはなんと!ハイレゾ(Hi-Rez)対応なので

ハイレゾ未経験者の僕は

折角なのでこの機会にハイレゾ・デビューしてみた。

こちらがもう「ぶったまげ」だったのだけれど、

長くなりそうなので

別記事で書かせてもらおうと思う。

こちらが別記事です。

ストラト・ギターでぶん殴られる様な音楽体験♫〜「ハイレゾ(Hi-Res)」なめてました・・・申し訳ございません。

ちょっとだけサワリを書いておくと

ハイレゾの音は思っていた以上にガラッと変わる!

それぞれの音が、より存在感を増して

さらに、それぞれの位置から聴こえて来る。

「位置」がすごいんじゃ!(笑)

音の定位というやつだよね。

微妙に異なる音の定位が見事に再現される様には

本当驚いた。鮮やかに聴こえてくる。

 

そして、それぞれの楽器の個性が良く出る・・・。

一つ一つの楽器がそれぞれ楽しめる感じで

本当に驚いた。

音源にもよると思うけど、

あまりの違いに笑ってしまうほどの音源もあった程だ。

「こんなに変わるんか・・・?」と。

 

ハイレゾの存在は知ってたけど

そんな変わんないでしょ?

CDクラスの音質で十分でしょ?

ってのが、僕の見立てだったのだけれど、

完全に間違ってた・・・。

謝罪会見を開いて、きっちり20秒以上頭を下げないといけないくらい

間違っていた。

すみませんでした。

 

「ハイレゾ仕様で作られた音源」を

「ハイレゾ対応端末」で再生して

「ハイレゾ対応イヤホン」で聴くと

よく分かった。

できるだけ伝わる様に書くと・・・・、

 

「マクドナルドばかり食べていて

ある日モスバーガーを食べた時」くらい違う。

・・・・、

DVDとBlu-Rayくらい違う。

・・・・

軽四自動車と普通車くらい違う。

・・・・

この辺の喩えで分かってもらえるかな?

 

兎に角、EM2のおかげで

知らなかったハイレゾの世界を垣間見る事ができたのは大きい。

SIMGOT EM2

SIMGOT EM2は見た目もクール

サウンドの事ばかりになったけど、

EM2は見た目も良い。

スケルトンな外観は、

EM2が出す音のクリアな印象と相まって

イメージを掻き立てる。

 

よくミュージシャンがLiveでイヤモニをつけてるけど

透明系のものが多い。

あまり目立たない様にっていう配慮もあるのかな?

EM2はそれに近い感じで洗練された見た目が良い。

ケーブルも同様にホワイト・シルバー系で

高級感があってクール。

つけてると間違いなく

「ちょっと違うイヤホンを使ってるオーラ」

を纏う事間違いなし。

さらに、なんと!

本体部分からケーブル部分を取り外して

リケーブル可能なので

もし、断線したりしても

ケーブルを変えれば良いので長く使えそうだ。

また、その内ケーブルを変えて

カスタマイズを楽しんだりもできそうだ。

 

僕も以前にBOSEのイヤホンを使ってた時に

かなりヘビーに使っていたので

何度も断線したのを覚えてる。

その都度修理に出してたんだけれど、

いつもケーブルだけ変えられたら楽なのにな・・・と思ってた。

リケーブルが容易にできるのは魅力。

SIMGOT EM2 専用ケース

専用ケースで安心感UP

それから専用ケースがついているので

持ち運びや収納も安心。

イヤホンは頻繁に使う場合、

丁寧に扱ってあげないと劣化が早くなる。

特にこういった音質の良いイヤホンは

より気を遣ってあげた方が良いので

しっかりとした専用ケースがあるのは安心だ。

ハードケースなので、

鞄の中に入れて運ぶ時でも

イヤホン本体が鞄の中の荷物と干渉する事がないので

長持ちしそう。

EM2の「良くなかった」部分

メーカーさんに忖度しないブロガー「カーミー」(笑)は

良くなかった部分も書く!

 

LRがわかりにくい

耳掛け式のカナル型イヤホンなので

最初に装着する時に左右が分かりづらいのと

装着に慣れるまで少し時間がかかる。

何回かやってるとコツがわかるので

それまでは慣れるしかなさそう。

 

ハイレゾ・デビューなら注意が必要

ハイレゾ音源を楽しむには基本的に

音源・再生端末・出力装置(イヤホン・ヘッドホン・スピーカー)

の3つがそれぞれハイレゾ対応でないと

その効果は低そう。

なので、その3つを揃えるとなると、なかなかハードルが高い。

それを考えると

安易にハイレゾを聴くために、と手を出すと

「イヤホンだけじゃ駄目じゃん!」

となって苦労するかもしれないので要注意。

SIMGOT EM2

ケチ野郎の僕が最も気になる「コスパ」は?

さてさて、音が良いのは分かったと思うけど

気になるコスパは・・・?

 

とは云え、

このイヤホンはBluetoothもないし、

ノイキャンもないのに

1万円を超える、安くはない価格帯だ。

正直、求めるものによっては

コスパが物凄く高いという事はないと思う。

つまりEM2に何を求めるか?による!

当たり前だけど。

 

というわけで、

総評として

完全に僕の主観だけれど

 

MEMO

「音源の高い再現性(サウンドの良さ)」

「Liveやレコーディングでも使えそうな実用性」

「リケーブルできる拡張性・カスタマイズ性」

「ハイレゾを体験できる先進性」

この4つにメリットを感じられるのならば

12800円は安い!

 

ケチな僕でも十分元は取れる(笑)

この4つに、あまり魅力を感じない場合は

感じられる価値が少ないかも知れないので

よく検討した方が良い。

 

でも、僕にとってEM2は

新しい「音」の世界を見せてくれたガジェット

ちょっと価値観が変わった。

未来はこういう音と機材が標準になるのかな・・・

と思うとワクワクした。


 

それにしても長いレビューになってしまった。

 

参考までに箱と中身の写真、

ブラックで統一されててシックな感じ。

カッコ良いです。
SIMGOT EM2 箱

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