目 次
フルサイズ・カメラ・デビューを果たしたが・・・
今年めでたくフルサイズカメラデビューを果たした。
それまでCanonの70dを愛機としていたのだけれど、
SONYα7シリーズのカリッとした鮮明な写真を見る度に
「こういう写真を撮ってみたい!」と思う様になり
α7シリーズを指をくわえて二年ほど過ごしたところに「α7III」が発表され、その直後になんとかペイが20%ポイントバックキャンペーンをはじめたのをキッカケに
「ここしかない!ここで買わないと僕は一生フルサイズを買えない!」
と言い訳でしかない思い込みに突き動かされ
気づくとなぜか?法事で滋賀県へ行った帰りがけに京都のビックカメラで注文してしまっていた。恐るべし「脳内こじつけ」
自分がボディだけで20万越えのカメラを買うとはゆめゆめ思っていなかったので
おっかなびっくりしながらの購入。
なんとかペイ騒ぎで現品がない!ので入荷待ちという事態にも僕みたいな人がたくさん居るんだろうか?と変に安心しつつ手ぶらで帰路につき・・・。
年をまたいで2019年になって無事納品されて晴れて念願のフルサイズユーザとなった。
フルサイズ・ユーザになったのに押し寄せる不安感?
お家で開封して色々と触っていると・・・・
あれあれ・・・・?なぜか不安感が押し寄せてきたのを覚えている。
・・・・・手応えがないのだ。
試し撮りをして見ると、確かにカリッとした感じにも撮れるし・・・・・
とにかく抜群に性能が良いのが伝わってくる・・・・が・・・・・
とにかく自分で撮っている手応えがない・・・。
身の丈に合わないカメラを買ってしまったのでは?
例えるならば
全くサイズの合っていない大き過ぎる洋服を買ってしまった様な・・・・
ろくにギターが弾けないのに100万のレスポールを買ってしまった様な・・・・
そんなに車もセダンも好きじゃないのにレクサスの新型セダンをしまった様な・・・・
そんな気持ちがして少しとても落ち着かなかった。
僕はたまに散々迷った挙句に絶対に似合わない服や靴を買ってしまい鬼のように後悔する事がしばしばあるので、
今回も「もしかしてまたもや自分はやってしまったんじゃないかと??」
半信半疑でしばらく過ごすのだった。
その後、少しでも早く落ち着きたかったので、慌ててメルカリで中古の50mmの単焦点フルサイズ用レンズを購入。
敬愛する「勝手にメンター」の高城剛さんが50mmの単焦点レンズを強く勧めていたので、まずは50mmの単焦点レンズが欲しかったのだ。
購入したのはSONYの撒き餌レンズ「FE 50mm F1.8(SEL50F18F)」
50mm単焦点レンズで少し落ち着く
撒き餌レンズとしての評価はネットを見てみると賛否両論でばらつきがあるようだけど、コスパが良いのとフルサイズ初心者の僕にとっては神レベルに素晴らしいレンズに思えた。
そして、この50mmでおそるおそる撮りはじめてからというもの、少しずつフルサイズの事を冷静に見られる様になってきた。
まず、「よくボケるな〜?」って事と、
「センサーが大きいとやっぱりすごく鮮明に撮れるんだ」って事と、
それから、「フルサイズセンサーの感度は桁違いに優れてる」って事、
などに気づく事ができた。
カメラや写真を理屈で考える機会が増えた。
そして、フルサイズで撮ったおかげで得られた成果がもう一つ、
分かっているつもりになっていたシャッタースピードや露出、ISO、ホワイトバランス、被写界深度なんかをあらためて理屈から考える様になり、以前より確実に映すメカニズムや理屈に頭を使うようになった事。
今まで撮りたいように撮れれば「理屈はよくわかってなくてもいいか!というアバウトなスタンスだったのだけれど、フルサイズを使う事でAPS-Cとの違いやなんかに色々と疑問が生じる事が増えて、ネットを漁っては色んなサイトの情報を読み漁って今まで足りなかった写真の知識がフルサイズを買ったおかげで補強された。
そして、沼へ
そして、ボディを買うとレンズが気になるので、こちらもネットを漁っては勉強がてらレンズを探しているとこちらも分からない事だらけで、ネットの海をさまよっていたのだけれど・・・・
何か・・・下半身の動きが取れないな・・・あれ・・・とふと足元を見ると・・・
見事に沼にハマっていた。
ネットで色んなレンズや機材をひたすら見ていると、最初は「高ぇ〜〜っ」と、その値段にいちいちリアクションしていたのだけれど、一定量を超えるともう10万、20万の値段では驚かなくなっていたし(買えないけど・・・)フルサイズカメラで撮りたいものを撮ろうとすると機材に投資しないと始まらないというのが、よく理解できた。
まだまだ、僕なんてカメラに使ったお金は仏門で言えば小僧級だろう。しかし、これからこの沼を進まなくてはいけない。もう歩み始めたのだから仕方がないと思いつつ、歩みを進める小僧だった。
ネイチャーフォトに憧れる
それから、ネイチャーフォトにものすごく惹かれる様になって登山やハイキングで撮影をたくさんしたいと思うようになった。山岳写真家にも憧れるようになったりもした。もともと星や山々や蛍なんかも興味津々だったのだけれど、(実際に何度かトライした。)さらに憧れはブーストして来たのはフルサイズを買ってからだ。
写真を視る目が肥えた?
それから僅かながら写真を視る目も肥えた?のかもしれない・・・?
自分が「いまいちだな〜」と思っている写真を周りの人が見ると「お〜すごい!この写真!」と驚いてくれる?事がしばしば起こるようになった。
最初は「お世辞かな????」と思っていたのだけれど
どうもお世辞でもないらしい。
どうやら自分の満足レベルがあがってしまっている事に気が付いて少し驚いたりもした。決して腕が上がったわけではないのだけれど・・・。
しかし、これがフルサイズを使うという事か・・・・
なんて一人で結論づけて納得してしまったり・・・(苦笑)
フルサイズで景色が変わった。
とにかくフルサイズを購入してからというもの、これまでのカメラライフとは景色が違ってしまった事は間違いない。
ただ、悔しいけれどカメラに撮らされている感は未だに拭いきれない・・・。なので、しっかり技術を知識を身に付ける事と
写真を撮るという事にもっと「自覚的」にならないといけないな・・・とも思った。
なんとなく手当たり次第に撮るのではなくて、何を撮りたいのか?何を表現したいの?を明確にしながら撮れる様になるともう一段階上の景色が見られるのではないか?と思う。
なんてちょっとカッコつけた話になってしまったけど、そんなカッコイイ気持ちにさせてくれたのもフルサイズカメラという事で。
迷ってる人は飛び込んでみるべきだと思うけど・・・沼は深い・・・・。
知らない方が良かった様な気もする・・・・?
でも色々と学べて、新しい世界が見られて楽しいのは間違いない!
僕の新しい愛機「SONY α7III」は初心者を「不安にさせるくらい?」新しい世界を見せてくれる!?オススメのカメラだ。