最近、自然の中にいけてなかったのでむずむずしていたのですが、GW初日に「せっかくの連休に何かせねば!」という焦りから
近場で行けていなかった高知市の七ツ淵に行って来ました。
高知市内なのに中々の山っぷりで、神社と淵?もあるという事なので自転車で登山口を目指して行って来ました。
目 次
登山口どこ〜?
まず最初に迷ったのが、登山口・・・・。
住宅街と山の境にほとんど見落としそうな路地を曲がると突然現れる登山口!
最初は見当違いのところを進んでいて近所で畑の野良仕事中のお爺ちゃんに道を訊ねてなんとか辿り着きました。ただし、地元の人もハッキリ知らない感じでしたのでマイナーなんでしょうかね?
結構な山で自然を満喫
しっかりと看板のある登山口に気を良くして、自転車を停めるといよいよ登山スタート
住宅街から突然の山道へ入っていく感じなので「自然の中」感はあとからゆっくりと湧いて来て気がつくと車の音とかも少なくなり、いつしかすっかり自然に包まれます。
自然に包まれるとホッとしますね。歩くたびに体内に溜まってた悪いものが汗と一緒にドロドロと出ていく感じです。あ〜気持ち良い〜。

途中、高知市を見下ろせる景色の良いスポットや気持ちの良い用水路などを経て自然を満喫しながら神社へと進みます。
七ツ淵神社の参道は長〜い。
中々の角度の山道もあって登りがいがありましたが、一時間ちょいくらいで七ツ淵神社の鳥居が現れ(七ツ淵神社までの道中には二つ鳥居があっておそらくその近くにも神社があるんだと思います。)ここから参道という様な案内があったので「お!参道か!神社は近いな。」と思ったものの・・・・実は神社に到着するまでがものすごく長い!
「参道めちゃくちゃ長いな!こんな長い参道あるんだ!」と感心してしまいました。
七ツ淵神社は雰囲気あって素敵



いよいよ到着した七ツ淵神社は僕以外参拝者はなく・・・、なんともひっそりとした荘厳な雰囲気で「落ち着いてていいとこだな〜」としみじみ思えました。









静かで素敵な境内で一しきり写真撮影をさせてもらい、お昼ご飯を頂こうと境内のそばを流れている川を辿って神社の奥へ進んでみると・・・・、



なんと、そこには「これこそ淵!」という様な淵が眼下に広がってました。
淵ってあまりお目にかかる機会がないですが、ここの淵は誰が何と言っても淵だ!と断言できるほどの淵っぷりで、淵のあるべき姿を見た!という心持ちにさせてくれました。
七ツ淵は本当に七つの淵だった
最初はちょっと恐怖も感じるほどの立派な「淵」っぷりに、「これは龍とか現れてもおかしくないな・・・」と感心しきり。その存在感に圧倒されます。気持ちが「ちょっと怖い」と「もっと近くでみたい」を行ったり来たりで少しの間、乙女の戸惑いモードに陥ってしまいました。
淵の手前にはやはり淵に流れ込む滝があって、深い淵にドドドっと水が流れ込んでいました。
誰もいない淵は滝の音が響くだけで滝の「動」と淵の「静」で凛とした雰囲気が漂い、神秘的なパワーを感じさせます。マイナスイオンも自然のパワーもたっぷりと頂いて、淵の探索をする頃にはすっかり元気になりました。
そんなミステリアスでパワフルな淵の側の東屋にてお弁当を頂いたら、食後は淵のさらに奥を探索!



その後気づいたのですが、なんと七ツ淵はその名の通り七つの淵と七つの滝があるのです。ま〜そりゃそうか!と言えばそうなんですが・・・。



昨年の台風の名残なのか?淵沿いの整備された道がところどころ倒木や軽い土砂崩れに塞がれてたりしましたが、アスレチック感覚で楽しみながら進ませてもらいましたが、七つの淵と滝はどれも個性があって探索し甲斐がありました。
平家の女性が身を投げたという伝説の滝



実はそれぞれの滝には全て名前がついているらしく、神社に一番近い滝は「菅生瀑」2番目が「武者ヵ瀑」となっていて、最後の7番目の滝は「下女ヵ瀑」という名前がついてます。
「下女ヵ瀑」は案内板によると、なんでも平安時代、平家の落人がここに逃げ延びて来た際に、平家の女性が白鷺が飛ぶのを見て源氏の白旗と勘違いし、滝に身を投げたことから「下女ヵ瀑」と名付けられたという悲しいお話があるようです。



それを知るとなんだかちょっと寂しい感じのする場所に思えてしまいましたが、「下女ヵ瀑」は立派な滝が拝めてマイナスイオンも自然のパワーも渦巻くパワースポットで僕はとっても気に入ってしまいました。