「ジンバルでの撮影に興味はあるがコスト的なハードルが高い!」
「ジンバル使ってみたいけど初心者には敷居が高いよね・・・」
「スマホも一眼レフもいけるジンバルはないかな?」
といった事でジンバルに手が伸びない方は多いのではないでしょうか?
Feiyu Scorp mini 3 proは低価格でペイロード(耐荷重)が2kg、さまざまなカメラに対応して取り付けパーツ・オプションも豊富な非常に柔軟性にすぐれた高コスパジンバルでした。
しばらく使った僕が書いたレビューを是非読んでみて下さい。
目 次
Feiyu Scorp mini 3 proのメリット・デメリット
メリットデメリットをまとめてみました。
- 多機能でコスパが高い
- ペイロード(耐荷重)最大2kg
- 一眼カメラ・スマホ・GoPro他で利用可能
- 安定感のある撮影を実現
- リモートコントロール可能
- スマホでもコントロール可能
- オプションパーツが豊富
- 多様なカメラとの親和性
- 初回セッティングに苦労する
- パーツが多いので把握が大変
- マニュアルが少し分かりにくい
このレビューはメーカーさんに製品をご提供頂き、Studio Kamix(スタジオ・カミックス)の「メーカーさんに忖度しない」レビュー・ポリシーにご同意いただいて制作しております。m(>o<)m
Feiyu Scorp mini 3 proの開封
それでは開封していきます。
しっかりした箱でできたパッケージです。

パッケージは白を基調にしたデザインで必要十分なシンプル・ベーシック・スタイルでした。

開けると緩衝材がしっかりと入っていますので、安心ですね。

一旦全てを取り出してみました。
付属品一式
付属品はかなり多いです。

さまざまなカメラに対応しているのでマウント用のパーツがしっかり用意されています。

- Type-C To Lightning充電ケーブル
- Type-C To Cカメラ制御ケーブル
- Type-C充電ケーブル
- 長ネジ
- GoProアダプター
- カメラ固定ネジ
- レンズホルダー固定ネジ
- 三脚
- スライダー
- 固定プレート
- ダストカバー
- クイックリリースプレート
- 六角レンチ
- レンズホルダー
- スマートフォンホルダー
ミニ三脚もついていますので、必要なものは全て同梱されていると言っても過言ではないレベルですね。
これは本当にありがたいし、よく考えられているのは頼もしく感じました。
Feiyu Scorp mini 3 proの見た目
それでは本体を見ていきます。

本体はずしりとまずまずの重量感。しかし、実際の重量は1.0kgと軽量です。
触った感じも手触り良く、質感がとても良いです。

グリップ部分は握りやすくなっていて、ホールド感が良いですね。

左サイドにはメインの「マジックホイール」が備わっています。


付属の三脚をつけて立たせてみました。
思わず「美しい」と声が漏れそうなカッコ良いスタイルをしています。

逆サイドもさまざまなボタンが備わっています。

ブルーのカメラ部分がとても印象的ですね。

正面からもスタイリッシュな外観が伺えます。

モニター部分にはジョグダイヤルがついていて、各種コマンド選択やジンバルの挙動操作が行えます。
Feiyu Scorp mini 3 proのセットアップ・使用方法
セットアップは少し手間取りました。
説明書とチュートリアルを見ながら取り組む必要があります。
▼チュートリアル動画
基本的にパーツをセットアップをしてからバランス調整を行います。
一眼レフとスマホ、Goproなどカメラの種類によって使うパーツが異なります。
一眼レフセットアップ
一眼レフが最もセットアップが大変だと思いますが、慣れればすぐに出来るようになりました。
パーツセットアップ
一眼レフ専用のパーツが二つあるので、そちらをジンバルに組み上げると一眼レフを載せられる様になります。

付属のパーツを二つ順番にセットアップしていきます。

これで、一眼レフカメラを搭載できる様になりました。
一眼レフ側には専用のクイックシューを取り付けます。

あとは、シュー部分をセットアップすれば、パーツのセットアップはOKです。
バランスどり
バランス取りはアプリに載っているチュートリアル動画を見ながらやるとすぐに習得できます。
▼バランス取り動画
何もなしでやろうとすると無理ですね(笑)
そして、セットアップ完了しました。


スマホセットアップ
続いてスマホのセットアップです。
スマホのセットアップはやはり専用のパーツを使って行います。
パーツセットアップ
スマホをセットアップする時は専用のパーツを用います。

こちらがスマホマウント用のパーツですが、なんと!冷却用のファンがついています。

パーツに内蔵されているUSB Type-Cコネクタを本体に接続して給電するとファンが使用できる様になります。

屋外で昼間に直射日光が当たっているとスマホがオーバーヒートを起こす事がありますが、このファンがあれば一定の防御策になりそうですね。
このパーツだけでも、すごくよく作られていて値打ちがありますね。
セットアップが完了するとこういう状態になります。

スマホにはやや大袈裟な感じもしますが、とても良い感じですね。

メカニカルな佇まいが大変カッコ良いです。
バランス取り
バランス取りの要領は一眼レフの際と同じですので、一度手順を覚えてしまえば問題なくできました。

GoProセットアップ
その他にもGoProなどのアクションカメラやコンデジなどもセットアップできる様になっています。
さまざまなカメラがFeiyu Scorp mini 3 proで運用できるのはありがたいですね。
Feiyu Scorp mini 3 proを使ってみた
さっそく実際にFeiyu Scorp mini 3 proを使ってみました。
耐荷重(ペイロード)
まずは大切な耐荷重(ペイロード)ですが、Feiyu Scorp mini 3 proの耐荷重(ペイロード)は「2kg」です。
この価格帯でのペイロードとしては十分でしょう。
今回試した一眼レフは本体がSONYのα7III【ILCE7-M3】に単焦点レンズSONY SEL50F18Fを装着したものです。
| 本体 650g | |
| + | レンズ 186g |
| 合計 836g |
今回は「836g」という1kg未満のコンビで試しましたが、全く不都合はありませんでした。

もう少し重いレンズでも問題なさそうですね。
というわけで、ワンランク上の重さのレンズでも試してみました。
SONY FE PZ 16-35mm F4 Gで「353g」ですのでα7IIIと足して「1003g」でしたが、こちらも全く問題なく稼働してくれました。
| 本体 650g | |
| + | レンズ 353g |
| 合計 1003g |
▼1003gのカメラ・レンズセット

安定性
一眼レフで試したところ、ビッタリと安定してくれていました。
そして、大きな動きもしっかりと吸収してくれます。
実際に動画で見てみてください。
▼安定性(動画)
ジンバルとしても性能はかなり高いですね。
素早く動かしてもしっかりと反応していて安定性を実現してくれていました。
すごい!
操作性
操作は全体的に問題なく快適に操作できます。
ボタン類も操作しやすく、ホイールに至っては細やかな動きが再現できて操作感が良いです。
▼操作している様子(動画)
ジョグダイヤルも扱いやすくてとても良いですね。
これがあると神経質な動きも再現しやすそうです。
一点だけ何を挙げるとすればタッチパネルでしょうか?
スワイプする際にしっかりとスワイプしないとミスタッチがまれに出る事がありました。
その他はタッチパネルも問題なく動作してくれるので快適でした。
カメラとの接続性
カメラとの接続性はケーブルでつなぐか?Bluetooth経由でつなぐか?になりますが、ケーブルで繋ぐのが容易で確実性もあるのでおすすめですね。
僕の場合はSONYのα7III【ILCE7-M3】での接続でしたが、シャッターの操作は出来ました。
AI追跡モジュール(自動追跡)
AI追跡モジュールを使ってみました。
結論から言っておくと「めちゃ便利で感動」です。
操作はジェスチャーで行います。
カメラに向かって手で「OK」サインを送るとAI追跡モジュールが起動します!
(終わる時もOKサインで終わります。)
起動すると自分の追尾をはじめます。
▼追尾している様子(動画)
Feiyu Scorp mini 3 proの
— カーミー@Studio-Kamix(仮住まい中) (@StudioKamix) October 25, 2025
ジンバルのAI追従機能!
優秀すぎ!
( °o°)
この価格帯でこんなんできるのって
テクノロジー進化すげーなー
( ˘ω˘ )
楽しすぎる・・・。@feiyutech_japan #pr pic.twitter.com/HkHesEng7P

奥さんは追尾の様子を見て「コワイ・・・・」とあまりの性能に恐怖を感じていました(笑)
結構な速さで動いても追尾してくれますので部屋で動きながら一人語りを撮る時などは抜群に良さそうですね。
歩く程度の動きは完全にフォローしてくれます。
この価格帯でこの機能がしっかりと搭載されているのはすごい!としか言いようがないですね。
▼ジェスチャー参考

▼スマホでのAI追跡の様子(動画)
一眼レフでの使い心地
一眼レフを搭載して使ってみましたが、なかなか良い安定性で楽しく撮影ができました。
階段を駆け上がってもブレが少なく十分見られる映像が撮影できるのは本当にすごいな〜と感心。
▼階段を駆け上がる動画
グリップを握っての操作はかなり安定感があってしばらく撮影しても疲れないのが良いですね。
本体も1kgなので合わせて約1.8kgですが、このくらいの重量ならずっと持っていてもなんとかなりそうです。
スマホでの使い心地
スマホでもしばらく撮影をしてみましたが、かなり安定した映像が撮影できます。

▼スマホでの安定性(動画)
スマホ専用のジンバルからするとFeiyu Scorp mini 3 proはやや大きめで重さは出てきてしまいますが、
ファンがついているので気温が高い時期のオーバーヒート問題は軽減できそうです。
スマホでワンランク上の映像を撮りたい場合にはかなり活躍してくれそうです。
スマホ用冷却ファンの音
スマホ用に冷却ファンがついているのは、ありがたいのですが、ファンの動作音がどうなるのか?心配だったので試してみました。
▼ファンを動かした時の動作音
結論から言うと、やや気になりますね。
実際に撮影した動画に入る音はどうなるのか?試してみました。
▼ファンを動かした時の撮影映像
(↑ iPhone 13Proで撮影した映像と音声です。)
かなりしっかりとファンの音をマイクが拾いますので、ファンを動かしたままで音声も収録するのは難しそうですね。
ファンで熱暴走は抑えられますが、ファンを回す場合は音はマイクを別に構えて撮るなどした方が良さそうです。
リモコンの使い心地
Feiyu Scorp mini 3 proのコントローラー部分は分離着脱できるようになっています。

分離するとリモコンとして操作できます。

実際にリモートで使用してみると、コントローラーでできる動作が問題なく遠隔操作できました。
撮影シーンによってはアイデア次第でいろいろと応用ができそうです。
使い方が広がるのは良いですね。

アプリについて
専用アプリもかなり充実しています。
スマホで撮影する用の専用アプリと一眼レフなどのカメラ用の2種類のアプリがあります。
▼スマホ専用のアプリ「Feiyu On」
▼カメラ用のアプリ「Feiyu SCOPE」
用途に応じて使い分けすると良いですね。
「Feiyu SCOPE」ではリモートコントロールもできるのでスマホをリモコン代わりに使うことも可能です。
アイデア次第でいろんな使い方ができますので便利ですね。

さらに、アプリに接続するとパノラマ撮影やタイムラプス撮影などのコマンドも使えますので操作しやすいですね。
バッテリーについて
バッテリー容量は4500mAhと大きめのサイズです。

14時間使用可能の様でしたので、よほどの連続撮影でなければ長持ちしそうです。
ちょこちょこと使う分にはほとんど充電しなくて良かったので電池持ちはありがたいですね。
対応カメラ一覧表
以下が対応表となります。
主要ブランドの主要カメラは対応してくれています。
| 制御方法 | ブランド | 互換性のあるカメラモデル |
| Bluetooth制御 | Sony | RX100M7, a6100, a6400, a6700, FX30B, ZV-1M2, ZV-E1, ZV-E10II (ZVE10M2), A7C, A7CII (A7CM2), A7M4, A7RIII (A7R3), A7RIV (A7RM4), A7RV (A7R5), ZV-E10, A7CR, A7 III |
| Canon | EOS M50, EOS R50, EOS R, EOS 200D II, EOS R6, EOS R7, EOS R10, EOS R50, EOS R100, EOS R50 Mark II, Power Shot G7 X Mark III, Power Shot V10, EOS M6 Mark II | |
| Nikon | Z30, Z50, Z50II, Z f, Z fc, Z6III (Z63) | |
| Gopro / DJI | GoPro 5/6, GoPro 7 Silver/Black/White, GoPro 8 Black/GoPro 9 Black, GoPro 10/11/12, GoPro 13BLACK, GoPro Max, DJI Action 4, Action 5 pro | |
| Type-C to Type-Cケーブル制御 | Sony | ZV-1M2, ZV-E10, ZV-E10II, ZV-E1, a6700, FX30B, A7C, A7SIII (A7S3), A7 IV(A7M4), A7CR, A7CII(A7C M2), A7RV(A7R5) |
| Canon | EOS R, EOS RP, EOS M6 Mark II, Power shot G7 X Mark III, Powershot V10, EOS R6, EOS R7, EOS R8, EOS R10, EOS R50, EOS R6 Mark II | |
| Nikon | Z50II, Z fc, Z6, Z6 II, Z6III, Z7 II, Z5, Z30, Z f | |
| Panasonic | S9, G9M2, DMC-GH5S | |
| SIGMA | FP |
メーカー
メーカーさんであるFeiyu Techさんは2007年に中国は広西省桂林市に設立されたメーカーさんでジンバルやアクションカメラなどを開発・販売されてます。
ジンバル・メーカーとしては世界的に有名ですね。
ジンバル界の5本の指には余裕で入ってるんじゃないかな?
僕も今までにいくつか製品をレビューさせてもらいましたが、ジンバルを検討したコトのある方は一度は聞いたコトがあるメーカーさんのはずです。
「Feiyu」は中国語で「飛宇」と書くそうです。
意味は「宇宙へ飛べ」
世界中にFeiyuTechの製品が羽ばたくようにという思いを込めた名前なのだそうです。
今回のFeiyu Scorp mini 3 proもそうですが、業界をリードする製品づくりをしているイノベーティブな文化の企業なのでこれからも活躍してくれそうですね。
Feiyu Scorp mini 3 proスペック
Feiyu Scorp mini 3 proのスペックをまとめました。
| 最大搭載量 | 約 2000g |
| 本体重量 | 約 1000g |
| バッテリー容量 | 4500mAh |
| バッテリー駆動時間 | 14時間以下 |
| 動作電圧 | 6.8V – 8.4V |
| 最大チルト(縦方向)可動範囲 | +163° ~ -145° (±3°) |
| 最大ロール(横回転)可動範囲 | +70° ~ -245° (±3°) |
| 最大パン(水平回転)可動範囲 | 360° |
Feiyu Scorp mini 3 proのよくある質問Q&A
Feiyu Scorp mini 3 proのよくある質問Q&Aをまとめました。
- 初心者にも扱えますか?
- カメラ好き、ガジェット好きの方で説明書を読んで扱い方を学ぶのに抵抗がなく、むしろそういうのが好きな方であれば初心者でも大丈夫だと思います。
- 耐荷重はカメラのみで2kgですか?
- いいえ、一眼レフカメラとレンズを合わせて2kgになるので、それ以上のカメラ&レンズを載せたい場合は異なる機種を選びましょう。
- カメラであればなんでも載せられますか?
- カメラとレンズを合わせて2kg以内であれば搭載可能です。(標準的なマウントに適応したカメラである前提)
- 一緒に買わなくてはいけないオプションはありますか?
- ほとんどのカメラに対応できる様に付属品が多数同梱されています。レアケースを除けば、一緒に買っておくべきものはないでしょう。
まとめ
実際に使ってみた感想としては、とても丁寧に作り込まれていて付属のオプションも多く同梱されている上に、ユーザの使い勝手と性能に対してこだわって作ってくれている姿勢が伺える良い製品でした。
これだけ作り込まれたジンバルでオプションがたっぷり同梱されていて3万円台というコストパフォーマンスは、なかなかすごいなと感心します。
さらに、AIカメラを搭載して追跡撮影も可能なのは圧巻です。
ジンバルは一台あると撮影品質がワンランク上がるアイテムです。
撮影の幅もグッと広がりますので、表現の幅も当然広がりますね。
仕事や趣味で撮影される方には是非一台持っておいてもらいたいところですが、趣味の範囲であれば、あまり高いと手が出ませんよね。
その点、Feiyu Scorp mini 3 proであれば求めやすい価格なのでエイやっと買ってしまえるレベルなのが魅力です。
ジンバル・デビューしたいと思っている方のデビュー機にはうってつけの機種だと言えるでしょう。
Feiyu Scorp mini 3 proが気になっている方は選択肢の一つににしてみると良いでしょう。



