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【実録】「都市計画・区画整理」立ち退きで住処を追われるまでのお話(3)〜調査の間いつもの様にしていてって・・・出来るか〜〜〜っ(笑)「家屋調査編」

都市計画 家屋調査隊

こんにちは、

スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。

(➡︎プロフィールはこちら

 

ご存知の方も多いかと思いますが、

僕は高知県高知市に住んでいます。

んで、今、高知市の事業である「都市計画・区画整理」というやつに

「絶賛」巻き込まれています(笑)

おかげで来年の2022年には10年前に建てたおウチをこわして

一度出て行かなくてはいけません(泣)

 

結論から云うと

僕たち住んでいるモノにとっては

「迷惑きわまりない!!!」

しかし、自治体のやるコトに逆らうコトも出来ず

反対運動をするほど時間もエネルギーもないので

数年前からあきらめて仕方なく従っています・・・。

 

少し前に、このコトをブログ記事で書かせて頂きましたが

【実録】「都市計画・区画整理」で住処を追われるまでのお話(1)〜不要な都市計画に巻き込まれ住居を奪われる僕ら

予想以上に読んでいただけて

コメントやリプ、DMなどもいただけて

「こう云う話、結構ニーズがあるのかな?(笑)」

と驚いた次第でした。

 

そんなわけで、

自分の備忘録や

これから都市計画・区画整理に巻き込まれるかもしれない方々

のお役に立てれば・・・と云うコトで、

このシリーズを続けて書いていこうと思ってます。

エンタメ・一般教養としても面白いと思いますので、

今回シリーズ三作目になります。

ぜひお読みください。

都市計画 家屋調査

立ち退き補償の家屋調査がやってきた。

さて、前回の続きですが、

そんなわけで、立ち退きの補償額を決めるため

我が家の家屋調査に

調査会社の方々三名さんと、市役所の方々二名さん、

合計五名さんが訪れました。

(前回の様子はこちら↓)

都市計画 高知市 【実録】「都市計画・区画整理」で住処を追われるまでのお話(2)〜立ち退き補償金を決めるために家を調査される「家屋調査編」

 

家屋調査は家の「中」と「外」があるのですが、

今回はまず、家の「中」の調査でした。

作業着姿の調査員さん(調査員さんは市役所から委託された外部の方)たちが

全ての部屋を調査します。

 

見ているとだいたい間取りを確認して

各部屋の寸法を確認したり、

家についているあらゆるものを確認していきます。

照明やエアコンはもちろん、コンセントの数も・・・。

ウチの場合はだいたい2〜3時間くらいかかりました。

家屋調査

的外れなコトを云う市役所担当者

笑えるのが市役所のT氏が、

「いつもの様にして頂いていて結構ですので・・・」

って云うんだけど・・・・、

「出来るか〜〜〜〜〜〜〜っ!」

って今流行の「おいでやす小田」さんばりのツッコミで叫びたくなりました。

市役所の人って・・・、みんなではないと思うのですが、

こういう的外れな馬鹿げたコトを真面目に云う人多くないですか?(笑)

申し訳ないですけど、心の中で・・・心底・・・

「あほやな〜っ(失礼)」って思いました。(もちろん言わないけど)

 

知らない男性五人が家の中でウロウロしているのに

いつもと同じ普通に過ごせる人がいったいどれだけ居るのだろうか?

そんな相手の気持ちも想像しないのかな?

自分だったら・・・・って置き換えればすぐに分かると思うんだけれど・・・。

きっと、どこの家に行っても同じコト言ってるんだろうな・・・

と思うと苦笑するしかなかった(笑)

やはりズレてるんですよね・・・。

都市計画 高知市

調査の最後に簡単な聞き取り

そんなこんなで、一通り作業を終えると調査員さんの聞き取りになります。

「目に見えないモノで何かついているようなものはないですか?」

とか、

「家具で隠れてるコンセントないですか?」

とか、

調査員さんはこちらに不利にならない様に気を使ってくれているみたいです。

好意的でありがたい。

「そういえば、あそこにコンセントが!」とか

「ピアノを置いている場所の下地に補強を入れている」とか

目に見えない部分を思い出して伝えます。

これで、多少立ち退き補償の評価が上がってくるんですね。

家屋の評価方法は決まっている

基本的に、評価方法は完全に決められていて

「コンセント一個についていくら」

まで決まっているそうです。

この評価方法は完全に法律に基づいたモノで変えられません。

全く勝手に作られたモノで納得などできるはずもありませんが、

こうなると言いなりになるしかありません。

 

しかし、抵抗方法がないわけでもないので

家のつくりに応じて最大限の抵抗をした方が良いです!

具体的な方法については「餅は餅屋」で

調査員の経験のある方に聞くのが最も早いです。

ちょっとでも、評価をあげてもらえるようなテクニックを教えてもらえます。

調査の前にプロの話を聞いておこう

実は、僕はさいわいにもそっち関連の友人が居まして、

彼は調査の仕事も経験があるので

彼にたくさんアドバイスをもらいました。

「いや〜地獄に仏とはこのことですね(古っ)」

本当に助かりました。

知っていると知らないでは全く対応が異なるので「知識」はめちゃ大事です!

 

ここだけの話ですが・・・・、

その友人によると、家のランク評価というのがあるそうで、

同じ面積の家でも、ランクによって評価がガラリと変わるのだとか。

なので、どのランクに入れられるのか?は「超」大事ってことですね。

このコトは折に触れて詳しく説明したいと思います。

 

しか〜〜〜〜〜し!

驚くべきことにこの「ランク」はもとより!

評価の「明細」は見せてもらえません。

つまり、何がいくらで、何がいくらで、合計いくらになった・・・。

というコトが一切僕らには明かされません!

信じられます?

「人の大事な家を勝手に奪う段取りしておいて

その評価の内容を知らせずに済ませる!」

これが今のこの国のやり方です。

 

これを云うと市役所の方は必殺の返しがかえってきます。

「決まりですので・・・」(笑)

「どんな決まりやね〜〜〜〜〜ん?」とおいでやす小田さんばりに

叫びたくなります(笑)

家屋評価

最終的な金額だけが知らされる

結局、ぼくらには「最終的な評価金額のみ」

が知らされるコトになります。

立ち退きの補償金額ってことですね。

(正確には家の評価と引越し費用や引越し先での家賃などを含んだ合計金額)

 

これを聞いた時にも驚きました!

「うそやろ???そんなやりかたする?」

要するにこちら側に異論・反論の余地を与えない!っていうコトですよね。

何もかも役所側のやりやすいようにルールを決めてるので

こちら側はなされるがままです・・・・。

なので、可能な限りの地味な抵抗をするしか方法がないんですね。

ここにも「都市計画の闇」が潜んでいます。

もう「闇」だらけなんですよね。

本当に呆れます。

役人に都合の良いルールが盛り沢山

とにかく「都市計画・区画整理」ってやつは至る所で、

役所・役人の良い様にルールを決めておいて

それを事前に教えるコトなく

静か〜〜〜〜〜にコトを進めて

ギリギリまで教えてくれません。

 

知った時には、「時すでに遅し」ってわけですね。

僕はこの経験で、役所・役人のやり方というのが

身に染みてよ〜〜〜〜く分かり・ました。

役所や役人さんたちのやり方を批判するつもりはありませんが、

役人と市民との関係というのをまざまざと思い知りました。

日本 富士山

都市計画・区画整理から見えるこの国のあり方

すご〜〜〜く俯瞰して見ると・・・・、

やはりこの国の役人っていうのは基本ベースとして、

見えないところで自分たちのやりやすい様に

自分たちに有利な様にコトを決めて、進めるってコトですよね。

そして、国民や市民からしっかりと税金を集める。

・・・と云う日本の仕組み。

「日本を脱出する人」の話を聞くコトが最近増えてますが、

気持ちがよくわかります(笑)

 

誤解のない様に書き添えておきますが、

僕は政治的にあまり偏りはなくて

自由主義と資本主義のあたりをさまよってる

ごくごくありふれたニュートラルな日本人だと思います。

普通に日本が好きだし、日本に良くなってほしいと思っていますが、

この都市計画という事業につき合わされ始めてから

日本という国に疑念を抱く様になってしまいました(笑)

その辺のコトも、おいおい書いて行きたいと思います。

 

と云うワケで、まだまだ続く「家屋調査編」

今回はこの辺で。

よければ続きを読んでみて下さい。

レンガ 【実録】「都市計画(区画整理)」で住処を追われるまでのお話(4)〜家の中まで写真で丸裸にされる!?「家屋調査編」

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