目 次
毎年「今年こそ血圧が」と言い続けて、ようやく考えを改めました
Apple Watchに血圧測定が載る日を、僕はけっこう本気で待っていました。
先日もSeries 12の発表を見て、「今年もか……」とつぶやいたばかり。

ところが、その後でひとつ思い出しまして、
血圧を測る機能とは別に、「高血圧パターンの通知」という機能は、もう日本で動いているんですよね。
2025年12月から。
存在は知っていたのに、自分の設定を確かめたことがありませんでした。
いい機会だからオンにしよう、そう思ってヘルスケアアプリを開きました。
結論を先に書いておくと、僕はApple Watchを待つのをやめて、血圧計を買い直すことにしました。
なぜそうなったのか。順番にいきますね。
そもそも、僕のSeries 7では使えませんでした
開始5秒でつまずく。
対象がこうなっていまして。
| 対象 | |
|---|---|
| 使える | Apple Watch Series 9 以降 / Ultra 2 以降 |
| 使えない | Series 8 以前 / SE(全世代) |
そのほかに、22歳以上であること、高血圧と診断されたことがないこと、妊娠中は設定できないこと。この3つも条件です。

僕のSeries 7は、入り口で弾かれました。
7は使い始めて丸4年半くらいですね。
7以降で買い換えたい!と思わせる様な機能が追加されず、ずるずるとココまで来ました。

設定の場所(対象の方向け)
せっかくなので、「高血圧パターンの通知」の設定場所だけ置いておきますね。
場所はiPhoneの「ヘルスケア」アプリ。Watchアプリのほうを探して、しばらく迷いました。
- ヘルスケアアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコン
- 「ヘルスケアチェックリスト」
- 「高血圧パターンの通知」
- 年齢と診断歴を確認して「続ける」
ここで大事なのが、オンにしてもすぐには何も起きないということ。
30日ぶんのデータをためてから判断する仕組みなので、結果が出るのは1か月後。
あの通知、血圧を測っていません
ここも僕は誤解していました。
上が130、下が85。そういう数字が出るものだと思い込んでいましたが、出ません。
何をどう見ているのか
使っているのは光学式心拍センサーです。Apple Watchの裏側で緑色に光っている、あれですね。
Appleの説明によると・・・
ユーザーの血管が心臓の鼓動にどのように反応するかを分析します
つまり、血圧そのものではなく、血管の反応の出かたを見ている。
そこに高血圧と関連するパターンがあるかどうかを、機械学習のモデルが判定しているわけですね。
流れにすると、こう。
- 光学式心拍センサーで拾う
- 血管が拍動にどう反応するかを見る
- 30日ぶん ためる
- パターンの有無だけ判定する
- 検出されたら通知が届く(血圧の数値は出ない)
血圧を測っていないのだから、数字が出ないのは当然といえば当然でした。

規模はけっこう大きい
ちなみに、この機能の裏側はなかなかの規模でして。
- 訓練データは10万人を超える研究から
- 2,000人を超える臨床研究で検証
- Appleは最初の1年で、診断されていない高血圧パターンを持つ100万人以上に通知が届くと見込んでいる
100万人です。
「測れないなら意味がない」と切り捨てるような機能ではないな、と思い直しました。気づいていない人を病院に向かわせる、という役割がはっきりある。

Apple自身が「カフ型の血圧計で」と書いている
サポート文書を読んでいて、目が止まったところがありまして。
他社製のカフ型血圧計を使用して長期間定期的に家庭血圧を測定することは、詳しい状態の把握に役立つ
通知が来たあとについても、はっきり書かれています。
この通知や血圧計で記録した血圧について、医師に相談することをおすすめします
Apple自身が「血圧計を使ってください」と言っている。
同じ文書には、この機能は診断や治療を目的としたものではない、とも書いてありました。
つまり通知は、ゴールではなく入口。
ここで僕の中の何かが切り替わりました。
Apple Watchの血圧機能を待つのやめました
Apple Watchに血圧測定が載る日を待つ、それも一つの手。
でも冷静に考えると、待たずに済む方法のほうが、正確で、手間もかからない。
血圧計は、血圧そのものを測ります。数値がそのまま出る。
そして同期さえできれば、記録は勝手に残る。なら専用機で良くないか?
実は、体重計でもう答えを知っていた
考えてみたら、まったく同じことを体重計でやっていたんですよね。
うちの体重計はタニタで、測ったらヘルスケアアプリに自動で同期される。
▼我が家の体重計コレ
僕の使い方は単純。
風呂を出たときに乗って、あとは週に一度くらいまとめて同期、それで終わり。
ほとんど意識しなくていい。
体重はApple Watchで測れる事はないと初めから分かっていたので、専用機械で測ってヘルスケアに自動で送るのが良いと割り切っていました。
なのに血圧だけは、なぜかApple Watchに期待していた。

本題:1万円以内で買える、同期できる上腕式血圧計
というわけで、ここからが本題。
条件は3つ。
- 上腕式であること
- スマホ連携できること(=ヘルスケアアプリに飛ばせる)
- 1万円以内であること(それ以上は予算オーバーw)
この条件で探したら、思っていたよりたくさんある。
候補6機種
| 機種 | 価格 | メモリー | 本体サイズ | 価格.com評価 |
|---|---|---|---|---|
| タニタ BP-A24L | 7,574円 | 90回×2人分 | 93×57×144mm | 5.00(1件) |
| タニタ BP-228L | 8,163円 | 2人分100回 | 112×52×116mm | 2.00(1件) |
| オムロン HCR-7206T2 | 8,500円 | 30回 | 103×82×140mm | 4.51(24件) |
| タニタ BP-224L | 8,800円 | 90回×2人分 | 93×57×144mm | 3.92(10件) |
| オムロン HCR-7204T | 9,980円 | 1人×14回 | 103×82×140mm | 5.00(2件) |
| オムロン HCR-7308T2 | 9,980円 | 30回 | 103×82×140mm | 3.57(2件) |
どれも上腕式、乾電池式、Bluetooth対応。
アプリが2つに分かれる問題
選ぶときにいちばん効くのが、たぶんここ。
血圧測定器の二台巨頭、タニタとオムロンですね。
- タニタ → ヘルスプラネット
- オムロン → OMRON connect
どちらもAppleのヘルスケアアプリに飛ばせます。タニタのヘルスプラネットは最高血圧・最低血圧・脈拍を、オムロンのOMRON connectも同様に書き出せる。
ただし、体重計がタニタの人がオムロンの血圧計を買うと、アプリが2つになります。
体重はヘルスプラネットを経由して、血圧はOMRON connectを経由して、最終的にヘルスケアで合流する。動きはしますが、アプリが1つ増えるのは地味に面倒なんですよね。
用途別のおすすめ
1|体重計がタニタの人 → タニタ BP-224L
アプリが増えない。これが最大の理由です。
メモリーも90回×2人分と多め。夫婦で使っても足ります。レビューも10件ついていて3.92。タニタの上腕式では情報量がいちばんある機種です。
僕が買うなら、たぶんこれ。
2|とにかく安く上腕式を1台 → タニタ BP-A24L
今回いちばん安い上腕式。
中身はBP-224Lとほぼ同じで、メモリーも90回×2人分、サイズも同じ93×57×144mm。レビューは1件しかないので情報は少ないのですが、予算をいちばん下に抑えたいならここでしょうか。
3|迷ったら → オムロン HCR-7206T2
これは正直に書いておきますね。
売れ筋ランキング1位。レビュー24件で4.51点。 今回の6機種のなかで、実績が頭ひとつ抜けている。
メモリーは30回とタニタより少ないのですが、「たくさんの人が買って、評価も高い」というのは、はじめての1台を選ぶときには相当な安心材料です。
体重計がタニタではない人、そもそも体組成計を使っていない人なら、素直にこれでいい気がしますね。
メモリー回数は気にしなくていいかも
ここは補足。
タニタの90回、オムロンの30回。数字だけ見ると差が大きい。
ただ、スマホに同期してしまえば、本体のメモリーはただの一時置き場なんですよね。
朝晩2回で1日2件。30回なら2週間ぶん。週に一度でも同期する習慣があるなら、あふれることはまずありません。
ここで悩む必要は、なさそう。
手首式じゃダメなんですか
僕はいま、手首で測るタイプを持っています。
買ったのはずいぶん前。
手首式は一応測れるのですが、上腕式と比較した事はないので若干正確さに不安が残る。
サイズが小さいので置き場所に困らず、取り回しも良いんですよね。
ただ、日本高血圧学会の案内には、はっきりこう書いてありました。
上腕血圧計を選びましょう
Appleのほうは「カフ型血圧計」としか書いていないので、手首式も外れてはいません。
でも学会が上腕を名指ししている以上、これから買うなら上腕式にしておこう、というのが今回の判断です。

測り方だけは、決まっています
せっかく買っても、測り方がばらばらだと意味がないので。
日本高血圧学会が案内しているのは、この4つ。
- 朝は起床後1時間以内、朝食前
- 晩は就寝直前
- トイレを済ませ、1〜2分座ってから測る
- 1回の機会に2回測って、平均を取る
家庭血圧は135/85が一つの目安。
ただ、数字の読み方は僕の領分ではありません。気になる数字が出たら、お医者さんへ。
そこは正直に。
まとめ:計測は専用機で、集計分析はヘルスケアで
今回いちばんの収穫は、考え方のほうでした。
血圧が来ない、来ないと言いながら、僕は全部をApple Watchでやろうとしていたんですよね。
健康オタクの僕としては、Apple Watchで血圧が測れる日を夢見てました。
でもそれよりも、体重計の様に血圧も専用機で正確に測って、同期機能でAppleのヘルスケア・アプリに集めるのが良いと気づいた。
計測は専用機で、集計分析をヘルスケア・アプリで。
そういう図式ですね。

- Apple Watch(心拍・睡眠・運動)
- 同期できる体重計(体重・体脂肪)
- 同期できる血圧計(最高血圧・最低血圧・脈拍)
データが集まる場所がヘルスケアアプリひとつなら、機械が3つに分かれていても同じことだったんですよね。
追加でかかるのは1万円以内。
来年のApple Watchを待つより、こちらのほうがずっと早い。

いつかカフなしで、薄いまま、校正もいらない血圧測定ができる日は来るはず。
そのときは走って買いに行きます。
でも、それまで待つ必要はなかった。
※Apple Watchの高血圧パターンの通知の対応機種・条件・仕組みは、2026年9月時点のAppleサポート文書に基づきます。センサーの説明、訓練データ10万人超・臨床研究2,000人超・1年で100万人超という数字は、2025年12月のAppleのニュースリリースに基づきます。日本での提供開始は2025年12月です。家庭血圧の測定方法と135/85という目安は、日本高血圧学会の一般向け資料に基づきます。血圧計の価格・スペック・評価は2026年9月20日時点に価格比較サイトで確認したもので、日々変動します。ヘルスケアアプリへの連携の可否・項目は各社の案内に基づくもので、機種により異なる場合があります。

