「iPhone 16e」が発表されてあまり気にしていなかったもののスペックと価格を知って急にほしくなった。
最新チップである「A18」を搭載して10万円を切るってのは中々素敵だな・・・と思い色々と調べる内に「iPhone 16e」の全容がつかめたのでまとめてみた。
結論から言って、総合的にとても良い端末だと思うので「コストを抑えたいけど出来るだけ性能もあきらめたくない!」という方には向いている機種だと言える。
その反面、コストダウンのために犠牲になっている部分もあるので、注意が必要だ。
気になる方は是非最後まで読んでみて。
目 次
A18チップ
とにかくA18チップという最新チップが惜しげもなく使われてるのがヤバい!
最新チップで10万円を切ったと聞いて一気に引き込まれました。

A18チップと言えば半導体の「最小回路幅(最も小さい回路のサイズ)」を示すプロセスノードが「3ナノメートル」という業界最先端の技術で作られた夢の半導体です。
消費電力も圧倒的に少なくて、まさに現在のテクノロジーがつまってる事を考えるとA18搭載の「iPhone 16e」がどんなに優れているか?想像できるでしょう。
Apple Inteligence
当然の事ながらApple Intelligenceが使えるので最先端のAIサービスが利用できるのはかなりの魅力ですね。
GPUが4コア
一点、注意の必要があるのはGPUが4コアである事ですね。
iPhone 16のGPUは5コアあるのでiPhone 6eは一つ少ない4コアになっています。
GPUを使用する作業で若干の差異は出ると思いますが、そんなに遜色はないのかな?と踏んでいます。

スクリーン画面
そして、iPhoneで重要になるのがもう一つ、「スクリーン」の美しさですよね。
こちらもiPhone 16eは最新の画面テクノロジーである6.1インチの「Super Retina XDRディスプレイ」が採用されていますので画面の美しさ、再現性、ヌルヌルサクサク具合はたいへん優れています。
輝度
ただし、「輝度」には800ニトの差がついています。
iPhone 16 | iPhone 16e | |
画面輝度 | 2000ニト | 1200ニト |
これは見比べないとなんとも言えませんが、おそらくiPhone 16eで十分綺麗で納得できるレベルだと思います。
ただ、2000ニトはさらにその上を行く美しさだと思うので「とにかく映像を美しく見たい」とか「明るいところの作業が多いので輝度が高くないと困る」という様な人でなければ十分過ぎるレベルではあると思います。
そのくらい、Appleの「Super Retina XDRディスプレイ」はもともとの能力が高いので安心感が違いますね。
Dynamic Island
残念ながら心躍る「Dynamic Island」機能は搭載していません。
この機能を気に入っている僕みたいな人はがっかりするかもしれませんが、残念ながらiPhone 16eではDynamic Island使えません。
価格を落とすために削がれた様ですね。
残念。
バッテリー持ち
バッテリー持ちがiPhone 16よりも改善されている様です。
C1モデム採用
iPhone 16eから内臓の通信用モデムチップを「C1」というApple独自開発のものに変更したらしく、C1の省電力と発熱を抑えた設計がバッテリーライフにも影響している様で、最大「26時間の動画再生」という脅威的な数字を叩き出しています。
丸一日プラス2時間動画を見続ける事ができるという・・・・まあ、そんな使い方は中々しないと思いますが(笑)
この「C1」チップは従来Qualcom社製のチップを使っていた様ですが、これでまた一つAppleはiPhone内の自社製パーツを増やして優位性を高めていってますね。さすがのファブレス企業です。
アクションボタン
アクションボタンは搭載されていますが、iPhone 16に搭載しているカメラボタンは搭載していません。
まあ、ここは削られるかな・・・と思いました。

その他の注意点
その他で注意しておいた方が良い点をピックアップしています。
カメラ
カメラはiPhone 16の2眼に対して1眼となります。
ただし、iPhone 16で使われている「26mm」の広角レンズが採用されているのでそこそこの撮影はできると思いますが、カメラ機能はガクッと落ちますので、カメラの性能を落としたくない方は注意が必要です。
MagSafe機能がない
これも、少し驚きましたが、MagSafeを搭載していません。
なので、磁石系のアクセサリが使えなかったりするので注意が必要です。
iPhone 16 vs iPhone 16eのスペック比較表
iPhone 16とiPhone 16eのスペックなどをまとめていますので参考にご覧ください。
項目 | iPhone16e | iPhone16 |
発売日 | 2025年2月28日 | 2024年秋 |
価格 | 99,800円〜 | 124,800円〜 |
CPU | A18 Bionic (4コアGPU) | A18 Bionic (5コアGPU) |
メモリ | 8GB | 8GB |
ROM | 128GB/256GB/512GB | 128GB/256GB/512GB |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL | 6.1インチ 有機EL (Dynamic Island) |
最大輝度 | 1200ニト | 2000ニト |
カメラ | シングルカメラ (4800万画素) | デュアルカメラ (4800万画素+1200万画素) |
バッテリー | ビデオ再生最大26時間 | ビデオ再生最大22時間 |
充電端子 | USB Type-C/Qiワイヤレス充電 | USB Type-C/MagSafe・Qi2ワイヤレス充電対応 |
重量 | 約167g | 約170g |
カラー | ブラック/ホワイト | 5色展開 |
その他機能 | アクションボタン対応/Apple Intelligence対応 | アクションボタン対応/Apple Intelligence対応 /Dynamic Island/カメラコントロール /MagSafe |
まとめ
総合的にみて「iPhone 16e」は高い性能を維持しながらコストを抑えている優秀な端末だと言えます。
ただ、一個上のステップである「iPhone 16」と比較したときの性能と価格の差を考えると・・・・個人的には
25000円上乗せして「iPhone 16を買いたい」となりました。カメラの性能やDynamic IslandとMagSafeになら25000払っても全く惜しくない・・・という発想ですね。
そこに魅力を感じない方は「iPhone 16e」で十分だと思います。
そういう意味では悩ましい価格設定でもあるので自分のニーズに合わせて選ぶと良いでしょう。