撮影用の照明って色んな種類がありますが、それなりの明るさや光量を確保しようとすると、どれも大きくて重くて取り回しが悪いのが照明の宿命ですね。
そんな照明の宿命を塗り替える製品がUlanzi UA20エアチューブ・ライトです。
しばらく色んなシチュエーションで使ってみましたが、アイデア次第でさまざまな使い方ができる多用途な照明である事が分かりました。
この記事ではUlanzi UA20エアチューブ・ライトの幅広い使い方やユニークな特性をレビューしていますので是非最後まで読んでみて下さい。
目 次
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトのメリット・デメリット
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトのメリットデメリットをまとめてみました。
- 大きな照明を手軽に実現
- ディフューザー効果で柔らかい光
- 軽くてかさばらない
- さまざまな設置が可能
- バッテリー内蔵
- コンパクトに収納可能
- 穴が開くと萎む
- 膨らます一手間
このレビューはメーカーさんに製品をご提供頂き、Studio Kamix(スタジオ・カミックス)の「メーカーさんに忖度しない」レビュー・ポリシーにご同意いただいて制作しております。m(>o<)m
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトの開封
それでは開封していきます。
パッケージは必要十分なさっぱりとしたシンプル・ベーシック・スタイルでした。
Ulanziさんの製品はコスパが良いと常々思っているのですが、パッケージにコストをかけすぎずシンプルに仕上げている点は個人的に気に入っています。
エコだし、その分コストが下がった方が嬉しいという現実主義なんですよね(笑)
付属品一式
付属品は必要最低限になっています。
- 本体
- キャリングポーチ
- マウント用マグネット
- マニュアル類
大変シンプルな構成になっています。
▼付属のマウントパーツ
磁石がついていて本体にしっかりとマグネット接続する事ができます。
真ん中にカメラ用の1/4インチネジ穴が空いていますのでさまざまな三脚やマウントパーツなどで使える様になっています。
このパーツがめちゃくちゃ便利ですね。
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトの見た目
それでは本体を見ていきます。
専用ポーチから出すと折り畳まれた状態になっていますので拡げます。
照明側はこんな感じですね。
照明が透ける様に半透明の素材が使われています。
反対側は黒い素材でつくられています。ロゴが入っていてカッコ良いですね。
向かって左側にバッテリーと操作パネルと液晶が備わっています。
上から液晶画面、操作ボタン、充電口となります。
シンプルなので操作方法も簡単ですね。
反対側に空気を入れるための給気口があります。
畳んだ状態だと半透明の素材の内側にあるLEDライトが透けて見えます。
充電口はUSB Type-Cです。
アウトドアなどでも使用できる様にしっかりと耐水保護がされているようですね。
本体の先端にはループが付いています。
照明を設置する際に工夫次第で色々と使えそうですね。
本体の真ん中あたりにもループがついています。
ひっかけたりして固定するのに便利に使えそうですね。
給気口を開けたところです。
写真では少しわかりにくいですが、下の写真で指さしているところはマグネットが内蔵されています。
このマグネットでマウントパーツがマウントされるのとスチール製のものであればくっついてくれます。
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトのセットアップ・使用方法
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトをセッティングしていきます。
バルブを開けて空気を注入します。
空気は自分で吹いて入れる事も可能ですが、今回は同じくUlanziさんの強力電動エアダスターを使いました。
電源ボタンを押したら、液晶がONになるので、その後電源ボタンを3秒長押しでロックが解除されてLEDが点灯します。
光量と色温度を調節できるので、好みの設定にカスタマイズします。
以上で使える様になります。環境に応じて照明をマウントして使いましょう。
セットアップは簡単ですね。
動画で見て頂くと簡単さがよく分かると思います。
▼セットアップと仕舞う様子
一緒にUlanziさんのエアダスターを購入するのがおすすめです。
こちらも色んな用途に使えるのが魅力です。
▼レビュー記事はこちら
[使って気づく圧倒的便利さ]Ulanzi強力電動エアダスター〜精密機器からアウトドアまでUlanzi UA20エアチューブ・ライトの使ってみた
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトをいろんな場面で使ってみました。
撮影
屋内での撮影用途に使ってみました。
見た目は良くないのですがUlanzi UA20エアチューブ・ライトは軽いのでガムテープで留めようと思えば留める事ができます。
僕の様に借家住まいの場合は壁や天井に器具を取り付けられない場合が多いと思うので軽い照明は簡易的に使えて便利でした。
壁付け
今度はパーツを使って壁の窓枠を利用して固定してみました。
マジックアームを使って固定しましたので角度も変えられて大変便利です。
付属のマグネットマウントパーツを使っています。
▼使用したマウントパーツ
三脚利用
続いてカメラの三脚を利用して使ってみました。
まずは卓上の低めの三脚です。
しっかりと固定してくれて安心です。
角度なども好きな様に固定できるので良いですね。
高い位置から照明を使いたい場合は大きめの三脚に固定すると良いです。
縦使いもできてさまざまな角度で照明をあてられるので便利ですね。
半透明の素材がLEDの光を和らげてくれて良い感じで光が出ます。
照明として
とても明るいのでもちろん生活照明としても使えます。
ウチの家の照明と天井の隙間に差し込んでみました。
アウトドアで
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトは持ち運びも簡単だし、防水性も高いのでアウトドアでの使用も全然行けそうですね。
キャンプなんかでも大活躍しそうです。
どこでも設置できそうなので使い勝手はめちゃくちゃ良さそうです。
自動車で
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトは本体にも磁石が備わっていますのでスチールにはそのままくっついてくれます。
なので車のスチールパーツとは相性が良いですね。
我が家のジムニーくんに付けてみました。
マウントパーツは何も使っていません。本体についているマグネットで留まっています。
スチール部分であればどこでもくっついてくれます。
もちろんボディにも付きますよ。
キャンプの時も車が近くにある場合はボディにつけておけば良さそうですね。
充電について
充電はUSB Type-Cケーブルで行います。
充電しながらも使用できる様なのでキャンプなどで長時間使用したい場合も大丈夫ですね。
持ち運び・コンパクトさについて
とにかく畳むとコンパクトになります。
照明器具ってかさばって重いのが相場ですが、Ulanzi UA20エアチューブ・ライトは軽い上にたたむと全くかさばらず持ち運びが楽々です。
撮影で機材をもっていかなくては行けない時はかなり楽ができそうです。
メーカー
メーカーである「ULANZI(ウランジ)」さんは
中国のハイテク都市・深圳のメーカーさんで2016年に設立されたスマホ・カメラ用三脚などを中心に扱っているブランドです。
世界100カ国以上で販売されているそうでグローバルな企業さんですね。
また、中国では企業の信用度をスコア化する「阿里巴巴企业诚信体系」というサービスが普及しているらしいですが、そのサービスの評価では「AAA」とランク付けされている企業さんなのでかなり信頼度は高そうです。
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトのスペック
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトののスペックをまとめました。
電力 | 12W |
素材 | TPU |
色温度 (CCT) | 2700K-6500K |
演色指数 (CRI) | ≥95 |
調光範囲 | 0-100% |
動作時間 | 75分(100%明るさ時) |
充電方式 | Type-C |
マグネット | N52 × 3 |
バッテリー容量 | 18Wh / 7.2V / 2500mAh |
入力電圧 | 5V / 3A |
寸法 | 600×120mm |
重量 | 約216g |
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトのよくある質問Q&A
Ulanzi UA20エアチューブ・ライトののよくある質問Q&Aをまとめました。
- 防水ですか?
- 防水性能はスペック上は謳われていませんが、充電口にパッキンが備わっていたりするので、ある程度の防水を意識した作りになっています。屋外で少々の雨なら気にしなくても大丈夫な感じはしますが、あくまで自己責任での使用になるものと思われます。
- 人物の撮影でも使えますか?
- 使えます。ある程度の照度があるため人物撮影で光を人工的に当てたい場合には十分使える性能を持っています。
- 電動エアダスターは必要ですか?
- 電動エアダスターがなくても口から息を吹き込む事ですぐに膨らます事ができます。衛生的な事などが気になる場合やスピーディ&スマートにエアを送り込みたい場合はエアダスターがおすすめです。
まとめ
しばらく色々なシチュエーションで使わせてもらいましたが、想像していた以上にいろんな使い方ができて控えめに言って大満足でした。
特に僕は製品の撮影で照明を使ったりしますが、撮影でも色々な使い方ができるのに加え、アウトドアでも活躍してくれそうな点もポイントが高かったです。
撮影の場合は壁に無理やりガムテープで固定することもできるし、三脚やスタンドを応用して色んな照らし方ができるので重宝しました。
デザイン性も良いのでアウトドア・ギアとの相性も良くてキャンプにはマストで持って行きたいアイテムになりそうです。
エアを入れる仕様のおかげでとても軽いので夜道の照明としても使えないことはなさそうです。道行く人には驚かれるかもしれませんが(笑)
アイデア次第で、さまざまな使い方ができるUlanzi UA20エアチューブ・ライトは1本あるととにかく活躍してくれそうです。
気になっている方は是非試してみてもらいたいですね。
※この記事でレビューしたのはUA20となります。