大き過ぎるスーツケースはできれば避けたいけど、旅先で荷物が増える事が多いのでどうしてもスーツケースは大きくなってしまう。
できれば旅行はもっとミニマムに、スマートにしたいけど、増える荷物の事を考えると無理だよな・・・と考えておられるミニマリストの方は多いのではないでしょうか?
VELO Hyper Editionはそんな矛盾した欲求を叶えてくれる画期的なスーツケースです。
なんと三段階に大きさを変える事ができ、最小サイズは飛行機の機内に持ち込める手荷物サイズにする事ができるのです。
可変ができると、それ以外にもたくさんのメリットがありました。
製品を実験的に使ってみてレビューをまとめたので、気になる方は是非最後まで読んでみて下さい。
目 次
VELO Hyper Editionのメリット・デメリット
VELO Hyper Editionのメリットデメリットをまとめてみました。
- 大きさを三段階に変えられる
- 最小サイズは機内持ち込みサイズ
- 50kgまで耐えられる頑丈さ
- クールな見た目
- TSAロック対応(米国対応)
- 軽量ジャンルではない
- 可変ボタンが押しにくい時がある
このレビューはメーカーさんに製品をご提供頂き、Studio Kamix(スタジオ・カミックス)の「メーカーさんに忖度しない」レビュー・ポリシーにご同意いただいて制作しております。m(>o<)m
VELO Hyper Editionの開封
それでは開封していきます。
ダンボールが厚めのクッションビニールで包まれていました。

開封作業にはいつも飼い猫のレオくんが参加してくれます。

さらに段ボールの中には不織布の専用カバーで本体が包まれていました。

不織布カバーを取ると本体が現れます。
付属品一式
付属品は少ないです。

- 専用不織布カバー
- 内部間仕切りパーツ×2
付属品はシンプル構成です。
▼間仕切りパーツ

間仕切りパーツは二つ付いていて網バージョンとペンホルダーバージョンですね。
どちらも大まかな仕様は同じでスーツケースのサイズが可変しても対応できる様に、こちらもサイズ可変式になっています。
VELO Hyper Editionの見た目
それでは本体を見ていきます。

非常にコンパクトでクールな印象の見た目ですね。
▼持ち手部分

上部のボタンを押し込むと持ち手を引き出す事ができます。

持ち手の下のボタンを押してハンドルを持ち上げていくと、本体のサイズを変える事ができます。
▼最大に伸ばした状態

▼横から見た状態

▼鍵部分

鍵は米国のTSAロック対応ですので、アメリカへの入国の際にも問題ありません。
三桁の暗唱ナンバー式のロックです。物理鍵はありません。
▼横にした状態

▼裏側

4つのキャスターがついています。
▼キャスターは車輪が二つのタイプ

滑らかで安定感のあるキャスターでした。
車輪部分の素材はゴムかな?と思ったら「ABS樹脂」だそうです。
▼表面素材&デザイン

外側は100%ポリカーボネイトです。波状のデザインが強度を上げてるっぽいですね。
さらにシルバーとブラックの波状のデザインがクールな印象を与えてくれます。
▼中を開けた状態

中はオールブラックでシックにまとめられています。
間仕切りパーツが二組入っています。
▼内部フレーム

内部にフレームが入っていてケースの可変を実現してくれています。

ケースの強度アップにも貢献してくれてそうですね。
▼ケース内部

内部は黒い布で覆われています。
この布部分の素材は「ピーチスキン・ベルベット」という素材で肌触りの良いベルベット素材が使われています。
その中でも果物の桃の様な肌触りの「ピーチスキン」というタイプのベルベットの様ですね。
確かに、触り心地は良かったです。

「VELO」のラベルが付いています。

内部パーツの留め具が上下に二つずつ、ケースの上側、下側で計8個ついています。

カラーバリエーション
VELO Hyper Editionのカラーバリエーションは4種類。
「ブラック」「シルバー」「バイカラー2種(上ブラック&下シルバー/上シルバー&下ブラック)」の4種類です。


僕は上側がブラック、下側がシルバーのバイカラーを選びました。
VELO Hyper Editionのセットアップ・使用方法
セッティングとしては持ち手の位置を変更するボタンと、ケース・サイズを変えるためのボタンの操作を覚えればOKです。

あとは、中の間仕切りを留め具にセットすればすぐ使える様になります。

間仕切りは留め具で4箇所をパチリと留めるだけです。
鍵(TSAロック)の部分は三桁のダイヤル鍵になっていますので、別途ダイヤルの番号セットが必要です。こちらは付属の案内に従って慎重に行う必要があります。本記事では省略します。
VELO Hyper Editionを使ってみた
VELO Hyper Editionをテスト的に使ってみて色々と検証してみました。
ケースサイズの変更
ケースサイズは三段階に設定できます。
ミニマム【40L】→ミドル【56L】→マックス【72L】
の三段階ですね。
▼ミニマム・サイズ【40L】

▼ミドルサイズ【56L】

中間サイズで56Lですが、結構収納できそうです。
▼マックスサイズ【72L】

マックスは1週間前後くらいの旅行であればぜんぜんいけそうですね。
あるいは、行きはミニマムサイズで帰りは買い物やお土産なども収納しても十分余裕・・・なんて使い方もできそうです。
回避方法を探っていると、持ち手を持って垂直にケースごと持ち上げ、少し揺らすとボタンが機能する様になったので問題なく回避できました。
ジッパー
ジッパー部分はかなりしっかりしていて、耐久性は問題なさそうです。

ジッパーはケースの中で負担のかかる場所だと思うのですが、かなりしっかりとしている様だったので安心感はありました。
▼動画〜開閉の様子
時折、ケースの自重でジッパー部分に負担がかかってジッパー自体が閉まりづらい時がありましたが、スーツケースの構造上、仕方がないかな?と思われます。
ケースの状態を整えながら開け閉めをすれば問題ありませんでした。
キャスター
キャスターは大変快適で、かなりスルスルと動いてくれます。

二重のタイヤになっていますので安定感も良かったです。
家のフローリングの上で回すと、クルクルとスムーズに回って心地よかったです。
▼参考動画
収納性
実際に荷物を収納してみました。
二泊三日くらいの着替えとその他の荷物を想定して入れてみました。
▼収納した中身

三日分の着替えやランニング道具、MacbookとiPadとステーショナリーなどなど。
これをミニマムサイズのVELO Hyper Editionに収納しました。

まだ、全然余裕がありました。まだまだ詰められそうですがこの辺にして、さらに間仕切りをセットすればパッキング完了ですね。
ちなみにこのパッキングで重さは「9.39kg」でした。

いやーコンパクトにまとまって良い感じです。
耐久性
続いて気になる耐久性です。
特に海外など行く場合は国によっては乱暴に扱われて壊れたり・・・なんて話はよく聞きますので耐久性が低いと心配ですもんね。
VELO Hyper Editionは「50kg」の重さに耐えられる様に設計されているという事でしたので、体重50kgを切る(自称)というカーミー妻に協力してもらって耐久性を検証してみました。
まずはスーツケースに座ってもらいます。

全く問題なく座れました。
そして、危なげな感じもまったくありませんでしたね。
続いてスーツケースの上に乗ってもらいました。

こちらは本当に大丈夫かな?・・・と少し心配していたのですが、全く問題ありませんでした。
▼動画〜50kg耐久性テスト
メーカー
「VELO」という名称は2021年に中国で創業された「NeoLab Technology Limited」さんの手掛けるスーツケースブランドですね。
2023年に日本で初めて初代VELOの販売を行って成功をおさめたそうです。
「破壊的イノベーションでライフスタイルの新時代を定義する」ことをミッションとされているようです。
【公式サイト】https://www.veloluggage.com/
VELO Hyper Editionのスペック
VELO Hyper Editionのサイズとスペックをまとめました。
▼サイズ
サイズ | タイプ | 寸法 (cm) | 容量 (L) | 重量 |
SMALL | 機内持ち込みサイズ | 27cm × 39.5cm × 47cm | 40L | 本体のみ4.7kg |
MEDIUM | 預け荷物サイズ | 27cm × 39.5cm × 60cm | 56L | なし |
LARGE | 預け荷物サイズ | 27cm × 39.5cm × 72cm | 72L | なし |
▼スペック
項目 | 素材・仕様 |
外側素材 | 100%ポリカーボネイト |
内側素材 | ピーチスキンベルベット |
ハンドル | ABS + アルミニウム |
ホイール | ABS + ラバー |
仕切り板 | ピーチスキンベルベット |
総重量 | 4.7kg(本体のみ) |
VELO Hyper Editionのよくある質問Q&A
VELO Hyper Editionのよくある質問Q&Aをまとめました。
- 大きさを変える作業は誰でもできますか?
- ボタンを押して、スーツケースを上から下へ押し込むと小さくなり、ボタンを押して上に引き上げると大きくする事ができます。力もそんなに要りません。
- 大きさが変えられるので継ぎ目は耐久性が弱いのでは?
- スーツケースの上に座ったり、乗ってみたりしましたが、50kg以内なら問題ない強度を持っていました。
- 女性でも使えますか?
- サイズも持ち手の長さも変える事ができますので、どなたでも用途と身長に合わせて使ってもらえます。
まとめ
VELO Hyper Editionをしばらくの間、テスト的に使ってみました。
率直な感想としては「かなり満足度が高い」です。
もともと僕が持っていたスーツケース観は「スーツケースってバカデカくて野暮ったいもので選択肢が少ない」でした。
でもVELO Hyper Editionを使った事でスーツケースに対する価値観が全く変わってしまいました。
VELO Hyper Editionはスーツケースを「大きくて足手まといの場所を取る面倒なやつ」から「スマートで臨機応変に対応できるクールなやつ」にイメージを変えてくれました。
家で保管するときも最小限の大きさになってくれる事も抜群に便利です。保管場所も少なくて済みますしね。
ミニマリスト好きな僕としてはスーツケースは今の所「VELO Hyper Edition一択」だな!と感じています。
そして、VELO Hyper Editionを相棒に出かける旅行が楽しみでなりません。早く旅行の計画をせねばですね!
こんな気持ちにさせてくれるのも、きっと「VELO Hyper Editionならでは」ですね。