デスクワークをする方にとって机と椅子はとても重要です。
特に身体を預ける事になる椅子は作業の効率や体への負担、ひいてはメンタル面にも大きく影響します。
FlexispotオフィスチェアC2は、そんなデスクワーカーの味方です。
この記事ではFlexispotオフィスチェアC2をしばらくの間、実際に使ってみながら、いろいろと試してみた結果を元にリアルに感じた部分を中心にレビューしていきます。
FlexispotオフィスチェアC2は是非最後まで読んでみて下さい。
目 次
FlexispotオフィスチェアC2のメリット・デメリット
FlexispotオフィスチェアC2のメリットデメリットをまとめてみました。
- 抜群の安定感
- 疲れないフィット感
- 頭・腰などのサポート
- 身体に合わせた細かい調整ができる
- 価格が高め
- マニュアルが少し分かりづらい
このレビューはメーカーさんに製品をご提供頂き、Studio Kamix(スタジオ・カミックス)の「メーカーさんに忖度しない」レビュー・ポリシーにご同意いただいて制作しております。m(>o<)m
FlexispotオフィスチェアC2の開封
それでは開封していきます。
大きな段ボール箱に入って届きます。本体は23kgありますので、中々の重さです。
二階などへ運ぶ場合は念のために大人二人で運んだ方が良いですね。
中を開けると3段に分かれてパーツが納まっていました。
しっかりと梱包されていて緩衝用の段ボールもセットされていました。
付属品一式
中身を一式取り出しました。
- 本体座面
- 本体背面
- 本体脚部
- アームレスト
- ガスシリンダー支柱
- キャスター部
- レンチ&ネジ&金具類
- マニュアル類
それぞれのパーツを見ていきます。
▼脚部
▼座面裏側
▼座面
▼背面
▼アームレスト
▼マニュアルとレンチ&ネジ他
ネジは4本だけですので、組み立ては比較的シンプルに構成されているのが伺えます。
FlexispotオフィスチェアC2のセットアップ・組み立て方法
さっそく組み立てを行なっていきました。
パーツを並べて組み立てをスタート
アームレストを座面につけるための固定用パーツを組み上げます。
この固定用パーツの組み立て方がマニュアルでは分かりにくいので少し苦労しました。
STEP.2で組み立てた固定用パーツを使ってアームレストを座面に取り付けます。
左右両方をつけるとOK
続いて背面部を座面部に取り付けます。
取り付けには大きなネジを2本、レンチでしめてしっかりと固定します。
続いて足元の脚部を組み立てます。
キャスターを5個取り付けて、ガスシリンダー支柱を真ん中に挿せば完了です。
最後に脚部の支柱を上部の穴に挿せば仕上がりです。
以上で完成です。
アームレストを座面パーツに取り付ける時に金具を組み立ててネジ留めするのですが、マニュアルの説明が分かりづらくて少し苦戦しました。
日本語のマニュアルがもう少し分かりやすくなるとベターですね。
FlexispotオフィスチェアC2の見た目
それでは組み上がった本体を見ていきます。
かなりしっかりとしていて安定感が半端ありませんでした。
組み上がって気づいたのですが、FlexispotオフィスチェアC2は背面がとても美しいですね。
シンプル且つ曲線が綺麗でうっとりとします。
シンプルですが、背もたれのメッシュ部分が半透明で透けているのでとてもシャープで洗練されたイメージを受けます。
デザイン性
とにかく、デザインが秀逸ですね。
エルゴノミック・デザインということで人間工学に基づいたデザインが美しさにつながっていて、全体的にデザイン性がとても高いなと感じました。
オフィスでもシックなオフィスからカジュアルやナチュラルなオフィスにも合わせやすそうです。
ウチの天板がナチュラル竹テイストのFlexispotさんのスタンディングデスクと合わせてみました。
ナチュラルテイストの天板ですがしっくりと合ってくれました。
▼ウチで使っているスタンディングデスク
FlexispotオフィスチェアC2の使ってみた
やはり椅子は使ってナンボ!しばらく使ってみた感じを項目別にまとめていますので参考にして下さい。
調整機能
FlexispotオフィスチェアC2にはいくつもの調節機能があります。
それらを全て自分の好みにカスタマイズすると快適さがかなりアップしますね。
座面の「高さと奥行き」は座る姿勢に大きく関係するので重要ですね。
ついで背もたれのリクライニングもリラックスするためには大事です。
アームレストは「高さ」「角度」「前後位置」「内外の位置」の4つの調整が可能です。
▼アームレスト可動
細かく調整して自分のベストポジションをつくるのが楽しいですね。
背もたれの腰の部分も調整が可能です。
ここが腰に当たると少し腰のサポートになりますので、とても良い感じでした。
ただ、マニュアルに書いてある調整の仕方が分かりにくかったのが、もったいなかったです。
僕の場合はマニュアルや製品HPと紹介動画を見ながら、いじっている内に分かりましたが、マニュアルだけでは中々理解が難しいですね。
Flexispotさんの紹介動画が一番分かりやすかったのでこれを見ながら調整するのが良さそうですね。
強度・耐久性
続いて大事な安定性と耐久性についてです。
組み立てているとFlexispotオフィスチェアC2はかなりしっかりと安定している事が分かりました。
実際に気になる部分をちょっと厳し目に動かしてみました。
▼背もたれ部分強度テスト
かなり力を加えて動かしてみましたが、全くモノともしていない様子で頑丈さが伺えました。
続いてアームレスト部分も力を加えてテストしてみました。
▼アームレスト部分強度テスト
こちらも可動部分が多いのですが、ちょっとやそっとでは壊れそうにないですね。
全体的に強度が高くてかなり耐久性は高いと感じました。
安定性
続いて安定性です。
足元の脚部は重さもあり、その上はガスシリンダーが備わっていて、さらにその上にがっしりとした本体が乗っているのでとても安定しています。
試しに椅子を回転させてみると音もなくクルクルと回ります。
▼回転している様子
大変スムーズに回転しているのが分かると思います。
座っていても椅子の重心がしっかりと安定していてブレがないので安心して身体を預けられました。
座り心地
肝心の座り心地ですが、ウレタンの座面とメッシュの背もたれの両方ともがとても心地が良くて満足感は高いです。
メッシュの背もたれは少し頼りないのかな?とも想像していたのですが、全然そんな事はなくて心地よいホールド感で身体を任せるのが心地よいです。
ウレタンの座面もしっかりと体重を支えてくれていましたので、長時間座っても疲れませんでした。
座面ウレタンと背もたれメッシュの触った感じは動画を見てみて下さい。
▼座面ウレタンと背もたれメッシュ動画
アームレスト&ヘッドレスト
FlexispotオフィスチェアC2はアームレストとヘッドレストがともに付いていますが、どちらも優秀でデスクでの作業中に手を休めたり、リクライニングに背中をもたれて少し休憩したい時にとても良いです。
アームレストはパソコンの入力作業をする時の肘置きにも使えます。
机の上に肘を置くと、かなり机の奥まで体がいくのですが、アームレストに肘を置いて作業ができるのは中々良いですね。
ヘッドレストは作業中に少し休みたい時、頭まで椅子に預けてリラックスできるので束の間の休息の質がアップします。
腰サポート感
背もたれの腰部分が可動しますので腰をサポートしてくれるのですが、これがとても良かったです。
僕はついつい姿勢が悪くなりがちなのですが、このサポートがあると骨盤が寝るのを抑制してくれるので自然と姿勢が悪くなるのを防止できます。
▼腰サポート調整動画
僕の様な座った時に骨盤が寝がちな方はこういう腰サポートがあると良いですね。
メーカー
メーカーさんである「FlexiSpot」についてまとめてみました。
どこの国のメーカー?
FlexiSpotさんは実はメーカー名ではなくて1998年アメリカで設立されたブランド名の様ですね。
日本での法人さんは「Flexispot Japan株式会社」さんと云う様です。
▼詳しくはHPをご参照下さい。
役員の方々は中国系のお名前なので中国系の会社さんかと推測されます。
日本法人の本社は埼玉県にある様ですね。
ベトナムに工場があったりFlexiSpotの製品自体はアメリカ・日本・ヨーロッパ・カナダで販売されていて、かなりグローバルに展開している企業さんですね。
世界的にもスタンディング・デスク等の分野では大きいシェアを持っている企業の様なので安心感がありますね。
アフターサービスは安心できるか?
FlexispotオフィスチェアC2の気になる保証期間は基本的に「5年」となっています。
せいぜい1年の保証というのが相場だと思いますが、5年間も保証してくれるのはありがたいですね。
FlexispotオフィスチェアC2のスペック
FlexispotオフィスチェアC2のスペックをまとめました。
FlexispotオフィスチェアC2 | |
価格 | ¥58,320 |
背もたれ素材 | メッシュ |
座面素材 | モールドウレタン |
最大リクライニング | 90〜130度 |
アームレスト | 4D |
ヘッドレスト | 2D 上下調節5cm/角度調節42度 |
座面前後調整 | 可能(5cmの調整範囲) |
座面昇降調整 | 可能(42〜50.5cm) |
耐荷重 | 136kg |
カラー | ブラック |
重量 | 23kg |
梱包サイズ | 88 x 68 x 40cm |
保証 | 5年間 |
生産国 | 中国 |
FlexispotオフィスチェアC2のよくある質問Q&A
FlexispotオフィスチェアC2のよくある質問Q&Aをまとめました。
- 誰でも組み立てできますか?
- レンチでネジを留める工程がありますが、それほど難しくないので、ネジ締めなどの作業ができる方であれば組み立てできます。
- 体重が重くても大丈夫ですか?
- 130kgの対荷重で、体重の重い方でも130kgまでであれば心配ありません。またチェア自体も大変安定感がありますので座っていても安心です。
- アームチェアやヘッドレストは外せますか?
- アームチェアは外せる様になっていますがヘッドレストは外せません。
まとめ
FlexispotオフィスチェアC2は名前がオフィスチェアですが、デスクでの作業をするすべての方向けのワークチェアですね。
全てのデスクワーカーは毎日何時間も椅子に座ることになると思いますが、その相棒である椅子の重要性はとても大きいですね。
長時間、身体を預けるモノだから自分に合った調整ができる事が重要ですが、FlexispotオフィスチェアC2はかなりフレキシブルに調整できるのが魅力です。
その上、リラックス時のヘッドレストなども装備していて、正に安心できるワーク・パートナーですね。
ちょっと怖いのはこのレベルの椅子でデスクワークすると、元に戻れないことですね。
僕は社畜なので残念ながら職場は支給された椅子で作業していますが、圧倒的な差があるので正直困っています。
家での作業環境と違いすぎて不満がたまっていくので少しストレスに感じつつ・・・という状態です。
その内、職場の椅子も自前でなんとかしようかな・・・と検討中です。
FlexispotオフィスチェアC2はこんな風に日頃のデスクワーク環境を大きく変えて作業の効率を上げてくれる素晴らしいチェアでした。
金額がやや高いのとマニュアルが少し分かりにくいのがウィークポイントでしたが、素晴らしい安定性と快適性をもたらしてくれてデスクワークが楽しくなる上に、美しいデザインでついつい愛でたくなるのはポイント高いですね。