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珈琲スタンド「二条小屋」〜手淹れ珈琲とジャズレコードと「ハウルの動く城」のような生きているお店に目の鱗がボロボロと落つ。

京都珈琲スタンド二条小屋

こんにちは、

スタジオ・カミックス管理人のカーミー@StudioKamixです。

(➡︎プロフィールはこちら

 

先日、息子のオープンキャンパスに便乗して

京都へ行ってきました。

▼その時の模様はこちら

淡路大橋〜京都へ 4連休を利用して、京都へ小旅行に行きました。

 

コロナ禍の中での小旅行でしたので

家族で話し合って、感染予防にかなり気をつけての旅でしたが

おかげで、無事戻ることができました。

 

息子がオープンキャンパスに行っている間、

奥さんと二人で

僕が前々から行ってみたいと切望していた

高城剛さんオススメの珈琲スタンドに行くことができて、

念願が叶いましたので

ブログに書かせてもらいます。

 

「二条小屋」という珈琲スタンドのご紹介です。

 

お写真はほあまりありません。

なぜなら僕がチキってしまって

写真が撮れなかったからです。(お恥ずかしい)

なので、今回のブログは文字メインのブログとなりますが、

とても心にのこった珈琲スタンドでしたので

文章での皆さんに伝えたいと思います。

(お写真も少しだけあります。)

珈琲スタンド「二条小屋」

その名も珈琲スタンド「二条小屋」と云って

京都の二条城のすぐそばにある

本当に小さな小さな珈琲スタンドです。

 

Google Mapの指示に従ってホテルから約30分の道のりを

歩いて行ったのですが、

せまい京都の路地を通るのはとても楽しい体験でした。

 

「目的地周辺です。」

と云うGoogle Mapの音声案内を聞いた時、

「えっ?どこどこっ?」となりました。

小さな古い小屋が現れる

奥さんが「あそこじゃない?」と指差す方を向くと

通りから少し引っ込んだ場所に佇む小さな小屋が見えました。

「んっ?・・・・あ!ほんとだ、あれだ!」

想像していたよりもかなり古い小屋の佇まいに驚きます。

 

失礼を承知で表現すると

何も予備知識がなければ入ろうとは思わない様な見た目。

しかし、第一印象とは全く異なる「素敵なお店」だと云うことが

あとで分かります。

 

小さなお店の、小さな木の扉を

恐る恐る開けてみようとすると

中から若い女性の二人連れが出てきました。

ちょうど帰る所だった様です。

 

まだ、中にもお客さんがおいでるようで

中から僕らを珍しそうに見ていました。

「なんだか、気まずいな・・・・」と思いつつ

店の中に入ると、そこはいくつかの電球の明かりだけが灯った

奥へと伸びるとても暗い空間で、

バーカウンターが奥へとL字型に伸びていて

スツールはありませんでした。

椅子のないお店で立って飲むスタイル

スタンドなんで立って飲むスタイルなのか?

もはや来るところを間違えたのか?

手前に陣取っていた年配のカップルらしきお客さんの背中を横切り

なんだかよく分からないまま奥へと進みます。

 

お店の人らしき人は忙しそうで僕らの存在は気にしてない様子。

「やばい・・・すごいユニークなお店だけど

しきたりが分からんのでどうしたら良いんだろう?」

・・・と困っていましたが、

店の中を見回すとその佇まいの良さに目と心を奪われます。

巨大なスピーカーが店内を支配する

店の奥にあるひときわ巨大な木製スピーカーからは

古いトランペットのジャズが流れる。

横倒しで並べられた

巨大なスピーカーの上にはレコードがターンテーブルで回っている。

 

反対側のスピーカーの上には

今かかっているジャズのレコードジャケットが飾られていて

アーティストは誰だったか?覚えられなかったけど

音はかなりクラシックな音だったので

古いアーティストだと思う。

でも、とても好みの音楽で一人テンションが上がる僕。

 

お店に合った、とっても良い音でうっとりしました。

あとで、思い切ってマスターに尋ねると

スピーカーは「JBL」の古いウーハースピーカーを

大きな木製のスピーカーキャビネットに組み込んだ

珍しい代物なんだとか。

メニューにやっとありつく

すっかり店内の様子に感心してあたりを見回していると

ずっと放ったらかしにされていた僕らの所に

マスターが小さいグラスに入れた水を持ってきてくれました。

そして、小さなクリップボードにはさんだメニューを

その後持ってきてくれました。

京都珈琲スタンド二条小屋

▲辛うじてとった写真が何枚か。

やっとメニューにありつけた僕は

ここぞとばかりに深煎りのサントスという豆をオーダー、

奥さんは水出し珈琲を頼みました。

京都珈琲スタンド二条小屋

▲こちらも、こっそり撮った写真(すんませ〜ん)

豆を贅沢につかう珈琲

オーダー後、マスターがかなり古くて大きなミルで

豆を挽いてくれます。

そして、手際良く珈琲を淹れる準備を終えて

僕の目の前で淹れてくれました。

京都珈琲スタンド二条小屋

たっぷりの豆で、贅沢に淹れてくれるのですが、

マスターの手際が良くて、あっという間に出来上がります。

豆をケチらない淹れ方は圧巻!

思わず「うおっ!」と声が漏れます。

京都珈琲スタンド二条小屋

出来上がった一杯は

もちろん「極上」でした。

惚れ惚れするほどの美味しさで、

ちびりちびりと飲むのですが・・・、

少しずつ無くなっていくのが惜しい・・・。

 

もっと飲みたい気もするけれど

不思議と満たされてしまう美味しさ。

今思うと・・・、

今までで飲んだ珈琲の中で一番美味しかったのではないだろうか?

 

僕は珈琲が好きで、ガブガブと飲むタイプだけれど、

本当に美味しい珈琲は

少しで良いものなのですね、きっと。

マスターのお人柄

マスターは一見すると、とても気難しそうな方で、

正直、声をかけづらい感じだったけれど

話しかけるとしっかりと受け答えをしてくれてありがたかった。

 

帰り際に「とても美味しかったです。」

と伝えると

嬉しそうな笑顔で返してくれた。

 

何も知らないので失礼な話なんだけれど

実直で、朴訥で、純粋な方なんだろうと

勝手に思いを馳せたのでした。

僕の中で日本一の珈琲スタンドに

僕は他に珈琲スタンドの比較対象を持ち合わせていないけれど

その日のウチに、

いや、店を出た瞬間に

僕の中で「二条小屋」は日本一の珈琲スタンドに認定された。

こんなお店は見たコトも聞いたコトもない。

 

さすがは世界を股にかける高城剛さんがすすめるだけあって

きっと世界にも通用するお店なんじゃなかろうか?

って思う。

手づくりのお店について

お店のつくりについて書きたらなかったので

補足させてもらうと、

店内にはよく見ると手作りのベンチらしきものもあって

疲れた人は座れる様にもなってる。

どうも、DIYで店の中をあちこち

手を入れている様だった。

 

屋根にトタン板や波板が使われてる部分もあって

空が透けて見えるところがあったり

壁もあちこち崩れそうなトコとかもあったけど

全てが良いバランスで整えられていて

素敵な空間を保っている。

 

新築の小洒落た珈琲ショップでは

絶対に味わえない空間。

こんな空間をつくるマスターに

僕はすっかり憧れてしまった。

 

帰りがけには、外観を納めさせてもらった。

京都珈琲スタンド二条小屋

味のある佇まいで、

僕はあの名作アニメ「ハウルの動く城」の

生きているお城を思い出した。

 

絶妙のバランスでそこに立っていて、

珈琲好きのお客たちを毎日迎えいれる。

まるで生きているかの様な佇まいが

とても魅力的だ。

 

建物はこうでなくてはいけない!

お店はこうでなくてはいけない!

といった既成概念がガラガラと音を立てて崩れていった。

 

いろんな意味で考えさせられる珈琲スタンドだった。

素晴らしい珈琲スタンド「二条小屋」

帰りに豆を買う

写真を猛烈に撮らせてもらいたかったのだけれど

虫が良すぎる・・・とこらえ、

 

帰り際に、「豆は買えますか?」と尋ねると

売ってもらえると云うコトだったので

この日に飲んだ「サントス」を200g買って帰った。

珈琲スタンド二条小屋

▲こちらが買った豆が入った袋

変わった豆の袋だな・・・と

帰り際はよく見てなかったのだけれど、

 

あとから、よく見てみると

袋もオリジナルで手づくり。

面白いな・・・、

よく見ると・・・・、

珈琲スタンド二条小屋

手書きでイラストと文字が描かれていた。

なんとも・・・・オリジナリティが素敵だ。

生きている珈琲スタンド

やっぱりこの店は生きている。

隅から隅まで。

 

血が通ったお店って

こんなにも素敵なんだと

おっさんの目の鱗は、

京都でボロボロと剥がれ落ちたのだった。

いや〜知らない間に目がずいぶんと曇ってる・・・、

お恥ずかしい・・・。

 

美味しい珈琲と

目の鱗が剥がれ落ちる気づき、

マスター、ありがとうございました。

またすぐにでも、行きたいお店でした。

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