目 次
つらさを忘れてしまうスポーツ「マラソン」
毎度の事だけれど、
フルマラソンを走るたびに25kmくらいで気づく・・・・・というか思い出す・・・。
「あ!またやってしまった・・・・こんなにしんどくなるのを忘れてた・・・・これを覚えてたらエントリーしないのに・・・」って。
25km〜30kmあたりって僕は苦痛がピーク。なぜかって云うと単純に「しんどい」のと、あちこちに「痛みが出始める」のも要因なのだけれど
最も大きいのが、その後の事を想像するとゲンナリする。
今現在こんなにしんどいのにあと17キロこれを続けなくてはいけないのか・・・?という事実にやられてしまう。
そう、想像力でつらくなってしまうのだ。
逆に云うと30km越えてからは精神的に徐々に楽になっていく。身体は確実に弱っていっているのだけれどだ。
つまりフィジカルとメンタルの両方でしんどさが決まるんだよね!
そう考えるとマラソンって意外とメンタルスポーツ面が強いなぁ・・・という気づきを今回得た。(え?今頃?)
しかし、ゴールすると喜びと達成感の方が勝ってしまって、辛かったのを半分くらい忘れてしまう。
で、エントリー時期の9月ごろになるとすっかり忘れてしまって「ポチッ」とエントリーしてしまう。
人間は本当に忘れる動物です。神様がその様に創って下さってます!(笑)
雨地獄のはじまり
話を戻して、
今回のマラソンは初めて雨に降られ、地獄を味わった。
最初は群衆の中で盛り上がって「雨でも意外とイケそう!」って甘くみてたんだよね。
いよいよ龍馬マラソンスタートです! pic.twitter.com/ZbzqXgKY6h
— Studio-Kamix (@StudioKamix) February 15, 2020
異変に気づいたのは20kmあたり、高知龍馬マラソン難関のひとつ「浦戸大橋」だ。
橋の角度がエグいので僕は毎年浦戸大橋は歩いて登るようにしている。
浦戸大橋到着!
二十弱、ふくらはぎ吊りましたー
ぎゃー pic.twitter.com/clYtOYPSTR— Studio-Kamix (@StudioKamix) February 16, 2020
今回も歩いて登ったのだけれど、橋の頂点を過ぎて下りに入った時に足に異変が・・・・。
左脹脛君が攣りかけている・・・・おやおや?と思いながら少し脇に寄って軽くストレッチをしてみたところかなり脹脛がやばい・・・・。あれ?こんなところで?おかしい?と思いつつ、
少しマシになったので橋の下りを走ってみた。
すると今度は膝上の筋肉が悲鳴をあげるビクビクゥ!思わず「うわっ」と声が出て走りを止めた。
歩く分には大丈夫みたいだけれど走って下りていくのは無理の様だ。
仕方なく下りも歩くことに・・・。
足攣り祭り
そこからはもう足攣りとの闘い!
ビクッとなるまで走っては、その後歩く・・・・マシになったら走って、しばらく走ってビクッとなったらまた歩く・・・を繰り返す始末。
最早両足の脹脛と膝上と足の付け根の計6箇所、いつでも攣れるスタンバイOK!
ちょっとキッカケさえあればイケる感じ。
仕方がないので攣る直前まで走って、攣る寸前で歩く、を繰り返す最早よく分からない競技になってしまいました。
あまりにアチコチが攣りがひどいので途中のエイド(補給所)に居る理学療法士さんにマッサージやストレッチをしてもらう・・・。
初めての経験だったけど、すごくよくしてくれて助かった。ありがたや。
その方の話だと、今日は天候が悪いので低体温症に陥ってる人が多い。つい先ほども低体温症で途中棄権した人が居たと教えてくれた。
やはり冷えが攣りを誘発している様でした・・・・。まあ、雨で上から下までぐっしょりだからね〜。
ちょっと暖かいスポーツドリンクを呑ませてもらって若干回復。
あまりの足の攣りっぷりにすごく心細かったのでメンタル的にも少し回復。
しかし、その後も足攣りと戦いながら走り(歩み)を進めていったのだけれど、もうゾンビ状態・・・・。
騙し騙しでなんとかゴールまで漕ぎ着けることができた。
最後のトラックはせめて走ろうと思っていたけれど、もう足攣りはピーク状態で全く走れず・・・・歩いてゴールイン。
自己最高には遠く及ばず5時間20分もかかってしまいました。
ゴールしましたー。 pic.twitter.com/L1fFJXq2Yr
— Studio-Kamix (@StudioKamix) February 16, 2020
しかし、このバッドコンディション!途中何回か棄権も考えましたが、「最後まで走りきる」だけを頼りになんとかゴールまでこじつけた感じです。
上出来としたい。
途中カッパを着た人の群れの中でひたすら走っている時に、意識が朦朧として
「僕たちはゾンビで群れで移動してるのでは・・・?」というよく分からない錯覚に陥った。
当て所なく彷徨い走り続けるゾンビランナー達はいったいどこへいくのだろう・・・・?みたいな・・・・(笑)
少しだけゾンビの気持ちが分かった様な気がします。
ウォーキングデッドの見過ぎですね(笑)
もしまた雨の中を走る時はゾンビランナーになって無心で臨まないといけないですね!
ただ、正直次回の雨天マラソンのために残せる知恵がない・・・・。
あるとしたら走り終わった後の替えの靴を持っていく事を忘れない様にする・・・・くらいかな・・・?
あと、今回はTwitterでも応援を頂けてすごく励みになりました。
お言葉頂いた皆さま!ありがとうございました!